2011年12月25日日曜日

花のある生活

ヒトの五感は脳で感じているのですが、中でも嗅覚は鼻の中の嗅細胞から
電気信号に変換されて、直接大脳辺縁系に情報が伝わります。

大脳辺縁系は本能、情動の座といわれる場所。

香りは好き嫌いや感情に直結!ということです。

うるさい音はある程度我慢できても
いやな臭いはちょっとでも我慢できないと私たちは日常生活で経験済み。

逆に良い香り、好きな香りは嗅ぐだけで体調に影響を及ぼすと
考えられています。これを応用したのがアロマテラピーと言えます。
(ハーバルセラピストの授業でちょっとだけかじりました)

昨日、水仙を頂きました。箱を開けた途端に素敵な香りがふわっと広がりました。
水仙は冬の季語なんだそうですが、香りは立派に春を感じさせます。

本格的に寒くなって来たな〜底冷えするな〜イヤだな〜と
寒さが不得意な身にはちょっと憂鬱な季節。

そんな寒さの中でも花の香りを嗅ぐと気持ちは明るくなるものですね。
改めて香りのもつパワーに感動しました。

(元・フラワーデザイナーのクセに部屋に花を飾らないワタシ。
大いに反省m(_ _;)m)



2011年12月14日水曜日

適応力

エベレスト級の山への登山経験がある人の血液には登ったことがない人に比べ、
低酸素による体へのダメージを抑える酵素が約6倍も多くなることが順天堂大学
の研究で明らかになりました。

酸素が薄い8千メートル級の山に登ると、老化につながると考えられる活性酸素が発生しやすくなり、体に負担が。しかし、酸素が 薄い状態が続くと「高地馴化(慣れ)」と呼ばれる現象が起きるそうで、70歳を過ぎてエベレストに2回登頂した三浦雄一郎さんも登頂時には高度をゆっくり上げて体を慣らしていくそうです。

登山経験者は、体内にダメージを防ぐ働きのある酵素「HO―1」が約6倍多いことがわかったそうで、未経験者でも、低酸素室で高地トレーニングをすると、この酵素を作るのを促す遺伝子の働きが活発化。経験者は最長で半年、酵素の高い値が続いたそうです。

人間の適応力ってすごいですねー。
元々持っている遺伝子の働きが環境の影響で変わるわけですね。

一時、遺伝子がすべてを決めていると思われていました。今では逆に外部環境(栄養も含め)が遺伝子の働きをコントロールする事実がいろいろ発見されてきています。

それが私たちのカラダの可能性と考えるとワクワクしますね。



2011年12月10日土曜日

オリーブオイル

今日はお友達のオリーブオイルソムリエYokoさんの
セミナーに参加。

ワインにヌーボーがあるように
オリーブオイルにもノベッロ。

わざわざトスカーナの生産者さんから直接持って帰って来て
頂いたオイルを贅沢にもテイスティング。













オイルは27℃に温めると香り立つということで
掌で大切に包んですこしずつ香りを嗅ぐ。

何せ日常がバタバタしているもので、こんなにゆったり
オイルの香りを嗅ぐということが、とても癒されます。

自然の植物がもつ個性というかプロフィールというか。
そのオリーブが生まれ育った遥か(行ったことも無い・・(^_^;)
トスカーナの地に思いを馳せ。

今回は小豆島のオリーブオイルもテイスティングしました。
イタリアと同じ品種であっても育った土壌のすべてを吸い上げることで
瀬戸内の優しい自然を感じさせる柔らかな香りと味。

和食に合いそうな穏やかな風味。

ワインにテロワールを感じた時の様な感動でした。

イタリアではオリーブオイルの等級に厳しい規格があるようですが
日本はその規格に加盟していないとか。

なんというか・・・つまり・・・無法地帯?

オリーブオイルというと「ニオイが苦手」という方も多いですよね。
それはオリーブの香りではなく、きっと抽出用の溶剤ヘキサン(ベンジンの
仲間)の臭い。そのインプレッションでキライになってしまうのは本当に
勿体ないです。

最初に何に出会うか。
すごく重要なのではないでしょうか。















生ハム&ルッコラ、ああ悩む。
どのオイルをかけようか・・・?















香りも味もバランスが良かった「3番」のオイル。
パッケージもステキ!

2011年11月28日月曜日

肉とがん?

国立がん研究センターが28日、発表。

肉を多く食べる日本人は大腸がんになるリスクが高いことが、約8万人を対象にした約10年におよぶ国立がん研究センターの追跡調査で判明。

牛や豚などの赤肉を食べると大腸がんのリスクが上がることは、世界がん研究基金と米がん研究協会が報告していたが、今回の大規模調査で日本についても裏付けられたようです。

岩手や長野、茨城、沖縄など9県在住の45~74歳の男女約8万人を対象に、1995年から2006年まで追跡調査。このうち大腸がんになった 1145人(結腸がん788人、直腸がん357人)について肉類の摂取量との関連を調べたところ、摂取量と結腸がんに関係がみられたとのこと。

男性は、肉類全体の摂取量が最も多いグループ(1日当たり約100グラム以上)のリスクが、最も少ないグループ(同約35グラム未満)の1・44倍だっ た。女性でも、赤肉(牛と豚肉)の摂取量最大のグループ(同約80グラム以上)が、最少グループ(同約25グラム未満)の1・48倍に上るという結果になったようです。

ワタクシ、別に食肉協会の回し者ではありませんが・・・

牛肉や豚肉はアミノ酸スコア100(人間のカラダで利用率が高い)の貴重なタンパク源。

タンパク質は絶えずカラダの中で必要とされている最重要の栄養素で代えがきかない
栄養素です。
このニュースで単に肉断ちをしてますますたんぱく質不足になる女性が増えてしまわないか心配です。

こういう疫学研究の結果というのはそのまま日常生活に直結させてしまうのはアブナイ
という印象を受けます。どうしても報道されたとたんに「肉=発ガン」という極論にすりかわ
ってしまいがちです。

肉の発がん物質を押さえ込む野菜の効果
あるいは
肉に代わるアミノ酸スコア100の食品など

偏らないように摂取の工夫を提案していきたいと思います。

2011年11月25日金曜日

期待値MAX

インドに旅した知り合いの方から
アムラというヘアオイルを頂きました。

どうやらインドのアーユルベーダで使われる
オイルで髪といえばアムラらしいです。
育毛、白髪によいとかで、特にコシをだすのに
優れているそうな・・・
ビタミンCも豊富に含まれていることから抗酸化
物質としても注目をされているようです。

口から摂る食品だとちょっとコワイけど、塗るもの
だったら・・・ということでチャレンジ。

シャンプー前に地肌に塗ってマッサージ。
昔懐かしい「ヘアクリーム」の香りがするのですが
これがなかなか!

髪にコシが出た気がするのはプラセボ効果?

パッケージの写真みたいな黒髪になりますようにと
願いをこめつつ。


2011年11月22日火曜日

That's 中年太り

そこにはかつて見たこともない数字が・・・

なにっ?この体重!?

近頃、やたらに

服が縮んでるなー・・・
やっぱり安物はダメなのかー・・・

と思っていたら。

服が縮んだのではなく
私が大きくなっていたとは!

25年間、体重も服のサイズも不変だったのに。

「ふふふ。由美かおるに(古い?)負けてないね」
と思っていたのに。

あれほど
「細胞のミトコンドリアは母譲りなんですよー」
「お母さんの体型みてくださいねー」
とセミナーで言っていたのに。

見事に中年太り

年齢とともに体重1キロ当たり消費できるカロリーは少なく
なります。ちょうど私の年齢になると若かりしころよりも
体重1キロ当たり1kcalほど少なくなるんです。

1kcal×体重(kg) 余計に食べた計算になるということですね。

一日のカロリーとしては「なんだそんなもんか」と
思うのですがこれが365日続くとそれだけで年間3キロほど
脂肪が増えてしまうという計算になります。

節制できているならその程度の体重増加ですが
そんな聖人君子みたいな人はいないので
つい運動不足やら過食やら間食やらでエクストラカロリーを
確実に積み立ててしまうのです。
(教訓:貯金と脂肪は反比例)

ということで一昨日からセミナーの内容通りのダイエットに
突入しました。

I will show you!

※お願い
私にエサを与えないでください・・・


2011年11月17日木曜日

体内時計リセット!

少々、自宅を離れておりました。

通信環境があまり良くなくて更新がままなりませんでした。

インターネットがあるのが当たり前な日常になってしまうと
通信ができないだけでいきなり非力になってしまい
困ってしまいました・・・

さて、日常を離れるとやたらに健康的な生活となるもので
朝早起きし、しっかり朝食をたべ、一日10kmちかく歩く。
と非常に望ましいライフスタイルを送っておりました。

人間の体内には生体リズムを刻む時計が2種類あり
メインは脳の視交又上核というところ。
これは光の刺激で動いています。

もう一方は末梢の細胞にある時計。これは食事の影響を
受けると言われています。

光と食事。
これで体内時計を調整していく訳ですね。

このまま、うまく健康的にリズムが刻めればラッキー♪

どこかで夜更かししちゃうと終わってしまいそうで怖い・・・
まさに薄氷の上。

体内時計、実践するのはなかなか難しいです(^^;















時計リセットの理想的メニューは
タンパク質と糖質の組み合わせだ
そうです。

2011年11月5日土曜日

丸じゃなくてヒモ?

郷に行っては郷に従うのか・・・?

先日、国立感染症研究所 協力研究員 中山幹男先生の
「紅茶とインフルエンザ」の講演を聞きました。

何が驚いたって。

「インフルエンザウイルスは丸い。」













と思い込んでいませんか?

実は!

卵で培養したインフルエンザウイルスは丸くなるが

「通常のインフルエンザウイルスはヒモ状

ええーっ。
本当ですかっ!Σ(゚д゚;)

丸いところで培養すると丸くなるの!?
(↑きわめて非科学的発想?)

しっかり電子顕微鏡の写真を見せて頂きました。
本当にもずくみたいな形状でした。

ヒモ状なのでマスクの繊維の隙間を通れず引っかかると
中山先生はおっしゃっていました。

エピガロカテキンガレートというカテキンがいくつも
合体した成分がウイルスのイガイガにキャップをして
体内に侵入しにくくなるとのこと。

これから本格的なインフル・シーズン。

緑茶や紅茶を一時間に一度飲むだけでもノドの粘膜の表面に
ひっついたウイルスからからだを守れるようです。

うがいでなくてもOK。ただ飲むだけで効果があるようです。

つまり吐き出す必要がないので、お茶を持っていればいつでも
どこでもインフル対策ができるのがめちゃくちゃ便利!

マスク&お茶。冬の必須アイテムですね!

2011年10月29日土曜日

臨床栄養協会総会

年に一度の総会が終わりましたー。















一昨年は神戸、去年は名古屋と二回連続で出張を楽しみましたが
今年は東京・・・なんだか気分が盛り上がりません。














さて今回もいろいろなプログラムに参加してきました。

1日目
・アンチエイジングの展開と栄養学
・基礎栄養研究
・エピジェネティックと栄養
・食品が脳機能に与える効果の精神整理学的評価
・寿命と摂食
・コレステロールをどう考えるか

2日目
・代謝疾患に対する栄養戦略
・時間遺伝子と食事のリズム
・メタボ対策における大豆蛋白関連食品の有用性と意義
・鉄の機能
・亜鉛の基礎と臨床
・日本人の食事摂取基準と微量ミネラル

連続でいろいろ聞きすぎて、頭がゴチャゴチャになってしまいました。

また折を見てUPしますねー。
とりあえず、「体内時計」を狂わせないためにも今日は寝ることにします。
(↑にわか仕込み・・・)


2011年10月28日金曜日

飲んでもいいかな?

先日、夜、電車に乗ったら混んでいるいる中、やけに空いているゾーンが。

そこには真っ赤な顔の酔っぱらい中年男性が膝を中心とした回転運動中。
(まだマーライオンはスタートしていなかった・・・ほっ)

顔の真っ赤度合い、ハンパなかったです。
もうああなると気持ちがいいのか悪いのか・・・

さて先週のNR研修で面白かったのはアルコール代謝の講義。

なんとなくは知っているものの、あらためて生化学的に検証
していたのがとっても興味深かったのです。

じつはアルコール(エタノール)、その代謝物であるアセトアルデヒド。
いずれもWHOの発ガン物質リストの「発がん性は確実」グループに分類
されています。つまりレッキとした発がん性物質なのです。

どの位のリスクなのかというとそれは分解酵素を遺伝的にどの位持って
いるかということに大きく関わっています。

その指標となるのが「赤くなるか」

赤くなるということは肝臓で分解しきれないアセトアルデヒドが血中に移行
しているということ。アセトアルデヒドに発がん性がありますので、この
血中にあるということが既にアブナイ。

日本人の約50%がこの遺伝型に該当。

赤くならない人に比べて食道がん、咽頭・喉頭がんになりやすい。
リスクは飲酒量にもよりますが数倍から100倍だそうです。

(赤くならない人も飲めばリスクが上がります)

発ガンが怖ければ避けるのが賢明なアルコール。
でも、生活の楽しみでもあるのでうまくつきあいたい。

国立療養所久里浜病院の樋口先生が考案された簡易パッチテスト
がサントリーのHPでみられます。

http://www.suntory.co.jp/arp/check/patchtest/index.html

自分は飲んでもOKなタイプか知っておくのも必要ですね。

(ちなみに私は赤くなるタイプです (T▽T;))

2011年10月24日月曜日

本題より隣のウワサ話

今日は健康食品フォーラム。

アドバイザー仲間のKさんとも会場で遭遇。

フォーラムの内容は「健康食品の評価とその手法」
(申し込む前にタイトルでわかるだろー)

突如

ワタシニホンゴワカラナイヨー ┐('д')┌

の世界に突入。

Jones改変アルゴリズムが・・・
多評価者間κ係数が・・・
95%信頼区間は・・・

あぁ、妖精が飛んで来た・・・zzz

マブタ100kgに耐えかねたそんなとき。

近所にすわっていたオジサマが隣の人に

「T製薬が栄養ドリンクのCMを減らしたらいきなり売り上げ
が2/3に落っこっちゃったらしいですよー。CM減ると消費者は
あー、あれはもう終わっちゃったんだーって思うらしいんですよー」

って、そっちの話のほうが私にはずっと面白いぞ。

スミマセン。レベル低くてm(__)m















いつもキチンとした資料と
エヴィアンをご用意頂き感謝デス。














 
満席。圧迫感!

2011年10月23日日曜日

こころもとない

NRの研修でした。3部構成の長丁場

アメリカは国家予算から巨費を投じ、NCCAMという政府機関を
設置して本腰でサプリメントを含む補完代替医療を研究している
のに対し、かたや日本は?

平成14年から一応研究費がでて多少の研究はされているものの
それがいつまで続くのかもわからないらしい・・・

アメリカに比較するとどうにもこころもとない。

医薬品と違って確固たる基準やエビデンスが要求されず売ったもん
勝ちだったら、普通のメーカーはわざわざお金をかけてデータなん
てとりませんよね。

「皆さんが知っているような有名メーカーでも表示している成分が入って
いないなんてことはよく知られていますよね」

って先生はサラっとおっしゃいましたが・・・。

超高齢社会は不可避。

医療費削減のためにセルフメディケーションの一環としてサプリメントを
利用するのか。

健康食品やサプリメントの需要がおそらく増加するなかであくまで
健康被害防止のスタンスのみを貫くのか。

いずれにしても国の姿勢をそろそろ決めないと。


あーそれにしても5時間座りっぱなし。
お尻が痛かった・・・(^^;)














会場は日比谷公会堂。裏側が市政会館だって
昨日始めて知りました。東京では珍しくなって
しまった戦前の建物。結構好き。















長時間の研修後、気をとりなおして
痛いオシリのまま自由が丘でタイ料理。
からーい!おいしいー!と食べ過ぎで
違う意味でオシリが痛い・・・

2011年10月16日日曜日

ビタミンもまだまだ

「ビタミンの基礎から臨床応用まで」シンポジウムに話を
戻しましょう。

最近は「健康に良い成分」というとファイトケミカルに
お株を奪われた感のあるビタミン。
(本来はそーゆー問題ではないのですが、・・・)

でもビタミンなんて知っている!と侮るなかれ。

例えばビタミンD。
ビタミンBだCだEだと華やかで知名度が高いビタミン
に比べるといささか地味な印象は拭えない。

働きとしてもカルシウムの吸収を高めるとか
骨粗鬆症を予防するくらいしか思い浮かびません。

ところが地味な存在だったビタミンDに最近では様々な
機能が発見され、論文もうなぎ上りに増えているとか。
ここへ来て免疫やがん、高血圧などとの関連も浮かび
上がって来たようです。

今回もいろいろ新しい情報があり、発見の連続です。

ところで私たちが血液検査で一喜一憂する「基準値」
(自分の数値の右側に印刷されている数値)

あれってどう決めているんだと思いますか?

実は検査会社(SRLとかBMLとかMCMとか)の社員の
検査数値がベースになっています。
基準値とはその95%が入っている範囲だそうなんです。

したがって検査会社によってビミョーに違う。

思わず椅子から落ちそうになりました。

基準値がユルい会社はそれだけ社員の健康度が
低いんだろうか・・・

ある検査会社では対象を「ちゃんと食事をとっている
社員」にしたら基準値が変わったとか。

あ、前回に引き続きまた話がそれました。

その他、
・お母さんの栄養知識不足によるお子さんのビタミン欠乏症
(日に日に赤ちゃんが弱っていく・・・)
とか
・働き盛りの非アルコール性肝炎
(実際はアルコール飲まない人の方が多飲者よりも脂肪肝が多いらしい)
とか

いろいろ勉強させていただきました。















会場は東京工業大学キャンパスイノベーションセンター。
建物のど真ん中にムキダシのエレベーター。
しばらく口がポカン状態の斬新なデザイン。















会場は満席。お茶やお菓子も用意され
待遇はなかなかのものでした。
(それが尺度なのかっ?)

2011年10月15日土曜日

折しも

「ビタミンの基礎から臨床応用まで」のシンポジウムに参加してきました。

今日は折しも、慈恵会医科大学の創立者高木兼寛先生の命日だそうです。

明治時代、当時の日本軍では純然たる戦死者よりも脚気による病死、
つまり戦地ではない所で亡くなる兵隊さんが多かったのです。

いまでは、脚気と聞けば、あービタミンB1欠乏ね!なんて簡単に思って
しまうのですが当時はまだまだ原因不明の病気。

高木先生は海軍の軍医で脚気の原因は食事にあり、と軍隊の食事を
大改革。最初はタンパク質不足が疑われたようですが、結果白米を廃止。

対する陸軍では脚気の原因は何らかの病原菌という説を支持していました。

陸軍の軍医のトップは後に文豪となる、森林太郎(鴎外)。

陸軍からはいじめられ、海軍内部からも反発され四面楚歌。
しかし高木先生があきらめず食事の変革をしたことで海軍では脚気
による死者がほぼゼロになりました。

一方、陸軍はその後しばらく脚気による犠牲者を出し続けることと
なります。(作家としては優れた作品を残しましたが医者としては
果たしてどうだったのか・・・)

私たちが常識として当たり前に知っていることも、
いろいろな人間ドラマの上になりたっているんですねー。

もしご興味がおありの方は吉村昭著「白い航跡」(上下巻)が
おすすめ。相当面白いです。

あれ?

見事にシンポジウムの話からそれてしまいました・・
その話はまた次回。


2011年10月12日水曜日

臭いニオイは

おならで大腸がんの有無を調べる方法を名古屋大大学院工学研究科の
八木伸也准教授(量子工学)らの研究チームが開発したそうです。

2005〜2007年にがんの手術前の患者22人のおならの成分を調査。

大腸がん患者のおならと、健康な人のおならの成分を比較したところ
メチルメルカプタンという成分(腐ったたまねぎのニオイ)が平均して
10倍程度多く含まれていたとか

; ̄ロ ̄)!!

おならが臭いと消臭スプレーを一拭きしてオスマシしていては
イケナイ訳です。

腸内環境を整えるビフィズス菌や食物繊維、毎日充分にとって
お掃除に励みたいですね。

2011年10月8日土曜日

その結果は30年後?

AGEという言葉をご存知ですか?

セミナーでもシツコイ位お話しているので
ご参加の方は記憶に残っていらっしゃるかと
おもいます。

AGE
Advanced Glycation End Products
糖化最終産物

からだのタンパク質(ほとんどですが)
と糖が結びついていわばからだが「コゲる」
とイメージしていただくと良いかもしれません。

たとえば

コラーゲン+糖
弾力がなくなりシワやタルミの原因に?といわれています。

ヘモグロビン+糖
糖化ヘモグロビン HbA1c
(糖尿病のマーカー)

血管+糖
動脈硬化

どんどんからだの変性が進んでいくわけです。

からだがタンパク質であることはさけられないので
やはり糖(炭水化物)の摂取には気を配りたいと
いうことが言えます。

さてこの「コゲ」いつから始まるのでしょうか?

じつは胎児期からなのです。

母体から血液を通して移行するAGEがこどもの将来の
糖尿病などのリスクを高めるかもしれないという研究
報告がでました。

途中で粉ミルクに変更した場合はさらにリスクが高まる
ようです。
(一般に食品は加工品であるほどAGEが多く含まれる
傾向になります)

妊娠中の食事が
こどもの30〜40年後の未来の健康を作るんですねー。

もっと若い女性達にメッセージを送っていかなくては!
と思います。

2011年10月7日金曜日

そんなものにも?

たばこやお酒に高い税金がかかる。

それは当たり前だーという社会にいる我々にも
にわかに信じがたいものに税金をかけた国がある。

「脂肪税」

デンマークでのお話。

課税対象になったのは、バターやチーズ、牛乳などの乳製品や肉類、
食用油、それに加工食品など、飽和脂肪酸が2.3%以上含まれる食品。
飽和脂肪酸1キロ 当たり、日本円にしておよそ220円の税金がかかる
ということで、例えばバター250グラムの価格なら、これまでより
約 30円上がる計算になります。

これより以前、先月にはハンガリーでポテトチップスが課税対象に。

摂り過ぎは健康によくない、と思われるものに課税して医療費の
削減と税収UPを見込んだ政策だと思われます。この政策による
税収増は約250億円とか。

嗜好品ならまだしも、脂肪はマクロニュートリエンツの一つ。
ちょっと違わないか?と思いますが。

税率が高かったら食べるのを控えるだろう・・・ってことで
しょうが、ここは国民の健康のインテリジェンス・レベルを
上げるべきでは?と思うのですが。
義務教育の読み書きそろばん(?)に栄養学や基本的な医学
知識を組み込んだらどうなんだろう。

それとも国民にカシコクなられては困る事情でも?

2011年10月6日木曜日

Thanks, Steve.












AppleのCo-founder,スティーブ・ジョブス氏がなくなりました。

初めて買ったパソコンがAppleのPerforma
そして時代はiMac、iBook、iPod、iPhone、
そしてiPadへと。

30代からずっとそばにあったAppleでした。

スティーブ、ありがとう。
そして安らかに。

2011年10月2日日曜日

サプリメントの現状

「サプリメントの現状について」というセミナーをNRという立場からお話ししてきました。

iPadからのプレゼンもだんだん慣れてきましたが、まだ見えにくいスライドもあり、参加の皆様にはご迷惑もおかけしました。

さて10月の始まりということで、天候にも恵まれ、セミナーのついでに永平寺に連れて行っていただきました。

あの、「ゆく年くる年」で有名な永平寺です。有名といえばソフトバンクのCMで一躍知名度があがった一乗谷も近くのようです。

サプリメントの現状、みなさんが選ぶ際のご参考になれば幸いです。




- Posted using BlogPress from my iPhone

2011年9月28日水曜日

ご近所

口の中で虫歯の原因となる「ミュータンス菌」の一種が脳出血の リスクを約4倍に高めることを大阪大や浜松医科大、横浜市立大などのチームが突き止め、27日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版に掲載さ れた。脳出血の新たな危険因子とみられ、予防や治療薬の開発につながる成果。

日本人の約3人に2人が保菌しているといわれるミュータンス菌。
そのうちコラーゲン結合タンパク質を持つ特定の菌が今回着目されました。
このタイプの菌は日本人の約8%が持ち、脳出血の患者では約30%が保菌。

発症リスクは約4倍になる計算です。


子供のころは虫歯になるともう一大事。親におこられるわ、歯医者さんがキョーフだわ。
大人になるとちょっと虫歯から関心がそれますよね。子供の頃のトラウマなのか・・・


以前、歯科医院で仕事していた頃、それはそれはヒドイ状態の歯を沢山見てきました。歯医者さんは最後の砦よろしくギリギリまで頑張ってしまう方がいますが、歯は自己修復機能がないので様子を見ていても虫歯が治ることはありえません。早々に降参して受診してください。

キチンと歯を磨いて(スカっと爽快!な歯磨き粉はおすすめしません。磨いた気になってしまうし、第一ヒリヒリしてすぐに吐き出してしまいますから)磨いた後はマウスウォッシュでクチュクチュ。


こんなジミな日々の努力が脳出血のリスクを低くしてくれるのならよろこんで実行させていただきます。

なんせ口と脳ってご近所なんですもんねー。

2011年9月25日日曜日

3秒ルールは本当か

3秒ルール、ご存知ですか?

床に食べ物が落ちても3秒以内に拾えばセーフという
ルール。きっと多くの人が(ひそかに!)実行?している
かもしれませんが・・・

果たしてその真偽はいかに?

最近の研究で

「サルモネラ菌を塗った木、タイル、カーペットにソーセージを落として
5秒、30秒、60秒でどのくらい菌がつくのか」

というものがあったそうです。

(真剣にやっているところがスゴイ・・・)

結果、木とタイルは一瞬にして99%の菌が移動( ̄□ ̄;)!!

秒数の問題ではなかった・・・

カーペットはちょっとだけマシだったようですが食中毒を起こすに
十分な菌が移動していたとか ( ̄▽ ̄;)!!

見た感じはどうということはないので勿体ない・・・そのお気持ちは
わかりますが、落ちた物は食べない方が賢明。

もちろん、サプリメントも例外ではありません(苦笑)

2011年9月22日木曜日

帰宅困難again

3.11の時に生まれて初めて体験した帰宅困難。

半年後にまた同じ経験をするとは思いませんでした。

今回も早目にあきらめ。早々に外泊決定。

想定外という言葉を辞書から外したいと思います(^_^;)

それにしても台風一過の空はきれいですね。




2011年9月18日日曜日

大義名分?

successful aging(成功した加齢)

人は必ず老いていく。

これは避けられない事実です。

「不老不死」は不可能ですが「サクセスフルエイジング」は誰もが望むあり方ではないでしょうか。

大規模疫学研究の結果、毎日1,2杯のワインが、「成功した加齢」を達成するためにもっとも望ましい飲酒形態であることが明らかになったという米国ボストン大学医療センターからの研究報告。

13,894名の看護師を対象とした米国大規模疫学研究で、中年期の飲酒とサクセスフルエイジングの関係が 検討されました。

サクセスフルエイジングとは70歳の時点で主要な慢性疾患(循環器疾患、がん、脳卒中、糖尿病)がなく、認知症でなく、身体の障害がなく、精神的な問題もないこと。これらの条件を満たしたのは全体の11%に過ぎなかったそうです。

データ解析の結果、ワインの適度の飲酒者がもっともサクセスフルエイジングを達成しやすいことが明らかになりました。一番ベネフィットを得たのが

・一日ワイングラス1〜2.5杯を飲む


かつ


・週に最低でも5日飲む


人々だったそうです。

結構な量と頻度だと感じるのですが、ワイン党には朗報ですね。

(私も単に堂々とワインが飲む理由を見つけたというところです。)

もっともこれは「飲むなら何のお酒をどの位飲むのがいいのか」のお話。

お酒を飲む習慣のない方がサクセスフルエイジングの為にわざわざ

飲むことはないと思います。


2011年9月16日金曜日

残暑

空には入道雲
ジリジリする日差し

まるで真夏の様な残暑です

肌にジリジリ日が当たると何が起こるでしょう?

答え:日焼け

正解。
最もポピュラーです。

実は日焼けだけではなく
日が当たることで皮膚ではビタミンDがつくられて
いることはご存知でしたか?

皮膚中のコレステロールに日が当たることでプロビタミンD3
ができ、それが肝臓と腎臓で代謝を受けてビタミンDと
なり、カラダで利用されていきます。

小腸や腎臓でカルシウムの吸収に働いたり
骨で働いたりするのです。

どの位日に当たればいいかというと、日本ではちょっと
近所にお買い物にいく程度の時間で充分だといわれますので
ビタミンDのためにわざわざ外で日光浴をする必要は無いよう
です。(紫外線の害の方が大きくなります)

猫の毛づくろいも毛の表面にできたビタミンDをなめて
体内に取り入れるためだそうです。

ところが緯度の高いカナダではビタミンDのサプリメントを
服用してもなお、妊婦さんはビタミンD不足に陥るようです。

残暑きびしく、外にでると

「ひえ〜あっつ〜〜〜」

となりますが、お日様はカラダにとって害だけではないんですね。

国民栄養調査では日本人にビタミンD欠乏症はほとんどないと言われますが
昨年アメリカで血液検査をしてもらったところ血中のビタミンDは
アメリカの基準値の遥か下。

基準をどこのレベルにおくか。ですね。

明日から雨で少し涼しくなりそうですね。
ちょっと、ほっとします。

2011年9月14日水曜日

一箱1000円

日本禁煙学会がタバコを一箱1000円にする様、厚生労働
大臣に要望書を送ったというニュースがありました。

欧米の先進国では既にタバコの価格は一箱700〜1200円。

そういわれればハワイのABCストアでタバコを買った
日本人(新婚?)夫婦があまりにタバコが高すぎて
レジ前でもめていた光景を思い出しました(笑)

同学会では1000円だったら9割が禁煙すると予想。
未成年者の禁煙にもつながるとしています。

と、そのインターネットの関連ニュースをみたら
「中高生、たばこ高く禁煙に。昨年の値上げが効果」
という記事が。

禁煙の理由は
「健康にいいから」についで
「お金の節約」

中高生が「若いオヤジ」化しているのが苦笑でした。

元喫煙者として振り返ると本当に高いお金を払って
わざわざ不健康になった上に余計な税金を払う
「高額納税者」だった訳です。

私は一箱1000円、個人的に賛成です。

2011年9月13日火曜日

センテナリアン

百寿者のことを「センテナリアン」と呼びます。

100歳以上(9月15日時点)の高齢者が47,756人となったと
厚生労働省が発表しました。

41年連続で過去最多を更新。
女性が全体の約87%を占めているようです。(う、強い・・)

人口10万人あたりの100才以上の比率は都道府県でいうと島根が最多。
次いで高知。ストレスが少なくで食生活も自然なイメージですね。

長寿イメージの沖縄は3位。
順位を下げてしまった模様です。
(100才以上が減ったというより、人口との比率の為、沖縄の人口増で
順位が下がったのかもしれないと厚労省は言っています)

上位13位まで西 日本の県が占めていて「西高東低」。

人間のカラダは基本的に120才まで生きられるようになっている様です。

それを、生活習慣やら食生活やらでわざわざ縮めてしまっているのが
現代とか。

逆にオプティマルヘルス(最善の健康)を目指して行動していたら
100才は軽く生きられてしまう訳です。
人生の計画は100才で考えておいた方がいいかもしれません。

まだまだ、先は長い。

2011年9月11日日曜日

「何で」作るか

お友達のサプリメントアドバイザーHさんから教えて頂いたニュースです。

熱伝導率の高いアルミニウムと保温性の高いステンレスを組み合わせた
「全面多層構造」の調理器具で調理した野菜の摂取で、動脈硬化の原因
とされる酸化 LDLの値を下げられることが、武庫川女子大学国際健康開
発研究所(兵庫県西宮市)の実験で分かったようです。

薬ではなく、食品の摂取で効果が実証されたのは初め て。

 実験は、1人暮らしの大学生90人を
(1)全面多層構造の調理器具を使用し1日350グラムの野菜を摂取
(2)一般的な器具で同量の野菜を摂取
(3)通常の生活を続ける

の3グループに分けて実施。
2週間後に血液と尿を検査すると

(1)のグループのみ酸化LDLの平均値が17.1%低下。

(1)と(2)のグループで動脈硬化予防に効果があるとされる血中
ビタミンCとベータカロテンは増加した。

全面多層構造の調理器具は熱効率が良く、短時間に少量の水で
野菜をゆでる「無水調理」が可能。このため、水に溶けやすい
ビタミン類や熱に弱い栄養素を保ったまま、効率的に摂取できた
とみられるというのです。 

そういえば、以前、管理栄養士の佐野量子先生が
「デリでお惣菜を買う時は汁をたっぷり入れてもらいます。
なぜならほとんど栄養はそっちの方に出てしまっているから」
とおっしゃった事を思い出しました。
(売り場のヒトに変な顔をされるそうですが・・・)

加熱がビタミンを壊すのではなく、加熱で植物の細胞がこわれて
ビタミンが水に流れ出してしまうそうです。だから無水調理が
有効なんですね。

野菜を食べるということは
野菜という形をたべるのではなく
そこに含まれる栄養素をいただくのだとすると
せっかくの自然の恵みを無駄にしないためにも賢い調理方法を
選びたいものです。

無農薬、有機栽培野菜といった「何を」も大切ですが
さらに「何で」つくるかも大事なポイントなんですねー。

2011年9月3日土曜日

チョコ好きにgood news?

8月にパリで開催されていた欧州心臓学会で
「ダークチョコレートには心代謝障害の発症リスクを
減少させる効果がある」ことが示されました。

これまで、いくつかの論文でカカオ豆をベースにした
菓子類は血圧低下や血流改善に関連していることが
わかってきていました。

カカオ豆に含まれる抗酸化物質の効果と考えられてきました
が、どうやって効いているのかが不明でした。

今回の報告では、チョコレートの消費が多いグループは
少ないグループに比べて

心血管疾患を37%
脳卒中を29%

減少させていることがわかったようです。
が、まだまだ検証は続きます。

やったー!チョコレートは身体に良いんだ!
と喜ぶのは、やや早計。

ひとつ確実に言えることは

「抗酸化物資はビターカカオに含まれているのであり
砂糖や脂肪分に含まれているのではない」

原材料名の最初に砂糖が表示されているチョコレート
(最初にかかれている物が一番含有量が多い)は
食べ過ぎると

抗酸化のメリット

より

肥満・糖尿病・心臓病になるリスク

が上がるので注意が必要です。


2011年8月30日火曜日

諸刃(もろは)の剣

イエール大学の研究でこんなことがわかってきました。

「フリーラジカル(活性酸素のグループ)が肥満マウスの
食欲を抑制。」

脳の視床下部という部分でフリーラジカルが食欲を
コントロールしているとか。

正常なマウスでは視床下部で血糖や満腹ホルモンを
感じる神経細胞が働くことによって食欲を抑制します。
この時に視床下部の神経細胞でフリーラジカル濃度が高くなっている
らしいのです。

一方、肥満マウスではその神経が反応せず、視床下部のフリーラジ
カル濃度も低い。実験では視床下部の脳細胞の働きを調整する
ことでフリーラジカルの濃度をあげたところエサの量が減ったと
報告されています。

えっ?フリーラジカルでやせられるのか??

フリーラジカル。
身体の老化を促進してしまう因子として有名です。
ほとんどの生活習慣病の原因とも言われています。

一方、免疫に働き身体を守っていますが、今回の実験で
肥満を抑制している可能性も出てきた訳です。

まさに諸刃の剣。うまくはいかないものです。

老けるか、それとも太るか。

難しい二者択一ですね・・・(笑)

※あくまでネズミの脳での実験です。ヒトがタバコを吸ったりして
活性酸素をふやしてもやせる訳ではありませんので良い子は真似
しないでください。















週末の信州。朝はこんなに
気持ちいい夏空。
















帰りは土砂降りでした。



2011年8月27日土曜日

前もって。

受胎前後に総合ビタミン剤を摂取していた女性は未熟児の出産が少なかった。

デンマークの疫学調査で女性(35,897名)を対象に受胎前後12週間の総合ビタミン剤使用と早産児、未熟児の関係について検討した結果。

受胎前後の総合ビタミン剤の摂取は早産児、未熟児のリスクを低下させる可能性があることから、研究チームは、受胎前後の総合ビタミン剤のタイミング及び頻度と出産状況についての調査を行ったようです。

・早産のリスク
受胎前及び受胎後総合ビタミン剤常用者(4-6週摂取)で、BMI25未満の妊婦の場合、早産のリスクが低下。(肥満の妊婦さんではこの関係はみられませんでした)

・未熟児のリスク
総合ビタミン剤の摂取と未熟児の関係は、妊婦が肥満かどうかとは無関係に、ビタミンの摂取で未熟児は減少したそうです。もっとも強い関係がみられたのは、受胎後の常用者の場合。

受胎前後の総合ビタミン剤の摂取は未熟児のリスク普通体重者の早産児のリスクを低下させるようです。

お腹の赤ちゃんはお母さんを通じて栄養を取り込むしかないのです。
お母さんに食や栄養の知識がないと赤ちゃんは大迷惑(?)

例えばお母さんが妊娠中に充分な栄養が取れていないと生まれた赤ちゃんが大人になった時の糖尿病のリスクが高くなると言われています。

これからお母さんになる皆さん。

前もって、まずは自分自身のカラダをちゃんと作っておきましょうね。

2011年8月22日月曜日

未病

週末は大阪のセミナーでした。

今回、突発性難聴を患ったのですが、世の中には
相当沢山同じ病気の方がいらっしゃるということを
改めて認識しました。

お友達が突発性難聴で・・という方が多かったです。

自分で経験して身にしみたのですが、聞こえないのは
つらかったですし、耳鳴りも徐々になれてくるものの
しんどかったです。

突発性難聴の原因は解明されていませんが、
疲労やストレスで起こってしまうと考えられています。

今回のセミナーのテーマは「疲労」。

人間の脳は高次に発達しているために
疲れを自覚しにくい。またやりがいや楽しさが
疲れをマスキングしてしまうのです。

仕事をしていて「もう楽しくて疲れなんか感じない!」
と思っている方もいらっしゃるでしょう。
でも疲れによるダメージは蓄積されていきます。

セミナーではこんなことを話しているのに
自分自身がその疲労による病気になってしまうとは!

突発性難聴をはじめとするストレス症候群は、なって
しまうと回復がなかなか難しい。

疲れている自覚が無くても、疲れているという前提で
栄養や休養のケアをしていくことが大事なのだと
改めて実感しました。

「未病」の段階の対策が要です。















ランチで頂いた生麺のパスタ。
シコシコで美味しかったです。
大阪は食が美味しくて安い!
さすがです。





2011年8月12日金曜日

顛末記(後編)

病院で治らないと言われたとき、
これだけは避けたいという行動があります。

薬や西洋医学でダメならば、と

インターネットで

「病名」 「サプリメント(健康食品)」

で検索をかけることです。

(実際、やってみた・・・)

アドバイザリースタッフの私が言うのもナンですが
ネット上の情報は玉石混交。

よくわからない療法や食品を高額で購入するハメに
なりかねません。
なにより時間との勝負のこの病気にグズグズしている
と治るものも治らない。

もし何らかの情報を得たいとき、オススメなのが
PubMed(パブメド)というデータベースです。

これはアメリカ国立医学図書館の国立生物工学情報
センターが運営する医学・生物学分野の学術文献
検索サービスです。

自分の病気がサプリメントなどで回復したという臨床データ
もあったりして参考になります。

こんな情報を無料でありがたい!という論文の山。
さすがアメリカ、太っ腹!

唯一の欠点が

全文、英語・・・・・(T_T)

(唯一の欠点というより致命傷か?)

辞書を片手に自力で行くか。
英語がわかる友達にメールするか。

さて今回

突発性難聴

英名:
Sudden Deafness(またはSD)
Sudden Sensorineural Hearing Loss (またはSSHL)

検索窓にこの単語を入れて
スペースをあけて

vitamin
herb

など入れてみると。

いくつかの論文の中に知ってる単語を発見!

それはGinkgo biloba(イチョウ葉)

そしてVitamin E VitaminC

さらにCoQ10

知っている単語に出会って救われた思いでした。

摂取量、期間、病状など細かい記載がある論文から
数字を拾って自分が使用しているサプリメントに換算
一日当たりの量を決めました。


私はあくまで自分の責任において、病院の投薬と
並行して行いました。薬との相互作用もチェック。
またお医者さんの指示通り徹底的に安静を通しました。

ブログを読んで頂いた方から、ご心配のメールを頂戴して
しまいました。ありがとうございます。

取り急ぎご報告です。

現在、聴力はいきなり正常まで回復。
(普通、いきなりは回復しないらしい)

お医者さんは目を白黒させていましたが・・・。

・突発性難聴ならば通常こんな回復はしない
・こんな回復をするなら突発性難聴ではなかったのか

そんな思いがグルグルしていたのでしょうか。

ともあれ、カラダは治ろうとする。

その力をサポートしてあげられたのではないか。

今回は貴重な体験をさせて頂きましたm(__)m


2011年8月10日水曜日

お休みしてました 顛末記(前編)

それは7月末のこと。
突然、右耳が聞こえにくくなりました。

あれ?風邪?
耳鼻科に行くと内耳が腫れているとのこと。
ならば薬を飲んでしばらくおとなしくしていようと
するも翌日にはほぼ何も聞こえない。

突発性難聴?
そんな病名が脳裏をよぎりましたが耳鼻科の
先生は症状が違うと否定。結局セカンドオピニオン
を求めて(元)国立病院を再診すると病名は
「突発性難聴」。

この時点ですでに発症から1週間が過ぎていたため
聴力の回復は難しいとのこと。ほぼこの時点の
聞こえなさ度合い(ほぼ聞こえない)で固定して
しまうだろうと。

本当に聞こえない。
どんな雑踏の中にあっても、聞こえる左耳を塞ぐと
きこえるのは自分の耳鳴りだけ。

聴力検査でも測定不能なくらい聞こえていない。

どうするワタシっ?!

医者からサジを投げられた瞬間、自分のなかの
本気のスイッチがonになりました。

あーそうですか。

誰のものでもない自分のカラダ。
やるだけのことはやってみようじゃありませんか!

・・・つづく

2011年8月3日水曜日

妊婦さんとDHA

ω−3脂肪酸であるドコサヘキサエン酸(DHA)のサプリメントを妊娠中に
とることで、生まれてくる子供の病気を防ぐことができるのではないかと
いうエモリー大学の研究結果が発表されました。

メキシコで約1,100人の妊婦さんを無作為に

DHA(毎日400mg)摂取グループ
    と
プラセボ(偽薬)グループ

に分け、女性から生 まれた約900人の子供について生後1、3、6ヵ月に
調べたところ、プラセボグループと比べDHA摂取グループの子供は、
風邪の発症が少なく、その期間は短いことがわかりました。

こういう臨床研究って、日本では、なかなかできなそうですね。

赤ちゃんはお母さんが摂ってくれる栄養が頼り。
とするならば、子供達の元気な未来を作る為にはまず
若いお母さんたち、いやいや、お母さん予備軍の女性への
「オトナの食育」アプローチが必須ですね。

食育ってその「家系」すら変えてしまうかも!















いつもお世話になっているYOKO先生
の新作デザート。先日打ち合わせの時
に頂きました。黙々と完食。相変わらず
オイシイ!のヒトコトでした。




2011年7月31日日曜日

選ぶのは消費者

厚労科学研究で葉酸やビタミンB6の摂取が脳卒中や心疾患の死亡リスクを
低減できることが明らかになった様です。(大阪大学大学院が分担した研究)

約6万人を対象の研究。一日あたりの葉酸とビタミンB6の摂取量で5つのグループ
に分け、14年間の追跡調査を実施。  

結果、女性では最上位群(摂取量が最も多かったグループ)は最低位群(少なかった
グループ)に比べて、心疾患の死亡リスクが

葉酸で50%
ビタミンB6で53%

も低くなったとしています。

こういう結果が出ても「あくまで食品で摂るのが好ましく・・・」などと
アンチサプリメント派からコメントが出そう。(目に見えるようだ・・・)

でも、それをどういう形態で摂るのかはあくまで消費者の自由だと
思うのです。

食品で摂るメリット、デメリット
サプリメントで摂るメリット、デメリット
両方をフェアに開示できる成熟した環境になるといいな。

その為のアドバイザリースタッフ、なんですけどね。

2011年7月28日木曜日

ハッピー?

アメリカのマクドナルドではハッピーセットのフライドポテトを
9月から野菜・果物に変更できることになったようです。

フライドポテトもサイズを小さくするとか。

今までもポテトのかわりにリンゴのスライス(といっても
カラメルソース付き・・・)を選べた様ですが、リンゴを
選ぶのはわずか10人に1人。

そもそもマクドナルドに行く、という時点で予想できる
確率ではあるのですが・・・

今回の野菜オプションの件は、「ファストフードはヘルシー」
なイメージを作ってもっとどんどんきてもらおうという戦略
のようです。

マクドナルドもいよいよ健康問題に本腰

と見るべきか

健康イメージを商品化するたくましさ

と見るべきか。

去年の統計でも全米のレストランの売り上げの9%を
しめているマクドナルド。(そんなにあるんだ・・・)

影響も大きいだけに、この動きが良い方向に進むといい
ですねー。

2011年7月19日火曜日

猛暑っ!!

日本海側が本気を出したら、こんな暑さになる!
どうだ、まいったか!

という暑さを経験してまいりました。

たしか昨年の新潟もマボロシが見えるくらい
暑かったと記憶しておりますが、北陸も負けてない。

これだけ暑くなると気をつけて頂きたいのが
・水の補給
・暑さストレスに対抗するタンパク質&ビタミンC

どれだけ汗をかくかによって体が必要とする水分は
日々刻々変化していきます。
めまい、頭痛、発熱・・・ときたらもうすでに脱水症状。
そうなる前に定期的にお水を補給しましょう。

また、「さっぱりした○○」という食事内容に偏りがち。
さっぱり系には概してタンパク質が少ない。
カラダを弱らせないためにも意識して摂っていきたいものです。
タンパク質でカラダを作る時必要なB群やCも大事。

食欲な〜いとさっぱり系ばかりになるとカラダの材料
不足でますます悪化。私は夏は意識して肉食系女子
に変身です(笑)

さて北陸では今回、血管のお話とこの時期に大切な
お水のお話をさせて頂きました。

内容がテンコ盛りだったのでちょっと長い時間になって
しまいました。

猛暑の中、お越し頂いてありがとうございました。
















今の季節はコレ!あゆの塩焼き。
肉食系女子(?)たちは頭から
ガブガブ。昭和の昔、家庭のTVの
上に置かれていたクマの置物を
思い出した
















近江町市場、夏の風物詩。
あちこちに置いてある氷の塊。
通りがかりに触って涼むらしい
のです。生活の知恵ですね。

2011年7月13日水曜日

iPad!

あ〜ついに買ってしまいましたiPad!

(我が家はすべてApple製品なので
混乱を防ぐため「イパッド」と呼びます)

ず〜っと欲しがっていましたが
いよいよ踏み切りました。

セミナーでのプレゼンに使いたい!

という大義名分のもと

最初に使ったアプリは

「太鼓の達人」!!

全然関係ないでしょ、それ。
しかもディスプレイ叩きすぎて
こわれそうです(^_^;;




2011年7月7日木曜日

惜しい!ファイトケミカル

北陸のお姉様Kさんから無農薬のお野菜を頂きました。

トウモロコシが感動で

なんと「生で食べられる!」のです。

さっそく(←内心、お腹を壊さないかとビビリながら)

ガブっと!!(←なんだ、ビビってないじゃん)

甘い。優しい。
自然の甘さが口の中に広がり
シャキシャキした食感とともにえもいわれぬ美味。

シャキシャキやっているうちにあっというまに
1本完食してしまいました。

加熱しないということでトウモロコシさんに入っている
栄養はまるごと取り込み!!という栄養摂取のあるべき
姿を満喫しつつ。(おなかは全然大丈夫!)

そして12時間後。
朝の「恒例行事」の時、振り返るとそこには
トウモロコシを食べたという明白な証拠が・・・

植物の皮というのは動物の消化酵素で溶かされない
堅固な食物繊維でまもられています。

そしてトウモロコシの黄色の色素成分であり
体に有用といわれるファイトケミカルのルテインも
しっかり皮に守られたまま。

あーーー。惜しい!非常に惜しい!

ファイトケミカルは野菜に含まれていても
そうやすやすと体に取り込まれないのか・・・



狭い個室の中で悩んでいる自分は明らかに
職業病だと思う・・・・


















ほんとにキレイなツブツブです。

2011年7月6日水曜日

瀬戸は夕凪

週末は香川へ。

梅雨真っ盛りの湿度充満な週末でした。

瀬戸内海の凪(なぎ)はなかなかすごいです。

沿岸地域では
日中は海風
夜間は陸風

となるそうでその切り替え時間がまるで
無風になります。瀬戸内海は陸に囲まれて
いるのでそれが長い時間続く訳ですねー。

ピタっと。見事に無風。
木の葉すらも揺れない。

今回は糖化のお話でした。
5月の抗加齢医学会でも話題になっていたtopicです。

酸化(サビ)と並んで、今、病的エイジングの
原因と考えられている糖化(コゲ?)

提唱されてから年数が浅いため、まだまだ研究中の
分野です。

でもアンチエイジングってノンビリ研究結果を待っていると
年齢的に取り返しがつかないので(笑)
善は急げ!だと思います。















駅前の高層ビル最上階から。
梅雨空が残念なナイスビュー!


















季節限定サラダうどん。
どうやら香川ではうどんにこんな
演出をするのは邪道らしい。
手前の黄色は錦糸卵ではなく
たくわん・・・ナゾは深まる。

2011年7月1日金曜日

紅茶

今年はひょんなきっかけから紅茶のお勉強をしています。

バリバリのコーヒー党だったのに。
日東のティーバッグしか飲んだこと無かったのに。

でも知れば知るほど、

「コーヒー飲めない人がしょうがなく選択する
色付きの水」

になってしまっている紅茶がかわいそうだ。
と思うようになりました。
ワインに負けないほど、その土地土地の特色を
反映していて誠に奥深い。

ということで東京タワーの近くに一ヶ月通って
おりましたが、昨日でそれもオシマイ。















ご縁があってオトモダチになれた方々とも
お別れでサミシイです・・・(T_T)
が、今後とも宜しくお願いします。

終わった後
この講座にさそってくれたMさん
カフェの聖地と呼ばれる有名店のスタッフTさん
ご近所の有名紅茶屋さんのスタッフIさん
とご一緒に早速紅茶屋さんへ。

記憶が新鮮なだけに
あの紅茶の色が濃いだのなんだのと
話に花が咲きました。楽しかったー。

これが紅茶の一番の健康効果ということでしょうか。

ただしお菓子のカロリーには要注意!です(^_^;;
















黒ごま&黒糖のスコーン、美味しかった。
思いっきりクリームつけちゃった・・・
夜ご飯は豚しゃぶサラダだけにして
調整。

2011年6月30日木曜日

ハーブの役割

私たちが口にするものは
「食品」と「薬」に分かれます。

「薬(医薬品)」というのは
・日本薬局方に記載されている
・人または動物の疾病の診断、治療または予防に用いられる
・人または動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが
 目的とされている物

国内で医薬品の販売をする場合は厚生労働大臣の許可が必要。

サプリメントやハーブで「効く」などとうたってしまうと
「効くんだったら、それ医薬品だから」
ということで無許可医薬品販売のかどでオナワです。

ハーブは古代から、そして現代でもヨーロッパでは
医薬品として扱われています。

そればかりをみてしまうと、ついつい薬は使いたくない
から病気にもハーブでと考えてしまいがち。
(自分のことだったら自己責任で問題なしですが)

いつも「薬事法の関所前」で行ったり来たり。

じゃあ、ハーブをどう考えたら良いのか、ということで
今回、緑陰診療所の橋口先生のお話がためになりました。
ありがとうございますm(__)m

寿命が延びて否応なく「加齢」に向き合う時間が
長くなった現代。

ここの調子が悪い、気分がイマイチなどエイジングを
重ねて行く自らの体に対してストレスを感じつつ生活
していく訳です。

抗酸化(からだのサビ)とならんで抗ストレスも
現代の健康のテーマ。

日常の健康管理を栄養やハーブで。
   ↓
病気のときは現代医学(医薬品)で。
   ↓
病気が治ったら薬を飲み続ける訳にいかない。
長期的な健康管理も栄養やハーブで。

つまり日常と長期の間は現代医学にまかせましょ。
という大変合理的な考え方。

セルフケアでいけるものとそうでないものを
分けて考えるということですね。

橋口先生はセルフケアのスキルの一つとしてハーブを
扱っていらっしゃるようです。

目からうろこでしたー。



2011年6月23日木曜日

夏の花粉?

21日に東大、ドイツ、スイスの研究者が
「大気中のタンパク質が大気汚染で老化している」
という研究結果を発表しました。

大気中には
車や工場からのスス
花粉や胞子
などの微粒子タンパク質が浮遊しています。

この微粒子が湿度の上昇とともにドロドロしてきて
いろんなものとくっつきやすくなるというのです。
湿度95%では乾燥状態に比べて10 倍も反応がはやく 
なるそうです。

微粒子自体が老化(=変質)してしまうということ!

たとえば花粉。

高温多湿、大気汚染された中ではオゾンや二酸化炭素
とカンタンに反応を起こしアレルギー性が2〜3倍に
なるとか。都市部の夏の花粉はかなり攻撃性が高いと
いえます。

ひえ〜。
大気中にはいろいろアブナイ物質が目白押し。

でも「節電都市」では暑くてマスクもままなりません・・・

2011年6月18日土曜日

セミナー疲れ?

今年は3月4月のセミナーが軒並み延期となり
よりにもよってほとんどが6月にお引っ越し。

一昨日は一日中、ハシゴとなりました。

お茶の水女子大にて健康食品フォーラム
「ビタミンE」
〜どのようにして生体はビタミンE同族体を
識別しているか〜

ビタミンEの抗酸化について勉強しました。

ビタミンEには構造によって8つの型があります。
このうちヒトの体でよく働くのが
αートコフェロール。

天然ビタミンE(d-α-トコフェロール)は
合成ビタミンEに比べると

2倍

働き者!!

薬剤として処方されるビタミンE剤は
合成なので効果は「話半分」(?)ということらしい。

どのくらい入っているかよりどの位働いてくれるか
が大事。

その他最近のtopicとして
・非アルコール性脂肪性肝炎治療
・アルツハイマー抑制
との関連などのお話を伺いました。

ビタミンの話は古そうで新しい。
またまた、深みにはまりそうだ。




























なかなか古い、趣のある校舎。
最近の私大はみんな高層にしちゃうから
味気ない・・・その点、国立大の建物は
面白いです。

2011年6月10日金曜日

DHA EPA セミナー

行って参りました。

東京海洋大学でのDHA EPA セミナー。

東京海洋大学って最近耳にするようになりましたが
新設校?と思いきや水産大学と商船大学が合併したん
ですねー。

新しい高層ビルが建ち並ぶ湾岸エリアで、一昔前を感じ
させるほっとするキャンパスでした。



























周囲をすべて海にかこまれている日本。

魚からとれる
EPA(エイコサペンタエン酸)
DHA(ドコサヘキサエン酸)
魚の油の保健機能について勉強してきました。

さかなさかなさかな〜♬
魚をたべると〜♬

の曲でおなじみですので
魚を食べると頭が良くなるのはご存知ですね。

(※食べただけで何もせずに頭が良くなる
わけではありません)


実はその他にも

抗炎症
抗酸化
肥満 糖尿病
脂肪肝
中枢神経系
加齢黄斑変性
認知症

などへの効果が確認されたり、また研究中だったりと
いうすごいポテンシャルを秘めた物質なのですね。

赤ちゃんの粉ミルクにDHAを添加しているのは日本
だけらしく、中国の方の人気お土産のトップに
入るのだそうです。

当の日本人にありがたみが自覚されていないのが
なんとも、もったいない。

また授乳期のミルクだけにとどまらずお腹の赤ちゃんにも
影響があるようです。

お腹の赤ちゃんにDHA EPAを供給してあげられる
のはお母さんの食事だけです。あとから大きな財産となって
赤ちゃんを守ってあげることが出来ます。

妊娠中いや妊娠予定のおかあさん。ぜひDHA EPAを積極的に。
















会場でごちそうになったDHA入りヨーグルト。
おいしかったです。
でもイラストのイメージに影響されたのか
どこかでイルカの味が・・(笑)

2011年6月8日水曜日

シワとホネの密な関係

女性の顔のしわで骨折リスクの可能性を推測することができる
という研究が6日にボストンで開かれた内分泌学会で発表され
ました。

エール大学のチームによる研究。

女性の肌と骨のタンパク質レベルには関連があるため、女性の
顔や首にしわが多ければ、その女性は骨密度低下による骨折を
するリスクが高いことになるらしいのです。

骨=カルシウム

という思い込みがありますが、実は1/3はコラーゲン=タンパク質。

タンパク質不足で顔や首にしわができるような状態であれば
当然、骨にも「しわ」(?)が。

なんともオソロシイ研究結果がでたものです。

しかし、ものは考え様。

顔や首にしわができないような栄養状態をめざせば
目に見えない骨の状態も良くなるということ。

骨粗鬆症の究極の対策は

「美肌」

という女性にはなんともやりがいのあるお話。

ただし、しわをなくすと言ってもこの場合
美容整形や特殊な化粧品では本末転倒。
充分なタンパク質を口からとらなくては解決しません。

それ、骨には届きませんから・・・(笑)

2011年6月7日火曜日

もうさっそく?

ヨーロッパのo-104問題、拡大を見せています。
毒性と感染力がつよくこれまでにないタイプだ
とか。

感染源として一瞬、キュウリが疑われたもののシロ。

次はモヤシで、今日はスプラウトが容疑者。

昨日、夜遅い時間にスーパーに寄ったら
 
「庶民の味方」もやしが大量にあるではないですか!!

いつも遅くなると跡形もなく消えているのに
てんこ盛り状態です。

もうさっそく風評???

「とりあえずやめておこう」と個人が少しためらうことが
大人数になると経済を動かしてしまいかねない。

今頃、もやし農家さんは頭抱えているだろうな、と
同情票で2袋買っちゃいました。

今日はスプラウトを2個買おうと思います。
(微力な応援・・・)

2011年6月1日水曜日

ユッケだけじゃない

ドイツで北部を中心に病原性大腸菌の感染が拡大、30日までに14人が死亡
329人が重症となっている模様。

スウェーデン、英国、デンマーク、フランス、オランダでもドイツへの
旅行者の中から少数の感染者が見つかったという報告も。

どうやらこの大腸菌は、スペインから輸入されたキュウリから検出されている
らしいのです。

ユッケだけではないんですね。

アメリカでもしばしばレタスなどの野菜から病原性大腸菌が検出されています。

なぜ野菜からなのでしょう?

病原性大腸菌は牛などの家畜の腸内にいる病原菌。肉から検出される理由としては
食肉に加工する過程での汚染。これは想像できますね。

一方、野菜に関して考えられるのは

・家畜を飼っている場所と畑が近く土壌や地下水が汚染されている。
・有機肥料として牛の糞がつかわれている。

などだそうです。

汚染された野菜が例えばじゃがいものように加熱して食べるもの
の場合はあまり問題にならないのですが、きゅうりやレタスなど
基本的に生で食べるものの場合は感染が深刻。

また家庭内でもステーキ用の肉を調理している横に洗い上げてある
サラダの野菜に肉の血が飛んだだけでも感染することがあるようです。

魚、野菜、果物。
生で食べる物はくれぐれも気をつけましょうね。
健康の為に食べたもので不健康になりませんよう。

2011年5月30日月曜日

学会@京都 その3

情報というものは日進月歩。

教科書で学んだ知識はいとも簡単に
ひっくりかえる・・・

わずか数年前に聞いた情報はすでに
古くなっていたりします。

これだけの先生達が日々研究されて
いるのですから、当然とも言えますが。

本当に気が抜けない業界(?)です。

ご参加の先生方、基礎から臨床まで各方面
(縦割りともいう)のエキスパートですが、
抗加齢という横のつながりの中で情報交換。

いろいろな専門分野のお話を伺えて充実した
3日間でした。

詳しくはまたあらためて。

脳みそオーバーヒートにつき
テアニンドリンク飲んで寝ます。
















「宝ケ池の光弁当」
京都といえば鱧(はも)!
一切れだったので「きゃー
鱧だ〜」と思っている間に
ゴクン。残念だ・・・。
なんか最終日が一番豪華で
ウレシイ。

ランチョンで聞いた溝口先生の
分子矯正医学の話はわかりやすく
しかも目からウロコがはがれまくり
でした。

2011年5月29日日曜日

学会@京都 その2

今回はいくつか新たなテーマを勉強させていただくべく、
初めてのジャンルのセッションに参加。


年をとることで単にもろくなるだけではない!
エイジングで同時に進行している深刻な事態を学びました。

免疫細胞
エイジングで免疫細胞もボケるのか?生まれて初めて長期に寝込んだダンナをみていたので切実すぎるテーマでした。

糖化
食べ物を食べて生きている生きものにはもれなくついてくる運命の糖化。科学が発達するにしたがってその正体があきらかに。わたしたちはさびる(酸化)だけでなく、焦げて(糖化)いた!最前線の研究をお聞きしました。

これからのセミナーにも織り込んで行きたいと思います。

台風が近づく中、まだまだシンポジウムは続きます。















ホテルの前のスタバ。
向こうに見えるのは
六角堂というお寺です。
なんか京都らしい!















2日目は「京の舞弁当」
セミナーを聞きたいので
その間、10分で食べきらない
といけないのがツライ。
(通常は食べながら話を聞く
というのがランチョンセミナー
ですので開始前に食べきる必要
はありません。)

2011年5月28日土曜日

学会@京都 その1

抗加齢医学会総会で京都にきています。

あれも聞きたい、これも参加したいと会議場を走り回っています。

今回は震災と原発で開催が危ぶまれた様ですが、さすが関西。電気もエアコンもタップリで開催です。

抗加齢なので、やはり「酸化」に関するテーマが多い。

アンチエイジングの大御所で京都府立医科大学学長の吉川先生が講演で

「放射線は活性酸素を発生させてDNAに傷をつけます。関東からおこしの方は抗酸化物質を積極的にとるか、さもなくば京都に引越してくださいね。」

とおっしゃっていました。

先生はいまアグロメディカルという農業と医学の融合に取り組んでいらっしゃいます。

例えば、健康効果が注目のファイトケミカルがリッチな野菜を作り予防医学に役立てるなど、より医学と食が歩み寄る時代の気配を感じます。

京都に住みたい気持ちはやまやまですが、明日は東京に帰りまーす。

抗酸化物質たっぷりとらねば(^_^;)














今年も京都国際会議場。
















そして今年も雨。
(3年連続っ!!!)
そして3日間、まともに観光も
せず京都と言えば駅とここしか
見ていない(T_T)
















ランチョンは
渡邊昌先生プロデュースの
「穀菜美食弁当」
目でも楽しめるお弁当でした。
バランス良さげですが、「野菜
が少ない」とぼやいている先生
がおられました。

2011年5月26日木曜日

冷静すぎ?

R25(フリー情報誌)が首都圏で働く25〜34才の
男性にのアンケート。

Q.現在住んでいるエリアの放射線量について恐怖を感じますか?

「怖い」東京22.8% (名古屋9.6% 大阪11.5%)

Q.放射線対策としてしていることは?

「情報収集」24.3%
「ミネラルウォーターの確保」23.8%
「食材の産地確認」18.4%

なんと最多の回答は

「特になにもしていない」51.9%(大阪名古屋75%)


不必要に怖がることはないとは思うけど、なんか冷静過ぎ?

いや、何をしていいのかわからないと言うべきか・・・

2011年5月23日月曜日

踏んだり蹴ったり

「インフルエンザでもないし、高熱の原因はわからない。
とりあえず様子をみましょう」

「様子をみましょう」とはよくわからない場合の常套句
とわかっていながらも、ついつい様子を見ているうちに
事態はとんでもない方向へ。

なんと、高熱の原因は肝臓に細菌が侵入したことで
溜まった膿み「肝膿瘍(かんのうよう)」.

それが分かったのは次にかかったドクターのエコー検査から。

どうやら敗血症を起こしかけていた模様で放っておいたら
結構死亡率の高い、アブナイ病気だったようです。
(普通、緊急入院で抗生剤連続投与&ドレナージだそうです)

今は幸いにも快方に向かっていますが、一歩間違えたら
取り返しがつかない展開でした。

医学書を読むとインフルではないのに高熱が続いたら
肝膿瘍を疑え!とあちこちに書いてあるではないですか!

最初のドクターは医学書をお持ちでないのかもしれ
ませんね・・・┐( ̄ヘ ̄)┌

ラインマーカーひいて進呈しようかしら・・・( ̄ー ̄;)

やはり自分の家族の健康は医者任せにせず自力で守る!
と決意を新たにしました。

勉強し直しますm(__)m

2011年5月16日月曜日

フードバランス講座

ちょっと汗ばむ5月らしい気候の日曜日。

フードバランス講座が開催されました。

本当は3月に予定されていたものの
震災の影響もあり、5月に。

今回はワインセミナー(泡編)
初夏のスパークリングワインは最高でした。

いつもながらK先生の絶妙のトークに
会場は終始笑いにつつまれていました。

ワインの前には野菜ソムリエのMさんが
柑橘類のお話をしてくださいました。

彼女と休憩時間にお話していたら
震災以降(というよりは東京地区では
原発事故以降)沢山のイベントが中止に
なったり、集客ができなくなっているらしく。

みんな心が縮こまっちゃっている感じ。
ストレスが心に深くしみ込んでいると思う。

なんて話をしていました。

浜岡原発も停止して、電力不足が深刻な状況。
元通りの日常は難しいのかもしれないけど
ならば新しい日常を作るしかない!

そのために何ができるだろう?















ウスベニアオイ満開!
乾燥させた花で作るハーブティーはすてきなブルー。
粘膜を守るハーブと言われ、のどの痛みや胃炎
膀胱炎に有用。(ダンナにひとこと「キモイ花」といわ
れてしまった・・・)

2011年5月11日水曜日

しぜんちゆりょく

ここ数日間で
人間の体はやはりスバラシイと確信しました。

ダンナの発熱が始まったのが5/4。
一応、病院に行っておくかと思ったのがそもそも
マチガイ・・・。

抗生物質
咳止め
去痰
解熱剤

の4点セットをもらったものの
「症状の緩和」の兆しすらなし。

連休明けを待って再び受診。
抗生物質が奏功しなかった上にインフルエンザも陰性。
せめてインフルエンザと言ってくれ。
という原因不明のまま熱は上がり続ける。

右肩あがりの体温に思わず飲んだ解熱剤の
キョーフを体験するのはこの後のこと。

40℃オーバーの熱に解熱剤を飲むと(当然)
熱はさがるけど、おいおい下がり過ぎやろ!
と突っ込むほどの下がりに寒気で震える。
再び熱が上昇して、解熱剤を・・・

で、3周目くらいで気づきました(遅い?)

コレ、繰り返すのはアホだ・・・。

止めてしばらくすると熱は上下するものの
自然に階段を下りるように徐々にベースが
下がってきて、ようやっと落ち着きを見せた
のは今日のこと。

もう一生解熱剤は使わない決断をしました。
放っておけば人間は治ろうとするんだ。

やっぱり免疫力の邪魔をするとウマに蹴られて
死にそうです。

あるドクターの HPに

「熱がでた患者さんにできるのは抗生物質の投与
と解熱剤。それがNGだったら正直打つ手なし」

との一文が。

本当に主役は人間の自然治癒力なんだなーと
確信したこのゴールデンウイーク。

・・・休み、返してくれ(泣)

2011年5月8日日曜日

カフェインもあなどれない

今日のセミナーは疲労の話でした。

すっきり疲労=肉体の疲労
ぐったり疲労=脳疲労

のお話をしました。

機能性成分では季節柄「お茶」のお話を。

お茶の成分の3本柱
カフェインー覚醒成分
カテキン(タンニン)ー苦み成分 抗酸化力
テアニンーうまみ成分 リラックス効果

シャキッとする為にカフェインをうまく使いたい。
なんて話をしてきましたが

じつはこのカフェイン、覚醒作用だけではなく新たに
アルツハイマー症や心疾患などを最も基本的なレベルで
予防する作用が見られるかもしれないようだと研究者が
報告しました。

つまり、ビタミンC、Eといった抗酸化ビタミンと同じ
ような抗酸化性機能があるかも知れないと言う訳です。

ほー。

カフェインは脳血液関門を通過するので、とかく中毒性
などのイメージが強く肩身の狭い(?)物質です。

詳しい機序は発表されていないようですが、コーヒー
やお茶の愛飲者にはウレシイ話ですね。

でも夜のお茶は基本的におすすめはできません。
カフェインに抗酸化力が認められたとしても、覚醒作用に
変わりはなく睡眠不足で脳に活性酸素が、、、なんて
体にいいのか悪いのかよくわからない状態になってしまいますから。















最近よく見かけるこの花。
木香薔薇(モッコウバラ)という
中国原産のバラです。
木香と名がついていながらほとんど
香りがないのが不思議。

2011年5月3日火曜日

黄砂もツライ

もうスギ花粉は終わっているのに
この目のかゆみと鼻の反応はなに?
と思ったらなんと黄砂なんですね。

鼻のおくがツンツン痛いカンジです。

遥か中国の奥地の砂漠から舞い上がった
微粒子の砂が途中で「いろいろなもの」
を吸着して舞い降りるらしいです。

今年は特に「いろいろなもの」の内容が
気になる所です。

ところで東大病院の放射線治療のエキスパート、
チーム中川のブログでこんな話を読みました。

野菜不足
  ↓
100ミリシーベルト程度の被ばくと同じ
レベルの発がんリスク
致死性の発がんの危険は、最大1.05倍(5%up)

塩分とりすぎ
  ↓
200ミリシーベルト程度の被ばくと同じ
レベルの発がんリスク

運動不足や肥満
  ↓
400ミリシーベルト程度の被ばくと同じ
レベルの発がんリスク

毎日3合お酒を飲む/タバコを吸う
  ↓
2000ミリシーベルト程度の被ばくと同じ
レベルの発がんリスク
発がんのリスクは一気に1.6倍(60%up)

に、2000ミリシーベルト!!

原発事故の被害を過小評価するつもりはありませんが
日常生活にもキケンが一杯だったんですね。

放射性物質を気にしすぎる「ストレス」もまたガンの
リスク要因になるようです。対策すべきことをしたら
あとは普通に日常をこなしていく方がいいんですね。















一昨日、ご招待いただき「宝塚初体験」
いやー現実を忘れるきらびやかさ!
指先まで美しい踊りに感動です。

若い女性たちが一生懸命夢に向かって
いる姿に元気をもらいました。


2011年4月26日火曜日

避難所、9割が栄養不足

宮城県は25日、東日本大震災で設置した県内避難所の約9割が
摂取カロリー不足との調査結果を発表。たんぱく質やビタミン
などの栄養素も標準の摂取基準を大きく下回っている状態だそうです。

県内の管理栄養士らが今月1~12日、避難所332カ所で聞き取り調査し、
うち266カ所で3食について調査。

摂取カロリー:平均約1500kcal(成人2000kcal/日)

たんぱく質:平均44g(標準55g/日)

ビタミンCは平均32mg(標準100mg/日)

食事の内容はご飯やパンなどの主食に偏っているようです。

対策としては強化米等で栄養バランスを意識した食事を、
となっているようですが、どうしても野菜等の生鮮品が
むずかしい状況だと思われます・・・。

このままだと環境の悪化による体調不良だけではなく
ビタミンミネラルの欠乏症による体調不良の方がでても
おかしくない状況ですよね。

お食事が主食に偏っている食生活ということで
ビタミンB1不足も心配です。

こんな時こそサプリメントで不足を補うべきだと考えます。
4/12の産経新聞に避難所生活のビタミン不足にサプリメント
活用を、と稲毛病院の佐藤務医師の話が掲載されていました。

とかく「サプリメントは邪道、基本は食事で」と言われます。
確かに食事で、が理想ですが、そこは避難所。
それができたら苦労はしない非常時です。まずは避難され
ている方の栄養バランスを1日も早く整える体制が必要なの
ではないでしょうか。

思えば私が小学生のころ、給食に必ず「肝油ドロップ」なる
ものがついてきました。ビタミンAの補給用だったようです。

食糧難の時代、でも栄養補給という観点では今より柔軟
だったのかもしれないですね....

2011年4月24日日曜日

学術セミナー@東大

関東地方、ちょっと汗ばむ陽気のいいお天気。
きょうは震災後ひさびさの研修でした。
あれもこれもどれも中止だ!延期だ!でしたが
ようやく正常化の兆しです。

今回の会場は東大弥生ホール。
農学部の弥生キャンパスです。













東大農学部といえば
ビタミンB1を発見した鈴木梅太郎先生がいらした
所です。非常に栄養学にご縁のある場所ですね。

今回はAIFNさんが主催のセミナーで、サプリメント
アドバイザーチームと一緒にニギヤカに出席でした。














第一部はメディカルハーブのエビデンスということで
林先生の講義でした。林先生は私がハーバルセラピスト
の講座を受講したグリーンフラスコの代表でもいらっ
しゃいます。

「人類の知的財産」でもあるハーブ(by 林先生)

医薬品と同等の効果もあるというエビデンスもあります。
特にノコギリヤシなどは良性の前立腺肥大ステージⅠ〜Ⅱに
対してフィナステリドと同等の効果&副作用ナシが報告されて
いるのです(n=951)

ただし「効果がある」と標榜してノコギリヤシのサプリメント
などを販売すると「無許可医薬品の販売」薬事法違反のかど
でオナワです(笑)

(え〜、エビデンスあるのは事実なのに。だとしても。)

ヒジョーに悩ましいカテゴリーに属しますが、アドバイ
ザーやセラピストがインテリジェンスをもって適切な
情報を伝えていければ、多くの方の健康に寄与できると
信じているのであります。













東大と言えば安田講堂。
東大の建物はいずれも歴史を
感じる美しさです。
安易に立
て替えないのがすごい。













東大と言えば赤門。江戸時代、

加賀前田家上屋敷の門だった
んですね。