2009年8月31日月曜日

今月のオドロキは

「傷はぜったい消毒するな」という新書をご存知ですか?

怪我したら
 ↓
 消毒
 ↓
絆創膏
 ↓
かさぶた
 ↓
よかった〜治った!

というのが王道だと今まで思い込んでいました。

小学校の保健室でオキシフルでブクブク消毒
していたのでそれが正しいと思い込んでいたのかも。

ところがこの本に書かれている方法とは・・

先日、ご飯の吹きこぼれをまともに手の甲全面に浴びて
しまい「すわ、病院か」という局面
数日前に読んだ本の内容を思い出したのです。

 やけど
  ↓
 冷やす
  ↓
 白色ワセリン
  ↓
 ラップ
 
エ〜??でも薬とか塗らないと不安なんですけど〜!?

とは思いながらも、まず自らで実験(?)
こんな真っ赤に腫れ上がったら、まちがいなく
痛みで夜も眠れない!と思いきや。

ラップでくるんで数十分でヒリヒリした痛み
は驚異的に引き、2日ほどで何事もなかったように。

数日間、なんとなく変質したらしい皮膚が
厚く残っていていましたが、ここ何日かで白い
ふけの様にパラパラと落ちて・・・おしまい。

これは黙っていられないとばかり、足の乾燥性湿疹
に悩む母に伝授。こちらも何年にわたる抗ヒスタミン
軟膏依存から抜けられそうな様子です。

人間の身体に本来備わっている
「治ろうとする力」を目の当たりにしました。

今まで「消毒命!」で対処してきたために、顔をはじめとして
体中に残っているニキビ、切り傷、やけどの痕、痕、痕

知らないということはかようにオソロシイ事なのだと
シミジミ思いました。

対応できる傷とそうで無いものもあるかと思いますので
是非、ご一読の上、お試しあれ。


















  ↑本代のモト、とれました。
  

2009年8月29日土曜日

ある判決

サプリメントや健康食品などは
その宣伝に関して実はキビシイ規制がなされています。

病気の予防、治療ができる・・などという
文言は絶対に使えません。

「あれ?雑誌でみたよ」

摘発されないだけであって、明らかな違反です。

サプリメント先進国アメリカでも同様。

がんやパーキンソン病などの各種病気が治ると宣伝して
販売していた二つのサプリメント"Supreme Greens" と
"Coral Calcium"の販売業者に対して、連邦地方裁判所は
消費者への返金として約7000万ドルの支払いを命じたそうです。

7000万ドル・・・70億円ですね。

お〜〜。キビシイ。

インチキな商法がまかりとおれば、サプリメント自体が
社会からオミットされてしまいます。

このキビシさがアメリカがサプリメント先進国たるゆえん
でしょうか。

いかにも「効きそうな」甘いコピーを使う企業には
くれぐれも要注意です。





2009年8月26日水曜日

晩夏

月、火で長野県にお邪魔してきました。
もう風が冷たくて夏の終わりを感じました。

今回は「腸から始めるエイジングケア」

腸とうんちのお話です。

毎回のことですが、シリーズ中、この
テーマの時が終了後一番盛り上がる・・・

結構、みなさんうれしそう(?)に

自分のうんちがどうだこうだ
ダンナさんのおならがくさいだなんだ

口角泡をとばしての論議になるのです。

腸は脳などの臓器とくらべるとなんとなく
格が低いようで、存在を重用視していない方や
不調を「体質だから」とあきらめている方も
多いようです。

あきらめるのはまだ早い!

生活習慣や食生活を改めることで
いくらでも快調な腸になれるのです。

家族でうんちについて是非きちんと話しあって
ほしいですね(笑)

今日、参加された方から家族中でうんちの品評会
をしているとメールをいただきました。

いいですねー。

うんちが健康の指標として市民権を得るべく
がんばりたいと思います。

え?セミナーの目的、入れ替わってる?


















↑今回はじめて宿泊したホテル
のSpa。小さな展望風呂です。
女性の宿泊客が少ないのか
夜も朝も私が独り占め。
満喫しました!!

2009年8月23日日曜日

日焼け

昨日、近所の駅で

ホントに日本人かいっ!?

と、つっこみたくなる程、黒い小学生を目撃。

30年前ならいざ知らず、バリバリ黒く日焼け
した肌をみて、彼女の20年後が心配でした。

私たちが子どもの頃は

日焼け=健康

でしたが、医学が進歩するにしたがって
紫外線の有害性がクローズアップされるように
なってきました。たとえ子どもであっても可能な
限り紫外線をカットしないと、害が蓄積することに・・・。

オーストラリアでは1980年から
slip,slop,slap(長袖、日焼け止め、帽子)
運動が盛んで子どもたちを紫外線の害から
守ろうと大人たちがケアしています。

昔の価値観では子どもを守りきれない・・
大人たちのインテリジェンスが必要な時代
かもしれません。

それにしても黒かった・・・。

2009年8月17日月曜日

安全<価格

消費者の「食の安全」に対する関心が急速に低下していることが、
日本政策金融公庫が実施した「消費者動向調査」でわかったそうです。

調査は7月上旬、全国の20~60代の2000人を対象に

インターネットで実施。

Q.食の志向で何を重視するか」(複数回答)

「安全性」 19.8%(前回31.7% 前々回41.3%)

「経済性」 35.1%(前回 34.6% 前々回27.2%)


背に腹はかえられないということなのでしょうか。

「安全な食品」の方がお腹いっぱいになるわけでも
とりたててオイシイわけでもない。

安全気分代を上乗せしている感じなのでしょうが
その安全信仰につけ込んで、産地を偽装した食品が後を
絶ちませんでした。

ウソかもしれないのに例えば「国産」という表示だけで
高い価格で買うのも空しく思えてきたのでしょうか。

でも、食品は自分の身体を作る材料。
880円のジーンズと同じで考えで良いの?

2009年8月15日土曜日

O型セーフ

血液型というのは赤血球に生えている
アンテナ=糖鎖の形を指します。

几帳面とか、いい加減とか、変わり者とか
そういった性格を規定するものではない
・・・です。

この血液型を決定する遺伝子が膵がん
リスクの高さに関連していることが、
米国の研究グループによって報告され
ました。

(以下、引用)

今回の研究では、膵がん患者4,300人強
および非膵癌者4,500人強のゲノムを分析。

その結果、血液型A、BないしAB型を表す
ABO遺伝子の変異体を 有する人は膵がん
リスクが高いことが判明。
O型では膵癌リスクの増大はみられなかった
という。この報告は科学誌「Nature Genetics」
オンライン版に8月2日掲載された。
(2009年8月3日/HealthDay News)

つまりA、B、AB型の人たちは血液型を
決定する遺伝子が変異を起こすと
膵がんになりやすい・・・のかも
というのが今回の研究結果。

O型の型はセーフらしく。
おめでとうございます・・・

でも、膵がんの危険因子には喫煙、飲酒、糖尿病
などもあります。

O型の方も、ゆめゆめ油断めされませぬよう。

2009年8月11日火曜日

子どもと水

福井のセミナーのQ&Aでこんなご質問を頂きました。
その場でお答えできなかったのでこちらに
書いておきます。


こどもは成長が著しく代謝が活発なためか、
水の要求量は大人より(体重1kgあたりでは)
多くなります。

では大体どのくらいなのか?

体重1kgあたり100〜140mlが目安のようです。
体重10kgなら1リットル
体重20kgなら2リットル
ただしこれには食べ物からの水分も含まれます。

身体のサイズは小さいですが、意外にも大人と
同じくらい水を飲むべきなのですね。
(もちろん汗をかいたりしたらこれにプラス!)

こどもはのどの乾きに敏感ですので
「のどが乾いた」といわれたら適宜飲ませて
あげるといいようです。

ただし、お水です。

ジュースなどは、なおさら身体の水分を奪います
ので、ご注意ください。

2009年8月10日月曜日

北陸

週末は北陸へ。

お盆の帰省ラッシュを初めて経験しました。

空港は人、人、人・・・

飛行機も人、人、人・・・

着いた先は小松空港。

福井と金沢でセミナーです。

前回は2日目の後半で声が出なくなってしまい
ご迷惑をおかけしたので、今回は万全に。
機内ではマスク、水、のどあめで保湿。

主催の方に教えて頂いて
夜はホテルのバスタブに熱いお湯をためて
部屋に湿気をキープ。
ホテルは乾燥するのでコレはオススメです。
のどだけでなく、お肌や髪もしっとり。

おかげさまで2回やりきれました。

ありがとうございました!














↑行きの飛行機から見えた
富士山。冠雪していない状態
を上空から初めて見ました。
















↑越前の夏の海の幸を
たっぷり頂きました!
さざえはツノがない
(荒海ですりへった)ものが
しまっていてオイシイそうです。

2009年8月6日木曜日

乳がん検診

自治体の乳がん検診に行ってきました。

自治体からお誘いいただく検診は
ありがたく参加させていただく主義です。

日頃の管理に気をつけているとはいえ
「絶対病気にかからない!」って言うほどの
確信はございません・・・

身体の中でひそかに何かが始まっているかも
しれません。

生活習慣や食事に気をつけたり、サプリメントを
利用したりするのが一次予防。

そして健康診断や各種検診が病気の早期発見
早期治療の二次予防。

念には念を。

さて、検診。
マンモグラフィってご存知でしょうか。
乳房を挟んでとるX線撮影です。
Wikipediaでみるとナイス・サイズの金髪女性が
挟まれております。

ですが、私のはヒジョーに挟みにくい。

寄せて上げるブラジャーはありますが
私の場合寄せて挟むのがマンモグラフィです。

普通の方は挟まれて胸が痛くなるそうですが
私の場合は引っ張られて脇の下が痛くなります。

技師さんの腕もあり手際よく撮影終了。

その後、触診。
既に先ほど撮影した画像を見ながらですが
ああ、フィルムを無駄にしてしまったな・・・
(何も映っていないところが圧倒的に多い!)

サイズに合わせてフィルムの大きさも変えれば
エコなのにな・・・

と思いながら、無事検診終了。

乳がんは早期に発見されると、予後の良いがん
といわれます。検診で防ぐことはできませんが
早い段階での発見が可能です。

女性には日頃のセルフチェックと検診を
おすすめします。

2009年8月5日水曜日

たまねぎ79円

なんと。

最多雨量。
最低の日照時間。

本来ならあっち〜い夏のはずが
涼しくて楽という事実の持つ負の面。
早くも農作物の収穫に多大な影響が
出始めているようですね。

噂には聞いていましたが
スーパーでたまねぎ一個79円には
びっくりしました。
ちょっと前までは39円くらいだったと
思うんですけど・・・

以前、NRの研修で聞いたのですが
こういう農作物が不作傾向の年に起こりがち
なのが健康食品の偽装だそうです。

つまり、パッケージでうたっているほど
成分が実際はそんなに入っていない。
というケースです。

原料となる農産物のコストがあがってしまう
ので、製品が同じ価格ならば必然的に
「薄く」なるというワケです。

とはいえ、消費者はその成分に期待して購入
する訳で、表示ほど入っていないのはウソツキ
ということになります。
企業の倫理観の問題ですねー。



風が吹けば桶屋が儲かる

ではなく

夏が涼しいと健康食品の偽装が増える

2009年8月4日火曜日

腸・ハードなエピソード

今日は腸内環境のお話をさせて頂きました。

便はご丁寧にも私たちの腸内環境の
状況を日々刻々とお知らせくださいます。

理想はこんな感じ。

大きさ:バナナ2本
色:黄褐色
におい:香しい
(たまねぎ卵の腐ったニオイはNG)
かたさ:水を流したときフワっと花が咲く

これが食事の回数と同じだけ
でたら、いうことなし。

ところが

一週間でなかった。
タール便がでた。
緊急事態に備えてトイレに電話を持って入った。

などなど、みなさんなかなかハードなエピソード
をお持ちでした。

万病の元ともなりかねない腸内環境のアンバランス。

キーワードは腸内常在菌との共生作戦。

機会があれば、セミナーにて!