2010年12月25日土曜日

よくわからなくなってきました

消費者庁でも表示義務化の動きのある

「トランス脂肪酸」

植物油に水素添加することによって
つくる硬化油中にできる物質です。
マーガリンやショートニング、植物油
にも多く含まれます。

加工によって傷みにくくなるなど、使い勝手は
よくなるものの、その構造から身体の中に
入ったらどうなるか安全性が疑問視されています。

さてそのトランス脂肪酸ですが自然界にも
存在しています。

ウシの肉や乳です。

最近の研究で牛乳中のトランス脂肪酸の一種
トランスパルミトオレイン酸が

糖尿病のリスクを下げる

ということがわかりました。
(米ハーバード大学公衆衛生学校の研究)

どうしてそうなるのか、ということは不明。
でも、血中濃度が高いヒトは最大1/3まで
リスクが下がったというからオドロキです。

まだこれから追加試験で確認をしなければならない
ようですが・・・・

ますますナゾは深まるばかり。



※この研究結果は人工のトランス脂肪酸のこと
 ではありませんので、くれぐれもスーパーに
 マーガリンを買いに走らないこと。

2010年12月23日木曜日

節約すべきは?

今日はお友達が集まり、プチ・クリスマスパーティー。

そんな中で話題になったのが
「そろそろ世の中、節約疲れしているらしい」と。

不況も期限があれば、まあ節約で我慢というのも
いいかもしれないけど、出口の見えない状態で
いつまで節約すればいいのっ?
で、自分へのご褒美的なことが最近はじりじり
盛り上がってきているらしいと。



節約となると真っ先にヤリ玉にあがるのが

「食費」

カップラーメンが節約の王道だったというような
今考えるとオソロシすぎる話もありました。

そういわれれば昨日お昼の番組の節約コーナーで

「天候不順で葉物野菜は高いのでなるべく使わない」

ええ〜っ  ∑( ̄[] ̄;)!!!

こんな理論が大手を振ってまかり通ってしまう
今日この頃の節約ブームは真剣にアブナイと
思うのです。

栄養はそんなに優先順位が低いのか・・・

節約ブーム、向かうところ敵なし?

その節約が後々高すぎるツケとなって返らなければ
いいのですが・・・

2010年12月18日土曜日

長持ち・・・

市販の風邪薬や花粉症の薬などに入っている眠くなる成分(抗ヒスタミン薬)
は、服用後12時間たっても脳の中から抜けきらない、という研究結果が
発表されました。

抜けきらない成分が強い眠気や判断力低下 いわゆる「ボ〜っ」とした
状況ををまねくわけです。

”薬の二日酔い” を世界で初めて実証したのは東北大のチーム。

つまり薬をのんだ翌日まで「ボ〜っ」としている訳で、翌朝車の運転
受験をなど勝負の場を控えた夜の服用には注意が必要。

「抗ヒスタミン薬」とはヒスタミンと結合する鍵穴をふさいで
ヒスタミンの動き(=炎症&アレルギーを起こす)の邪魔をします。

薬により服用直後は鍵穴の60〜80%がふさがり、眠くならない
タイプの薬は12時間た つとふさがり率が15%に減少。
しかし眠くなるタイプはふさがり率が50%も残っており、強い眠気
と脳の機能障害が起きるレベルだったそうです。

薬というものは、局所に強い作用をしますが、私たちの希望通りの
結果だけを残すのは難しい。それは勘弁してほしいな〜と言う所への
作用を副作用というのですね。

なるべくなら自らの自然治癒力を応援して自ら「治って」いきたい
ものです。

2010年12月15日水曜日

こどもだまし

アメリカ連邦取引委員会はディズニーおよびMarvel Heroesのライセンス取得
ビタミン剤の購入者に対して210万ドルの払い戻し金を支払うことを
NatureSmart 社 とRexall Sundown社に命令。

販売されていた子ども用マルチビタミングミや錠剤に含まれるDHAが健康な
脳と目の発育を促進するという根拠のない宣伝を行っていたもの。

製品はディズニープリンセスやくまのプーさん、ニモ、スパイダーマンなどの
キャラクター付きで小売店やインターネットで販売。製品にはDHA含有と大
きく表示されていたものの、実際には「極微量」しか含まれていないシロモノ。

ビタミン剤の包装では100mg相当の効果を宣伝していたが、4才向けディズニー
マルチビタミンはその1000分の1(0.1mg)しか含まれていなかったとか。

トンデモな事件ですね。

サプリメントは食品に分類されるために、いい加減なメーカーも意外に
たくさん存在するのです。ちょっとした誤差はありえるかもしれませんが
1000分の1というのは、もちろん企業のモノ作りの姿勢を疑わざるを
得ないですね。

ディズニーもよくライセンス許可したな〜。

こんな商品がまかり通るのでサプリメントがうさん臭い目で
見られるんですね。

でも、健康被害じゃなかったのがせめてもの救いでした。

2010年12月13日月曜日

OLは医療費をちょっと考えた

今日、数人のOLさんたちと話している時
医療費の話題になりました。

急増する医療費。

私たちが受診する時、自己負担は3割です。

「ドラッグストアで薬を買うより安いし」

な〜んてことを言いながら、気軽に受診する訳です。

でもでも
よくよく考えると

10割−3割=7割

その7割は誰が払ってくれているの?

「誰か親切な人?お医者さん?」

いやいや、そんな訳はありません。

「自治体?国?」

そうです。

「そうよね。だって高い税金払ってるんですもの。
元とらないと損よね。」

本当にそうでしょうか?

そう思って、自分でなんとかできるものも
安易に受診することは結局国の財政を圧迫して

で、税金がまた高くなり
元を取ろうと思い保険を使い

で、税金がまた高くなり
元を取ろうと思い保険を使い

・・・・・・・

というスパイラルに陥るのではないか。

と話していた訳です。

事実、身の回りにもやたら病院に通っているけど
「おいおい!そんなことなのかい」というような
人がわんさかいたりとか。

件のOLさんたち、いずれ自然治癒力で治るものは
自分で治すとケナゲな努力をしておいででした。

基礎的な解剖学、生理学の知識があれば
自然に治るのか、医者にかかるべきなのかの判断も
つきます。それを普及していくことが医療費
削減への一番の近道ではないかと思うのであります。

基本的には国民全員が医療を受けられるという
恵まれた国、日本。

ぜひその恵まれたシステムを崩壊させない為にも
個々人で可能な努力(=知識を持つ)はしたいものです。
















今日はケーキレッスン。
手作りとは思えない(??)
キャラメル味のブッシュドノエル。
おいしかった〜。

2010年12月3日金曜日

トクホあなどるなかれ

NR協会のブログを見ていたら国立健康・栄養研究所が
11月の素材情報を発表しているとのこと。

さっそくcheck!

中でも糖尿病歴20年の女性がトクホのグアバ茶を飲み続けて、
低血糖による意識障害という情報が目を引きました。

トクホのグアバ茶は糖の分解酵素αアミラーゼを阻害する
(糖を分解させない=血糖値上昇をおだやかにする)という効果が
あり、それでトクホの認可を受けています。

トクホというのは、さしずめ食品と薬の中間。

したがって、同じ効果を持つ薬品との併用は要注意です。
(基本的にはNG)

でも、普通の飲料と同じように売られているので
油断しがちなんです。

件の女性、糖尿病歴20年ということでこれまで長く
おつきあいしてきたんだと思います。
でも、きっと、心のどこかで

薬ではなくて食品であるトクホに頼りたい!

対症療法ではなく根本的に病気を治したい!

っていう気持ちがあったんだろうなー。

こうなると説明なしにトクホが買える状況って
いうのも問題なのかもしれませんね。

だからNRを始めとしたアドバイザリースタッフが
きちんと説明できる環境が必要なんだと思います。

もし、その女性が目の前にいたら、きちんと
説明して上げられるのに。

でも厚生労働省や消費者庁や総務省から「知名度が低い」
と冷遇されているNRなのであります。















近所のショッピングセンターの
クリスマスイルミネーション。
キレイでした!!

2010年12月1日水曜日

インフルエンザ予防接種

行ってきました〜。

今回は新型インフルエンザ(A/H1N1)と
季節性インフルエンザ(A香港型、B)の
ブレンドだそうです。

そういえば去年はパンデミック騒ぎで
新型はほとんどお目にかかれなかった
ですものね。季節性だけでした。

今年は一粒で二度オイシイ感じです。

わが区内は接種の料金が決まっていて
一律3600円(1回目)なんだそうです。

(それってカルテルとは違うのだろうか?)

川を一本超えると、これがいきなり2500円。
接種のためだけに知らないクリニックにいくのも
何なので近所で済ませました。

予約したものの、軽く風邪を引いて鼻声。
どうしようかと思ったら、

「もし体調不良等で予防接種が受けられず
予診のみの場合でも診察料1790円がかかります」
の一文が・・・

ひえ〜

なんだかいきなり勿体なくなって
「風邪等はひいていませんか?」との問診に

「いいえ」と即答。

国会答弁風にいえば

「確かに違和感はあったが、風邪をひいている
という認識はしていなかった」


有効性については健常者のインフルエンザの
発病割合が70〜90%減とあります。

3600円としても仕事を休むことによる
経済損失を考えれば安いです。

・・・文句はありませんm(__)m

※接種しても感染しない訳ではないので、
手洗いうがいは忘れずに。















ほっそ〜い日だまりで
頑張って暖をとる二匹。
フォーメーションが可愛い。

2010年11月29日月曜日

流行に敏感!

去年はインフルエンザ・パンデミックがあり
騒々しい冬でしたが、今年は比較的静かなの
でしょうか?

去年は新型インフルエンザH1N1でしたが
今年は新型とA香港型(H3N2)が流行する
予想だそうです。

イベント週間を超えて気が緩んだ瞬間
いきなり流行をキャッチ!です。

熱は出ないのでどうやらインフルではないよう
ですが、軽くズル&コホン。

ズルズルになりそうな「ズ」位の時点から
エキネシアのサプリメントとビタミンC強化!!
最初が肝心!というエビデンスもあります。

ハーブティーもエキネシア。
最近購入した「埼玉エキナセア」の味がお気に入り
です。中国茶みたいなんですよ。

重ねて
鼻ズルにエルダーフラワー。カタル症状の緩和。
せきコホと痰に今回初登場のマレイン。
トロっとやさしい味なんですね〜。

ハーブとビタミンの力をかりてひたすら
自然治癒力の高まりを待つ。

頼むぞIgG。

2010年11月25日木曜日

解放!!

先週末から昨日まで
出張やらイベントやらで大わらわ。

何事も無く、一連の行事が無事に
終了し解放された今日です。

昨日はセミナーを一時間したあと
同じビルの2Fで催された
20数年来の親友のサプライズパーティーへ直行!
というよりは実は私が「仕掛人」でした。

ドキドキのサプライズを目前にしたセミナーは
どうなることかと前日まで生きた心地がしません
でしたが、始まってしまうとすっかりいつもの
セミナーモードになれて一安心。

今回のテーマはストレス。

不快やショックを感じると
脳の視床下部から大きく2系統の伝達でストレスに
対応するためのスクランブル信号が発信されます。

一つは神経ルート。
ノルアドレナリンが交感神経を刺激して、心臓が
ドキドキしたり血圧があがったりします。

もう一方はホルモンルート。
下垂体から分泌されたホルモンが副腎に届き
皮質からコルチゾール(抗ストレスホルモン)
が分泌され、糖新生が促進されるなど身体の中に
変化を起こします。

それが長期に渡ったりすると
ホメオスタシス(恒常性)がバランスをくずすことに
なり、健康を損なう危険性がUPしてしまいます。

ということで昨日の親友A子さん。

ビックリしてノルアドレナリンが出ちゃったかと
思いますが、たくさんの参加者から祝福を受けて
きっとストレスも解消されたかと。

おめでとうございます。

2010年11月19日金曜日

どうせなら腹の足し?

市場ではビタミンBとかCとか
いわゆる「単味ビタミン」の売り上げが
落ちているようです。

かわりにUPしているのがドリンクとか食品
の形状をとっているもの。

流行っているというか
なんか
不景気を反映しているような。

過剰なカロリーを摂らずに
必要なビタミン、ミネラルを補給する

というサプリメントですが

難点はお腹の足しにならないこと。
(よく考えると当たり前)

どうせ数百円のコストをかけるなら
少しでもお腹の足しになる食品に!って
ことなのでしょうか。

よくよく考えるとこの問題、まるでメビウス
の輪の様にグルグルしていませんか?

(ふりだし)食べ物でビタミン・ミネラルを摂る
→カロリー過剰になってしまう
→ならば必要な栄養素だけをサプリメントで
→でもお腹の足しにならないので食品に添加
→ふりだしにもどる

きっとこのまま不景気だと食事が宇宙食の様に
ワンパックでお腹も一杯&ビタミンミネラルも
とれるようなものが流行りそうな・・・

みんなで迷宮に迷いこんでいる様な錯覚を
起こしますね〜。

複雑な心境です。

2010年11月17日水曜日

ちょっとだったら

以前、ブログを見て頂いている方から
「飛行機と食べ物の写真が多い」と
ご指摘を受けたことがあります。

見てみるとまさにおっしゃる通り。
(11/15も・・・)

志向というものは本当に決まって
いるのだな〜と思います。

さて今日はお酒のお話。
(・・・そういう志向なのです(^_^;)

現在シカゴで開催されている米国心臓協会・学術集会で

「たしなむ程度の飲酒なら脳卒中リスクを減らす可能性
がある」

という調査結果が発表されました。

対象は85000人のナース(女性)。
1980年から2006年までの追跡調査。
(登録時の年齢は44〜69才)

その結果一日飲酒量30g以上(ワインにすると1/3本以上)
以外のすべての層で飲まない人に比べて
脳卒中リスクが低くなったそうです。

(30g以上の層もリスクが増える訳ではなかった)

つまり例えばワインならグラス2杯/日程度であれば脳卒中リスクは低下
それ以上でも上がる訳ではないことが示唆されたようです。

この調査は女性対象で行われていますので男性に関しては不明です。

また脳卒中に関してのリスク調査ですので
例えば乳がんやら食道がんやらはどうなのか?
肝臓にはどうなのか?
については別問題です。

飲み助に朗報が増えた・・・ということは事実かも
しれませんが。












多い写真ランキング

食べ物
飛行機
の次の順位はおそらく
お酒


研修会・・・・

日常生活が赤裸々だ。

2010年11月15日月曜日

目の敵

週末は北陸でした。

土曜に福井でセミナー。

今回は油についての話。

油は摂取量も多いだけにその質が私たちの
細胞の質を左右すると言っても過言では
ありません。

そこであぶらをめぐるHOTな3つの問題にフォーカス。

・脂肪酸バランス
・トランス脂肪酸
・コレステロール

Q&Aコーナーで司会の方から
「油は目に悪いと聞いたのですが。」

と質問が。

ん?油?目に悪いの?
誰がそんなことを?

唐突な質問にキョトンとする私。

司会者の方と主催の方の困った顔。

凍り付いた永遠のような数秒間。

なんとか答えなくてはイケナイ(イヤな汗・・・)

エイヤッ!ということで「網膜はリン脂質に富む組織
なので、当然口から摂った脂質の影響は大きいデスね。」

となんとかおさめたものの。

終了後のお食事の席で真相が判明しました。

事前にお渡ししてあるセミナーのアブストラクト
に「脂肪はとかく目の敵にされがち・・」という
ワンフレーズが!

私は
目の敵(→めのかたき)

のつもりで書きましたが

受け取られた主催者の方は
目の敵(→めのてき)

と読まれたようです。

目の敵=目に悪い

ということになった上でのご質問だった訳です。

目の話が出ないな〜忘れているのかな〜と主催の
かたはヤキモキされていたとか。

紛らわしくて本当に大変すみませんでした。

結局、後から調べた所、苦し紛れの私の答え(カン)は
不幸中の幸い?当たっていたようです(ホ〜ッ(^_^;

日本語は難しい・・・
















冠雪した立山連峰(たぶん)
麓の紅葉とのコントラスト
がキレイでした。















7日解禁のカニ。
今回は香箱(こうばこ)ガニ
せいこ(卵をもったメス)を
頂きました。初体験。

2010年11月10日水曜日

秋の遠足

秋晴れの一日、ひょんなきっかけから
奥多摩に遠足とあいなりました。

本隊(女性8人)とランチから合流。
私は後半一時間歩きからの途中参加でした。

ここが同じ東京都なんて!!

おいしいランチを頂き
紅葉の渓谷沿いの道をおしゃべり
しながら歩いていきました。

紅葉はさながら
ファイトケミカル(植物有用成分)祭り。

色はアントシアニン。
糖が紫外線と反応してできる。

色はカロテノイド。
夏まではクロロフィルの緑色が
マスキングして目立たなかっただけ。

紅葉の山を見てしみじみ思った自分は
相当ヘンタイだと思いました。

ともあれ、どこかにゆく手段としての
歩きではなく、歩くこと自体を楽しむのは
のんびりしてストレス解消になりますね。

初めましての方にもお会いできて
とても楽しかったです。














無人駅にポツンとたたずむ
自動改札。ちょっと不安。
















絵はがきみたいな
風景。川の
キレイなエメラルド
グリーンが写らずザンネンです。















スープカレー。
玄米の食感にやられます。
















青空とのコントラスト
が最高でした。
















こんな感じでそぞろ歩き。

2010年11月8日月曜日

人生86年計画

昨日は2時間のセミナー
「ホルモン力UPでスローエイジング」
今日はフードバランス講座のナビゲーター
「ワインのサイエンスシリーズ(?)」

こなして参りました(^_^;;

コツコツ、コソコソ、学んできた
情報が人様のお役にたてるのは
ウレシイ限りです。

昨日のセミナーはホルモンのお話でしたが
集まった女性の熱気!

ちょうど女性ホルモン「エストロゲン」の
変化時期にあたる年代の皆さんが多かった
せいでしょうか?

急に汗かいたり
気分が沈んだり

激減するエストロゲンに身体が対応できない
急性の症状、いわゆる更年期障害です。

じつは、この更年期障害は一過性のもので
あり、本当に気をつけたいのはその後に
くる身体の変化なのです。

特に骨の問題は、一度溶け出したら
元には戻れないだけに日々の
お食事や栄養補給
生活習慣など
出来る限りの努力をしておきたい。

40代50代でのその努力が後のQOLを大きく
左右するんですね〜。

「年のせいだから仕方が無い」は人生が50年
だったころの戦略。
どうやら86年生きる予定(?)の現代においては
やはりそれなりの戦略が必要だと思います。

死ぬ瞬間まで元気を目指すなら
身体をあと40年ほど持たせなてはなりません。

まずはカラダや病気に関する正しい知識を
得ること、そして対策を実践すること。

ああ、その為に早く寝ようと思ったのに
またこんな時間だ・・・

















りっぱなシイタケが売っていたので
ベランダで干しシイタケ製作中。
シイタケは干すことで骨に必要な
ビタミンDが増加。味もより濃厚
になります。

2010年11月1日月曜日

オリーブオイルセミナー

今日はハーバルセラピスト講座の同期生yokoさんの
オリーブオイル講座に参加してきました。

yokoさんはセラピスト合格後にあきたらず
イタリア留学をしてオリーブオイルのソムリエに
なった方です。

勉強し続ける真剣さにただただ尊敬です。
さて講座は座学&テイスティング。

ワインとまるでおなじテイスティングに感動です。

日本のスーパーに並んでいる「いわゆる」オリーブオイルと
作り手がこだわって誇りを持って作っているオイルの味の
違いに愕然としました。

また、イタリアでは「それってフツー、食用じゃないでしょ」
レベルのオリーブオイルが日本で市場に安く出回っている
事実もオドロキでした。

帰り道、とあるSCの文房具屋さんでかつての会社の
同僚の女性Oさんと偶然再会!!!

食にヒトカドなくこだわるOさんと今後のことで
盛り上がりました。
私たちのカラダは食べるもので出来ている。
メディアのいわゆる「オトナの事情」はさておき
本当にそこにこだわる女性が増えていくと、なんか
社会という大きな仕組みをも動かすことができ
るのではないか?

そう思える一日でした!!














ほとんどワインの様にオイルを
テイスティングしていきます。
こんな機会は初めてで、香りや
味の違いに感動でした。

2010年10月26日火曜日

誰がやる?

昨日は健康食品フォーラムで霞ヶ関にいってきました。

この会はもう何度目かになりますが、いつもほとんど
満席で驚きます。

後援は厚労省、農水省、文科省、消費者庁
ということで、雰囲気としては
民間の業者、研究者をあつめてお役所が方向性を
示唆する、教育する、あるいは釘を刺しておく
というニュアンスの啓蒙活動でしょうか。

そういってはみもふたもないですが
私はお役所のニーズをさぐる貴重な機会なので
基本的に毎回参加しています。
参加費も無料なので主催の社福協さんには感謝です。

今日興味深かったのは
日本学術協会 副会長の唐木先生のご講演。

医学は元々「未科学」からスタートし、「科学」になっていった。
魔術、呪術

民間療法

解剖、生理、病理

内科療法

ワクチン

外科手術

医療の大衆化

遺伝子治療
再生医療

輝かしい進歩「科学=夢」の一方でその「影」が
どんどん増えてくる。
公害、農薬問題、原子力、遺伝子組み換え。

人類の基本的な夢
(動物的欲求=必要で安定した食、住、生活)

が科学技術で叶えられる時代は
科学は希望であり信頼であった

ところが人類の果てしない夢、例えば

不老不死
若さ美しさ
尊厳ある死

かなえられない科学技術は
「こんな病気もなおせないのか」とやがて
人々の不信をよぶ。

そこに西洋医学への不信

3時間待ち3分治療
医療過誤

人々の関心は「科学」からまた「未科学」に戻っていく。

これが昨今の健康ブームの背景なのではないか
というお話でした。

人々のニーズである「夢」と「科学」を
きちんとつないでいくのがNRやサプリメント
アドバイザーの責務なのではないかと思い
鼻息を荒くして帰ってきた訳です。

メーカーはきちんと誠意ある製品をつくる。
(原材料、内容、表示、GMP遵守)

アドバイザリースタッフは
科学とニーズをつなぐ知識やスキルを磨く。

パネルディスカッションでは
その仕組みを行政がつくるのか、民間の善意に頼るのか
なんとなく押しつけあう感じで会場からは苦笑が
漏れていましたが・・・・

時間は有限です。
やれる人がやるしかない。
ですよね。















前の方が大きい方で見えなくて
困りましたが途中で小さくなって
頂いて(^_^;助かりました

2010年10月25日月曜日

研修会

秋は研修会シーズンです。

今回はNR研修会@日比谷公会堂です。

ま90分3コマの講習でした。
もうオシリとコシがやられました。

話の内容で印象に残ったのが
城西国際大学の太田先生の
「定量的理解」のお話です。

数字が意味することをきちんと理解していく。

中国産の野菜で健康被害にあう確率は
宝くじに当たる確率よりも少ない

発ガン性が取りざたされたあの油でがんになる確率より
たばこでがんになる確率のほうがはるかに高い

シロかクロか
善か悪か

中国野菜は信用できない
あの油をとったらがんになる などなど
スパっと分けるという行為は定量的ではない。

定量的に考えるということはどういうことなのか。

ダイエット中だからコーヒーはブラック。
にするとどの位結果が出るのか?

スリムシュガー(3mg)だとすると
4kcal×3mg=12kcal
でゴハンに換算するとなんと小さじ1杯。
しゃもじにへばりついたゴハンを食べちゃう
ことであえなく帳消し。

苦しみと効果は比例しない(苦笑)

なんてお話から、

何故、今、20代30代の人でも生活習慣病
を予防しなくてはならないのか?

人口分布からのお話はすっごい説得力でした。

自分がおそらく生きていない日本の未来では
あります。でもよりよい未来のために今
私たちNRができることは何か?

健康食品やサプリメントは問題ばかり多くて
医療費削減の結果が出ていない

NRは知名度が低い
(その文句はこちらが言いたい)

と厚労省から攻撃にあっておりますが、めげずに
頑張って結果出していきたいと思っております。

定量的にね。
















秋晴れでちょい寒。
定量的に見ると発ガン性物質に
満ち満ちている内幸町の交差点にて。



2010年10月19日火曜日

セロリの力?

「セロリを食べると記憶力低下が防げることを覚えておいて」

Daily Mailがレポート。

セロリやピーマンに含まれるルテオリンという物質が
脳の加齢とそれに伴う記憶力の低下に関連する炎症を抑制する
らしい。

1日20mgのルテオリンを与えた高齢マウスの空間記憶試験の
成績が良かったという実験結果に基づくものです。
また、培養細胞でルテオリンが炎症を引き起こす物質の放出を
抑えるという結果も出た模様です。

なかなか期待が持てるレポートですが、ネズミさんや培養細胞を使った
実験ですのでそのままヒトには当てはめることはできません。
実際ヒトがどの位のセロリを食べて、どの位の効果がでるのかは不明です。

ここが難しい所です(-_-;

赤ワインをアンチエイジング効果の為に飲むと計算すると
一日200本というとてつも無い量になってしまい
アンチエイジングの前に肝硬変になりかねません。
(というか、ムリ。)

こういう情報をTVの人が聞きつけて「セロリを食べてボケ防止!」なんて
番組ができるんでしょうねぇ。

なんていいながら今夜の我が家の夕食はセロリカレーです。

・・・案外、影響受けやすい?(;^◇^;)ゝ

2010年10月16日土曜日

みんな好みの15日

一ヶ月は31日あります。

なのに、なのに、
何故今日なのか。

ということで昼夜セミナー2連チャン。

どちらも趣を異にするセミナーで
(話の内容は同じです。参加の皆さんと
シチュエーションがまるで別)
面白かったです。

最近、地方の方に
「いつも電車に乗ってますね」と言われました。
電話に出られないことが多いのですが
今日もまた4時間位は車中だったでしょうか。

私は車を持っていないので電車移動なのですが
きっと不思議なのでしょうね〜。

ところで今日は昼のセミナーにカラーの先生が
いらしていて、ちょっとだけパーソナルカラー
を見て頂きました。

「センセイ、そのリップの色は残念です」

え〜、じゃあ何色?

眉の色も髪の色も・・・あああ

残念な色をつけていることで印象大損。
メイクは自分のためではなく他人のため
だと改めて実感しました。

がんばります!

2010年10月13日水曜日

たばこ→薬

たばこの値上げで、今、禁煙が大ブレイク!

あまりにも当然すぎる展開ですが
製薬会社で禁煙薬が売り切れ状態だそうです。

あの俳優さんで有名な禁煙サイトも閉鎖中とか。

病院にいくと「禁煙するのはもうちょっと
待ってください」てなことになりかねない
今日このごろ。

大昔の喫煙者としては、禁煙なんてお金かけて
Drに手伝ってもらうものなのだろうか?

という疑問がわきます。

禁煙薬が保険適用ではない時代には多くの
人が自力で禁煙してきました。

たばこで高額な納税をしてくださった方たちが
禁煙で医療費(=税金を使う)へ流れてしまったら
また医療予算が大変なことになりはしないか、と。

とりこし苦労?
だったらいいのですが。

2010年10月11日月曜日

料理の科学

最近、ハマっているのが料理の科学です。

健康に関するセミナーをやってきましたが
話だけではなく、次のstepとして「食」との
コラボレーションに力を入れたいと思っています。

料理には「コツ」と呼ばれるワザが存在します。

親の世代は無意識にこのコツを使ってきた訳ですが
実はそこには面白い科学的根拠があったのです。

例えば

リンゴをむくとあっという間に茶色く変色します。

そのままにしておく人はあまりいない訳で
(すぐ口に放り込めば問題ないですが)
理由もわからないまま

・塩水につける
・レモンをかける

などのマジナイ的なプロセスを経ることで
変色を防ぐ訳です。

茶色く変色するのは
空気中の酸素 リンゴのポリフェノール 酸化酵素
の三者の化学変化です。

どれがかけても変色はおこらないことから、逆に
どれかを止めれば変色も止まるという訳です。

塩水につけるのは酸化酵素の働きをストップさせる為。

レモンをかけるのはビタミンCのような酸化をとめる
物質をつかうことでリンゴの酸化を防ぐ訳です。

もう、推理小説をよむがごとく、料理のナゾが
解けてきて、毎日のご飯作りが実験君に変身。

調理師や栄養士のみなさんは
「あったりまえでしょ〜」と思われるかも
しれませんが、まだまだ一般人にはあったりまえ
ではありません。

作るのも食べるのも楽しい食を目指してみたら・・
と妄想でニヤニヤしてしまいます。

2010年10月8日金曜日

switch!

日常生活というのは区切れもなくどんどん続きます。

気分転換と言ったってそうそう生活や仕事を
断ち切れない。

昨日は友人グループ一行とTDLへ!

何年ぶりか、というのを思い出すのも何年ぶりか。

最後に言ったのは研修旅行で立ち寄った
カリフォルニアのディズニーランド。
ではTDLはというと軽く20年ぶり位です。

はじめはなかなか気分のスイッチができず
なんか平日なのに人も多くて落ち着かず
戸惑っていましたが、いつもの友人達と
そしてTDLの魔法?
次第に非日常ノリに身体がなじんできて
最後はもうミッキーの耳買っちゃうか?と
いうテンションの高さでした。

帰ってぐっすり寝て起きたら不思議なことに
リラックスした自分がいて驚きました。

ストレス解消したのか、いつもと違う脳を
つかったせいか疲れがとれたのかもしれません。
(コーディネートしてくれた友人はストレスたまった
かも・・・)

非日常を味わう脳のスイッチって大事なんだな〜
と改めて実感させられた次第です。















最高のお天気に恵まれました。
まるでアメリカの夕暮れ?
マークトウェイン号のデッキより。

2010年10月5日火曜日

秋の甘い香り

東京地区、街中に漂っていますね
キンモクセイのあま〜い香り。

春の沈丁花

夏のクチナシ

秋のキンモクセイ

ああ、今年もまたその季節がやってきたな
としみじみ感じ入るのであります。

香りというのは五感の中でも
大脳辺縁系=本能の座
を直撃するそうです。

大脳辺縁系は別名「嗅脳」とも呼ばれます。

嗅覚以外の感覚がまず大脳新皮質=知性の座
を経由してから大脳辺縁系に伝えられるのに
対して、嗅覚のみが本能の座に直行!

いきなり 快↑or 不快↓の感情を生み出す
ことになるのです。

嫌なニオイはどうにもガマンできないですよね。

また、香りは記憶や情景に直結していたりもします。

キンモクセイの香りをかぐと・・・

ロッテのガム「イブ」を思い出します。
昭和47年に「香りを楽しむガム」というコンセプト
で発売されましたが、やはりどうにもトイレの
芳香剤的な香りでそのゴージャスな(箱が金色)
一生を終えてしまいましたね〜。

しかし。
すぐ味も香りもがなくなってしまう紙の様な
ガムから進化したイブは高度経済成長の日本
の豊かさを感じさせる香りでした。















隣の家のキンモクセイ。
満開です。

2010年10月3日日曜日

健康診断

ある食品会社の工場長をしている友人が家に遊びに
きました。

いろいろ話をしている内、話題は従業員の健康診断へ。

全員で60人位の工場らしいのですが、健康診断の結果
問題ナシとされたのが、彼を含めたったの2人!!

へー、余程平均年齢が高い職場なんだ〜

と思いきやなんと35才くらいだそうです。

なんともオソロシイ。

ところで、検診とはおもしろいもので、例えば

γ-GTPという数値

この数値が高いと「あ〜やっぱりね」と
酒飲みは一瞬反省するのですが、
よくよく考えると、調べるまでもなく
お酒を飲んでいるんだから当然上がるでしょ。

なんか、臭いとわかっているもののにおいを
わざわざ嗅いでやっぱり臭いと言っている
ようです。

検査大国日本。その弊害についての本を読んで
いるので、タイムリーで盛り上がりました。

あ、お酒飲みながらです。すみません。

(↑自分の肝臓にあやまっています)

2010年10月1日金曜日

リスクコミュニケーション

厚生労働省・消費者庁主催の
リスクコミュニケーション・意見交換会に
出席してきました。

健康食品などの情報提供や、被害の未然防止
拡大防止に関してのお役所との連携っていうところ
でしょうか。

サプリメントや健康食品は「食品」に分類されます。
ですが

食品だから
自然だから

と安心することなかれ。

いま健康食品の安全確保で深刻な問題は・・・
・ナイショで医薬品成分が含まれている
・薬との飲み合わせ

健康被害事例のほとんどがこの2つ。

表示ほどの成分が含まれていない、というのは
日常茶飯事。詐欺行為だけど、入っていないなら
身体への影響はナシ(お金は無駄だけど・・)
まだカワイイ方。

コワイのは
いや〜よく効くサプリメントだな〜と思ったら
医薬品成分が入っていて肝臓壊して死亡という
事例が意外にあるということです。

サプリメントだったら、何でも同じでしょ?
などとナメたらいけません。
効果や値段で選ぶととんだ代償を払わされる
ことになるのです。

材料の出所が明確
GMP
最終製品が検査されている

信頼できるメーカーの商品を選びたいものです。

あるいは食品だから大丈夫でしょ、と処方されている
くすりと並行してサプリメントをとるのも飲み合わせ
や個人の体質によっては深刻な健康被害をもたらします。

基本的にはお医者さんにご相談を。
ということになりますが、いかんせんお医者さんも
お忙しくサプリメントの情報なんてほぼ皆無。
あやしいものはとりあえずナシとばかり頭ごなしに
否定する先生も圧倒的に多い現状。

(サプリメントなんかじゃなくて、私が効く薬を
出してあげますよ、と処方された薬で胃を壊した
例もある模様。どっちが信用できるやら)

いま厚労省から医師会に働きかけて啓蒙中だそうです。

道はまだまだ遠い・・・

2010年9月30日木曜日

いよいよ明日から

タバコ、大幅値上げです。

コンビニではもう駆け込み購入用に山積み。
1カートンにティッシュ1個プレゼント!
とか訳がわからない大売り出し状態です。

一箱400円台になるとさすがにちらほらと
「節煙!」
「禁煙!」
の決断の声もきかれますが
その一方で買いだめしてるんだからいかがなものか・・・・

昔、カナダに旅行にいったときは
一箱800円でした。それでも吸う人は吸う。
すごく愛おしそうに吸うんです。

煙を無駄にすまいと、ぐ〜っと、ふか〜く肺の奥まで。
(良いんだか、悪いんだか。)

次のターゲットはお酒でしょうか・・・。
こちらは個人的には、ちとイタイ。















チーズセミナー最終回。
本物のモツァレラは美味しかった!
で、ワインも2種類。

2010年9月29日水曜日

オープンハウスにて

先週末、国立健康栄養研究所のオープンハウスにいって
きました。

なんせ、無料で受けられる体力測定がありがたいです。

全員リピーターなので、所内ツアーは参加せずに
測定に直行。

会場にはいるといきなり
「これからエクササイズ始まるんで測定はその間
できないんですよ」

え?え〜っとじゃあ、どうしたらいいですかね。

あっという間に巻き込まれ、いきなりストレッチ。

ああ〜足の筋が〜〜〜
ああ〜脇腹が〜〜〜

本当に普段からこんなところ伸ばしてないだろうと
いう盲点(?)を静かに攻めます。

運動というのは自発的にやる癖を付けるまでが
本当に大変ですが、やるとすごく気持ちいい。

20分間のエクササイズの後に、体力測定に。

ストレッチのおかげか?
体脂肪が去年より2%落ちていました。















前屈〜っ!















ジャンプ〜っ!

2010年9月19日日曜日

23.1%

敬老の日にちなんで総務省が65歳以上の高齢者の
推計人口を発表。

2944万人と、人口の23.1%。
女性はすでに25%を超えているそうです。

来ましたね。スーパー高齢社会。

2030年には30%を超えることが確定している
ようですから、まだまだまだ、これからです。

そのころには自分もすっかり高齢者です。

いま日本人の病気の大半をしめる生活習慣病は
感染症と違って昨日今日の原因ではありません。

20〜30年かけて「じっくりと」作られる原因
です。つまり予防と考えると充分若いうちから
取り組まなくてはならない課題。

先月の学会でも「認知症の真の予防はこども
の頃から」という発表がありました。
生活習慣や学習習慣といった生活の基本が
発症のリスクを大きく左右するといわれています。

「自分の人生なんだから、健康のことを他人に
とやかくいわれる筋合いはない」なんて勝手な
発想は通用しない・・・そんな時代です。

(この手のセリフを聞くと、つい「じゃあ、
保険証を返してくださいね」とイジワルの
ひとつもいいたくなります)

20年後の自分のために
今日はお酒ひかえました・・・(苦笑)

2010年9月15日水曜日

それが何か?

なんだかんだの忙しさも一段落。

今日はお休み。
(といっても落ち着かずにでかけちゃう。反省!)

この夏に参加した学会でとったメモを整理。
時間が経ってしまうと文字が判読できずに
苦労します。

いつもあとから「ちゃんと書いておくんだった・・」
と反省しきりですが、プレゼンが100%パワーポイント
なので、ホワイトボードに書かれるのと違って
物理的に追いつくのはほとんど不可能。

そんなことをしている内に、メモしてはいないある
光景が蘇ってきました。

医学部における栄養教育について。

医師国家試験の科目に栄養学はありません。
しかしながら、生活習慣病の増加を考えたとき
食生活の改善というのは火急の課題です。
医大によっては栄養教育の時間を設けているとは
いうのですが・・・

それを担当した栄養学の先生
「国試にないということもあり栄養学の授業中
は生徒は解剖学のテキストを広げ勉強しているのが
現状です。医学部の先生にお聞きしたいのですが
実際に生徒や先生達がご自身の食生活に気をつける
あるいは気をつけるように指導はされていますか?」

質問を受けた先生、真意を測りかねている様子。

「いや、特にはしていませんが・・・」

その様子、「それが何か?」という印象でした。

医師は病気を治すのが仕事。
栄養指導は栄養士の仕事。

みずから実践して健康について研究している訳
ではないのですから、自分の健康について
このヒトたちに頼ってもなぁ〜??という
印象でした。

大事なことはきっと「誰か」が考えてくれている。

それは一体、誰?















熊本からの帰り。
場所は富士山上空。
夕日に照らされる見事な
富士山が見えた・・・のは
反対側の席。悔しくて
とりあえず翼でも撮っておく。

2010年9月13日月曜日

火の国は火の様に暑い

九州で熊本は佐賀とならんで暑い地域だそうです。

昨日は油、今日は美肌の栄養の話をさせていただきました。

豪雨の中おこし頂きありがとうございました。

今日はお昼に野菜たっぷりの「だご汁」をいただきました。

郷土料理にはなぜか炭水化物ON炭水化物が多い気がします。

だご汁は太いうどんが入っているというので、定食のゴハンを小盛りにしようと思ったものの、栗ご飯と聞いて急遽方針変更!

しっかり完食。

野菜から食べれば大丈夫と念仏の様に唱えながら…

大満腹。

明日から、腹八分。です。




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2010年9月8日水曜日

むくみの原因は

「あまりに暑くて水分とっちゃうからねーむくむのよー」

この夏、いろいろな人からこのセリフどれだけ聞いてきたか。

また今日も聞きました。
・・・今回は私の母です。

「なんでむくむか知ってる?」

「水分でしょ?」

→むくみとは細胞と細胞の間にたまってしまう水分のこと。

リンパ管や静脈は筋肉がないために自力で動くことが
できません。

その流れが滞留しているために普通は回収されるべき
水分や老廃物が細胞の間にたまってしまうのですね。

「顔はむくまないんだけど、足がむくむのよ」

→それは自然の法則。水は標高が低い方に流れる。

今日の関東の豪雨の様に、です。

むくみは血行の悪さ、代謝の悪さ、塩分過多
そして栄養バランスの悪さが原因といわれます。

「ねー、ちゃんとタンパク質とってる?お肉とかお魚とか」

「ついつい、さっぱりしたものになっちゃうのよねー」

「そういう時のためにプロテインパウダー渡してあるでしょ」

「むくんじゃうから、飲み物は控えてるのよ」

→実はむくみのその他の原因として、タンパク質の摂取不足が大きい
のです。血中のタンパク質が減ってくると血管から水分が
滲みだして細胞間にたまってしまう・・・

「え〜?!そうなの?」

「そういうことですっ!」

→高齢者のタンパク質不足は諸悪の根源。

動く!
タンパク質を必要量摂る!
水も必要量摂る!

本当に必要な知識が、必要な人に届かないと
大変なことになってしまうのではないか。

目の前でダダをこねている母をみて
しみじみ思った本日でございました。

2010年9月6日月曜日

まるでオバサン学生

今日も今日とて
大学に「通学」です。(笑)

今日は慶応大学薬学部。

公開講座でテーマは再び免疫でした。

いやーわかりやすかったです。
なんか最近は若い先生の方が話が
わかりやすい気がします。
世代的にプレゼン慣れしているんでしょうか。

一昨日、謎に包まれたまま終わった
抗体治療の話などが再登場。

さすがに2回目はOKでした。

きちんと聞けば聞くほど
突然スイッチが入ってしまう自己免疫疾患
のおそろしさ。

自らの細胞が大きく壊れてしまうできごと
たとえば

極端な日焼け
ウイルス感染症

多量に壊れた自分の細胞に対する抗体を作ってしまう
ことから、火がついてしまう、とか。
風邪は万病の元とはまさにアタリだ・・・

がんの抗体治療の話もすごく面白かったです。

ヒトの免疫システムを利用してがんをやっつける。
近い将来、誰でもが利用できる医療(保険対象ね)
になったらいいですね。

参加した薬剤師さんの質問に答えて、先生が
薦めてくださった免疫がわかる本がブルー
バックスだったのがなんかうれしかったです。

小難しい高い本ではなく、1000円くらいの
本でも科学の本質がわかるんですねー。

さっそくAmazonにてオーダー。
また、本棚がはちきれる・・・
















面白い話を聞くためには
どこへでも行きますが
激暑はもう勘弁です・・

2010年9月5日日曜日

人気日本一

今日は神田駿河台の明治大学。

「酸化ストレスシンポジウム」。

いやー今時の大学は、

  高層ビル
   で
  大雑踏

驚きました。

建物の中は山手線の駅レベルの雑踏。

特に今日は法科大学院の受験日らしく
ロビーは大混乱。

土曜日の大学といえば、閑散として
のんびりしていた記憶なのですが。
(部活の人くらいしかいない)

さすが受験者数日本一の明治大学。
シンポジストの東大の先生もその人気を
うらやましがっていらっしゃいましたが
なんかすごく「流行ってる」感じです。

さて酸化シンポジウム。

活性酸素が細胞をさびさせる、とよく
たとえ話でするところのプロセスが
遺伝子レベルで説明され、なんとなく
理解できました。
(なんとなく、おぼろげに、程度)

なぜ活性酸素が糖尿病に結びつくのか
という謎が解けてすっきり。

それにしてもエレベーターにのって
教室に行くというのは不思議な感じ
だなー。














下から見るとこんなです。
立ち止まって写真撮るのも
一苦労の雑踏。

2010年9月4日土曜日

品川の京都

品川にある京都大学の東京オフィスで開催されたサイエンスカフェに参加してきました。

サイエンスカフェは最先端の研究と市民をつなぐ新しい講座の形として最近話題になっています。

そういうことであれば、お言葉に甘えて、つながれてみようではないか、と。

今回のテーマは免疫。

が、しかし。

さすが京大。
最先端すぎ。

リンパT細胞を使った再生医療が話のメインテーマで、もう、ついていけません(T . T)

ただ、物凄いスピードで新しいことがわかってきている模様。

本にも書いてあるし、授業でもならったことが、今はもう否定されている説らしいことがショック(゚o゚;; でした。

2時間かけて、自分がなにも知らないことを、あらためて知りました。




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2010年9月2日木曜日

夏に粉ふき?

気象庁は1日、今夏(6~8月)の全国の平均気温が
平年より1.64度高く、1898(明治31)年の
統計開始以来最高だったと発表したそうです。
特に8月は平年を2.25度も上回ったとニュース
になっていました。

もう、飽きましたよね。
暑さの話題。
という位、毎日暑い。

一日中エアコンをつけていたせいでしょうか。
皮膚がかっぴかぴに乾燥。
夏だというのにあろう事か腕と脛に粉がふきました。

粉とはいいますが、正体は乾燥でめくれた角質。
表皮の水分量が10%になるとおこる現象です。

あわてて、ボディミルクをぬりまくりました。

粉ふきは冬の現象かと思っていました。

異常気象という変化に対応しないと淘汰されそうです。















今、巷で噂の「杏仁フラペチーノ」
正確には「バニラクリームフラペチーノ。
あ、シロップをアーモンドに変えて
ください」というと出てくる代物。

味はどう考えても杏仁になる不思議。

冷やしちゃいけないのは百も承知
だけど、ついついね。異常気象だし。

2010年8月31日火曜日

水で減量?

こんなニュースを発見。

米バージニア工科大のブレンダ・デービー博士らの
チームの臨床試験で食事前にコップ2杯の水を飲む
ことで減量効果があることがわかりました。
対象は中高年の男女。12週間のプログラムで3食の
前に水を2杯ずつ飲んだグループは7キロ減に成功。

食事前に水を飲むのは満腹感をもたらすためにこれまで
にも75〜90キロカロリー摂取が減るということは
知られていたようです。

すわ!今日から水飲むぞ!!目指せ7キロ減!!
というのは、ちと早い。

実はこの実験、減量プログラムをした上での効果。
水を飲むだけで7キロやせる訳ではないようです。

飲まないグループでは5キロ減に収まっているところ
から、水飲みは効果あり!と結論づけられます。

どうせ飲む水。
ならば効果を期待して食前にしてみてはいかがでしょう?

(※清涼飲料やジュースはNG。また心臓・腎臓に疾患
がある方も注意。水中毒にも注意です。)

















暑すぎてネコさん、
舌が出っぱなしです。

ニンゲンも脱水注意。

2010年8月29日日曜日

うなぎ

総会2日目。
朝からサプリメントフォーラムでプロバイオティクスの最新情報。

食品だから

効くと言えない

イコール

効かない

ではない。

(わかりにくい?)

処方箋薬は病名がつかないと出してもらえないけど、食品成分の機能を理解しておけば、十分予防的に使っていけるんだなー。と実感。

で、血液型別にかかりやすい感染症と、長持ちしやすい善玉菌が違うって、キチンと根拠があった!今日はじめて知りました。

はじめてと言えば、はじめてランチョン弁がうなぎ。
さすが名古屋。
得した気分。

(一瞬ウレシかったものの、よくよく考えると臨床栄養総会
の弁当なのに1ミリも野菜が入っていないという事実に誰か
ツッコミは入れないのだろうか?)




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2010年8月28日土曜日

名古屋、おそるべし

総会で名古屋にきています。

国際会議場なんですが、ロビーはもちろん、会議場の中もクーラーの効きは甘い(; ̄O ̄)です。暑い、暑すぎです。

さまざまなトピックスが発表されていますが、それはあらためて。

さて、ここには名物があります。

常識をはるかに超える大きさの騎馬像!

大きさが今ひとつ写真ではわかりづらく残念。

軽く3階建のビル位あるんです!(◎_◎;)

台座脇のポールでわかりますかねー。それが大人のウエストの位置ですよー。



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2010年8月26日木曜日

菌の力

またまたチーズセミナー。

ここの所、発酵関係の本などを読んでいたので
チーズの奥深さがますます魅力です。

今日のツボは

「シェーブルに始まりシェーブルに終わる」

シェーブルというのはフランス・ロワール地方でつくられる
代表的なヤギの青カビチーズ。

一瞬ギョっとする表面ですが、カットすると中はきれいな白。

味もさっぱり酸味があり、ハチミツつけてもおいしいです。

さて、何が始まってなにが終わるかというと、
このチーズは多量の乳酸菌を使っているために

フランスでは離乳食にも使ったり
はたまた、高齢者の栄養食として使ったり

つまり人生の始まりから終わりまでシェーブルとのおつきあい
ってことですね。きっとお腹は善玉菌優勢にちがいない。

なおフランスのチーズは無殺菌ですが日本のチーズは
無殺菌が許可されていないそうなので良い菌もころされて
しまいます。

せっかくの菌の力なのに残念。
















左から
チーズの王様 ブリー・ド・モー
ブリー3兄弟の末っ子 クロミエ
サラセン人の忘れ物 セル・シュール・シェール
          (これがシェーブルです)
羊の濃厚なチーズ オッソー・イラティ
枯草菌が作る独特の風味 ポン・レヴェック

2010年8月25日水曜日

テルモス購入

これだけ暑いと、もはや東京は
マニラ、ジャカルタ、クアラルンプールといった
東南アジアの都市と変わらない・・という認識
を持った方がいいですね。

エアコンが身体に悪い!と我慢してお亡くなりに
なる高齢の方が増加している今日この頃、
真剣に認識をあらためなくてはと思います。

水も一日1.5〜2ℓを目安に意識的にとって
頂きたいです。特に年齢が高くなるにつれ
のどの渇きの自覚が鈍くなってきます。
(自分でも時々ドキっとします)

一日10回くらいに分けて水をとる癖をつけたい
ものです。

(※水分摂取については心臓、腎臓に疾患がある方は
お医者様の指示を仰いでくださいね)


さてそんな中。暑いからこそこんなお買い物。
250mlの保温(冷)魔法瓶を購入しました。
















世の中にこんなに便利なものがあったなんて。

オドロキです。

氷を何個かと水を入れてでかけるも
外出中氷は溶けず、途中補給のお水も
冷えたまま持ち歩けます。

出先でペットボトル買うのも
コストやゴミの問題でお財布にも地球にも
やさしくないなーと心がいたみます

冷たいウォーターボトルはバッグの中で
結露してビシャビシャ

だからといって保冷カバーにいれると
大きくなってしまい、ひとかどの荷物に

いやーその点テルモスは便利だー。
まさに魔法の瓶です。


欠点はちょっと重いこと。

でもまだまだ暑い日が続きそうだし、当面、毎日
活躍する予定です!

2010年8月24日火曜日

手作りケーキ&クッキー!

日曜日は通算3回目のケーキレッスン。

お菓子作りはロマンでもある一方
科学反応でもあり
ちょっと実験ぽくて面白いです。

だって生クリームひとつとっても

「温度が高いとダメ」

生クリームの泡立ちを構成するのは脂肪。
温度の変化を受けやすいのでクリームも
道具も室温も冷やしていないとイケナイ。

「ホイップに低脂肪はダメ」
脂肪の数がものをいうので
ホイップ用の生クリームは乳脂肪45%以上。

「まぜすぎたらいかんぜよ」
脂肪が気泡を取り込みながらつながることでホイップができる。
まぜすぎるとつながりが大きくなり過ぎて、パサパサした泡に。
そして更には分離してバターの様になってしまう。
(なんかモンゴルの草原で生クリームをどんどん撹拌して
バター作っている映像を見たことがあるかも・・・)

扱う物質の特性がわかるとお菓子作りもどんどん
面白くなってきますねー。

なんたって手作りのいいところはどんな材料を
使ってできているのかわかるし(カロリーも!)
なんたってこんだけ苦労したんだから!という
ココロがこもることであります。

こんなに大事にクッキー味わって食べたこと
はありません。















洋梨のタルトと
マクロビオティックのクッキー。
マクロビクッキーは砂糖と動物系素材不使用。
でも、めちゃくちゃオイシイのです。

2010年8月20日金曜日

チョコレートはお菓子?薬?

ダークチョコレートに含まれるポリフェノールには
様々な作用があることは近年の研究であきらかに
なってきています。

カカオ70%のダークチョコ30〜50gを毎日摂取すると
そのフラボノイド、ポリフェノール(抗酸化物質)が
血圧を下げる効果があることもしられています。

だったら、それを薬がわりに使えば一挙両得!
と考えた面白い研究がオーストラリアでされました。

8週間、毎日50g(板チョコ約一枚)のダークチョコ
を食べた被験者は降圧の効果があったにもかかわらず

約半数が「ちょっとムリ!」
20%が「ずっと食べ続けるのはムリ!」

と評判はボロボロだった様です。
多くはチョコレートの糖分、脂肪分が気になる
というのが理由のようです。

(強制されなくても、その位食べてるだろう?!と
思う量なのですが・・・)

サプリメントの話をしていると「私は食べ物でとりたい」
とおっしゃる方が少なくありません。

が、なにかの有用性(血圧が気になるなど)を目的として
抗酸化成分をとろうとすると

リアルな食品には抗酸化成分の他に必ず糖分、脂肪分、塩分
(余分3兄弟?)がついて回る訳です。


それにしても世界ではオモシロイ研究をしているものですね。

2010年8月16日月曜日

おまけ禁止

13日、米・サンフランシスコ市はファストフードの
高カロリーの子供向けメニューにおまけをつけること
を禁止する条例の検討に入ったそうです。

600キロカロリーで野菜果物がつかない場合、おも
ちゃ付きを禁止する条例案。

「個人の自由を認める」アメリカですが
(健康保険すら、政府の介入に反対するほど)
健康や栄養、すごくキビシイです。

トランス脂肪酸についてもそうですが、こういう規制は
すばやいですね。

そういえば意外なことにお酒の規制も厳しいです。

会社がえりに駅のホームでプシュー。
日本だったらよくみかける光景ですが、アメリカ
だったら、おまわりさんに連れて行かれる・・・

1977年、時の大統領フォードがこんなコメントを
しています。

「アメリカは戦争ならどこの国にも負けないが
自国民の病気で滅んでしまうだろう」

アメリカにとっては健康管理は国防費なのかも
しれないですね。

2010年8月14日土曜日

花火

今日は東京湾の花火大会。
今回はご縁のおかげでなんとシャンパンを
頂きながら(しかもエアコンの中で!)
そしておいしいお料理を頂きながらの見物です。

今まで生きていて最高の花火大会を経験しました!

徒歩で行ける近所でも来週末花火大会なのですが
高層マンションが建ってしまったせいで今年は望み薄。
魅力激減です。

(なぜ東京では空き地を見るとよってたかって高層
マンションを建てたくなるんでしょうか?)

ともあれ、今日は来週分まで花火を満喫したので
大満足でした。



2010年8月13日金曜日

気になっていたこと

金沢で見かけた謎の石。

おいてある場所から察するにそこから先は
立ち入り禁止の模様。

調べた所、これは

関守石(止石・留石・関石・極石・踏止石

と呼ばれるもので茶道のお約束ごととか。
流派によって紐の結び方が違うんだそうです。
(すみません。ものを知らなくて)

「立ち入り禁止!」とか書かれると風情が
ないですが、こんなやんわりとしたメッセージって
日本的ですね。

ある日、ダンナの机におかれてたらコワイ・・・











GM

留守録してあったTV番組を見ました。

GM 〜踊れドクター〜

一般にはまだあまり知られていないが、今、国内外で
注目されている総合診療科(General Medicine)
で奮闘する医師たちを描く、新しい医療ドラマ
(番組HPより)

なんだか具合が悪いとき、どこの病気なのか
わからない場合にまず受診するのが総合診療科。

問診や、血液検査、CTやらで病名をしぼりこんで
行く訳です。

おちこぼれドクターたちのドタバタが基本路線。

とはいえ、こうやって疾患を絞り込んでいくのか〜
ということが理解できます。

私たちはとかく、ドクターに神のごとくの千里眼を
期待してしまいます(黙って座ればピタッとあたる?)

実際は数値や画像、問診や既往歴で絞り込んでいくんですねー。

病院にいって「よくわかりません」とか「たぶん」
などと言われてしまうと「おいおい、ヤブだな〜」
とか内心思ってしまいがちですが、わからないのは
当然。

今回(8/8放送分)は患者への問診でドクターたちが
ミスリードされてしまい右往左往してしまうストーリー。

髄膜炎やら結核やら腎炎やら感染症やらが疑われ、点滴やら
投薬やらするものの悪くなる一方。

結局原因はビタミンB1欠乏症の脚気&ウェルニッケ脳症。
教科書で読んで知ってはいたものの、あー実際はこういう
風になってしまうんだ。というのがよくわかりました。

日本ではほぼ見られなくなったという脚気ですが
食生活のアンバランスで復活、症状を見たことが無い
ドクターも多く大学病院で大騒ぎになったことがあるという
エピソードもあります。

夏はサッパリした口当たりのものや、甘いものなどで
B1が不足しがち。気をつけたい栄養素です。

2010年8月10日火曜日

猛暑の金沢

徹底した暑さの金沢でお仕事でした。

東京の暑さは攻撃的なモンスターですが
金沢の暑さは岩盤浴や砂風呂でした。

が、さすがに夜は涼しい!

いつもはお仕事のみですが、今回はありがたい
ことに観光に連れていって頂きました。

お忙しい中のKご夫妻に連れて行って頂き
丸一日、金沢市内の名所をまわりました。

写真で名所のご案内を!


朝から東山の茶屋街

















   ↓
みなさんとお野菜たっぷりの
すてきなランチ

















   ↓
21世紀美術館
















   ↓
  武家屋敷
















   ↓
しいの木迎賓館
















   ↓
  西の郭

のんびりお買い物をしていたら
あっという間に飛行機の出発時間
ギリギリになってしまいました。

本当に堪能させていただきました。

Kさん、金沢、福井のみなさん
猛暑の中ありがとうございました。

2010年8月7日土曜日

ポリフェノール研究会

駅から大学に向かう道はあまりに灼熱。

途中でマボロシが見えそうになりました。

というわけでポリフェノール研究会。
4月にはカロテノイド研究会に出席
しましたが、それぞれ別個にあるんですね〜。

植物が持つ有用成分をファイトケミカルと
呼びますが、ひじょ〜に大雑把にグルーピング
するとポリフェノールとカロテノイドに分かれます。

ポリフェノールはさらに
フラボノイド(カテキン、アントシアニンなど)
フェノール酸(クロロゲン酸)
エラグ酸
リグナン
クマリン
に別れるそうで、その内最大勢力を誇るのが
フラボノイド。植物界に4000種以上存在する
ようです。疾患予防因子としての期待から
一番研究が進んでいるらしいです。

とはいうものの。

野菜果物に入っているファイトケミカル。
人間にとっては生体異物。
基本的にはヒトの身体は毒と認識するため
できるだけ早く排泄しようとするはずです。

それがなぜ、身体の中に入って
抗酸化やらの働きをするのか。

結果「する」ことはわかっても
「どうやって」するのかメカニズムは
まだまだナゾのようです。

知ろうと思っていろいろな研究会に
参加すればするほど
まだまだわからないことだらけなんだな
ということに気づかされます。

それにしても暑すぎ。
真夏の研究会は身体に悪い・・・


















こじんまりとした会場で。
発足間もない息吹が良いですね。
参加者は学生が多かったです。

















雲一つない空。
日陰一つない道。
参った・・・

2010年8月4日水曜日

超高齢社会とは

あららら。
なんと東京都内で100歳overの方の18名が
実は所在不明?

センテナリアン万歳〜!とかうかれていた
のが、すっかり冷水を浴びせかけられた風情。

親の死を隠し、年金やらお祝い金やらを
詐取していた事例もあるようで、どうやら
お人好しの日本人も閉店する時代になってきた
ようですね〜。

どんどんバレバレになってきて、日本人の
平均寿命が短くなるのでは?
とみる向きもあろうかと思いますが・・・

実は平均寿命に大きく影響するのは新生児の
死亡率だそうです。衛生状態が良い、戦争で
若年層の死亡が少ない先進諸国の平均寿命が
伸びるのは、当然とも言えます。

なので一連の事件が発覚しても不変だ、きっと。

それにしても、なんだか釈然としない事件
ですね〜。















8月の潔い暑さはなんか寂しい感じがします。
あーもう夏終わっちゃうんだな〜という感じ。
ユーミンの「晩夏」という曲がピッタリきます。

2010年8月3日火曜日

もやしもん9巻

買っちゃいました〜。

コミックといえども、菌、発酵、農業に
関わるお仕事の方、必読です。

今回はかなりディープなテーマに取り組んで
いて驚きました。

食料自給率、有機農法をめぐる問題。

政府、農協、生産者、消費者、マスコミ
のあり方。

食品の廃棄問題。

そして添加物の問題。

はては湿潤療法まで。

「菌が見える農大生の物語」から始まって
なんかすごい展開になっているぞ〜。

でもちょっと小難しい食の問題もコミックにされると
がぜん読む気がするもの。

どんなカタチであれ

「知ることって大事」ですね。



















「かもすぞ〜」が合い言葉で
ございます。

2010年7月31日土曜日

オルニチンください。

「オルニチンのサプリメントください」

暇があるとドラッグストアのサプリメント売場を
うろついているワタシ。(変わり者?)

耳にこんな会話が飛び込んできました。

客「オルニチンのサプリメントありますか?」

店員「?」

客「オルニチンなんですけど」

店員「それはどういった?ダイエット関係ですか?」

(※体型みて言った??)

客「そうじゃなくて疲労回復ですっ!」

店員「ちょっとお待ちください」
(といってちょっと面倒臭そうに
薬剤師がいるカウンターへ走る)

その間、約3分。

ワタシはのど元まで出た言葉を飲み込みじっと
待つ・・・。

店員「申し訳ありません。おいていません」

客「わかりました」

こんな光景、日本国中の星の数ほどのドラッグストアで
展開されているんでしょうね。

オルニチンとは・・・
アミノ酸の一種で尿素回路を構成する物質のひとつ。
アルギニンから生成される。
成長ホルモンの誘導体。
しじみなどに多く含まれます。

肝心なのはその人が疲労を回復したかったり
基礎代謝を上げたかったりという気持ち。

その場にアドバイザリースタッフがいれば
適切なアドバイスができたのに。と痛感しました。

要はそれがオルニチンという物質でなくても
彼女が悩んでいる疲れを回復できればいい。

でも余計な口出しは越権行為ですからねー。

残念です。

どんな情報に出会うか以上に
どんな人からその情報を聞くのか。
また、どんなサプリメントに出会うのか。

それが重要だなー。

2010年7月30日金曜日

動かないと短命?

座って過ごす時間が長いほど平均寿命が短くなることが
新しい研究により示され、医学誌「American Journal of
Epidemiology」に発表されました。

何か、今更言われなくても・・・そりゃそうだろうと
思いきや。

座っている時間が長ければ、それだけエネルギー消費が
少なく肥満になりやすい→生活習慣病になりやすい

そこまではわかる。

ところが実はそれだけではなく
筋肉を動かさずにいるとさまざまなホルモンの分泌が変化し、
トリグリセライド(中性脂肪)、コレステロールなど、
心疾患に影響があるというのです。

「不活動性生理学(inactivity physiology)」

という分野が最近注目されつつあるとか。

でも、「座っているのは健康によくない」研究を
机の前に「座って」する。

なんかミイラとりがミイラになりそうだ・・・

2010年7月29日木曜日

チーズサロン

いつもフードバランス講座でお世話になっているK先生の
チーズのセミナーにお邪魔してきました。

場所は赤坂!
おー。ハーバルセラピスト試験以来です。

知っているようで、よくわかっていないチーズ。

チーズはミルクから作るわけなのですが
ミルクは牛(水牛や羊、ヤギも)の血液が
姿をかえたもの。

まだ草がたべられない赤ちゃん牛のための
大切な栄養と免疫成分の固まりです。

血液は母牛が何を食べているかによって
その成分が大きく異なるのです。

なかでも夏、アルプスの標高1500m以上の高地
で放牧されている牛は清らかな植物、ハーブ
などを食べています。

栄養価もそしてお値段も(!)高い希少なチーズと
なる訳です。

「アルパージュ」と呼ばれるらしいです。

牛の話なのですが、仕事柄ふと人間に思いを
馳せました。

お母さんのお乳はお母さんが食べたもので決まる。

赤ちゃんはそれだけが頼り。

自分ひとりの身体じゃない。ってことだ〜!!

とおいしいチーズを口に入れながら子牛の気持ちに
なり、しみじみ思った訳でございます。















5種類のチーズと2種類のワイン。
大満足!
















夜の赤坂はオトナな感じ。

2010年7月27日火曜日

スイカ

すっかりICカードの方がおなじみになってしまった
「スイカ」

福井から立派なスイカを頂きました!

まるごとのスイカにナイフをいれるのは
何年ぶりでしょうか・・・\(^_^ ♬

夏の果物(いや、つるになるから野菜ですね)の
代表選手スイカ。

ほとんどが水分なので栄養価は低そうですが
実は夏のカラダのダメージをいやしてくれる
スグレモノ。

赤い色はリコペンで紫外線の攻撃からお肌を
守ってくれる。

カリウムはとりすぎた塩分を排出してくれる。

また最近ではシトルリンという成分も注目されて
いて、疲労回復のサプリメントの成分にもなって
います。

と、期待値充分の旬のスイカです。

その甘さは果糖とブドウ糖なので脳のスイッチが
入りやすいのです。夏の朝の目覚めには最適ですね。

反面、血糖値が急上昇することから血糖値、中性脂肪値
が気になる方は食べ過ぎには注意です。



2010年7月26日月曜日

ドーナツ

今日はケーキレッスンの日。

いつもコラボさせて頂いているYOKO先生。
(自称、栄養顧問のワタシ)

最近オープンしたサロンでのレッスンでした。

豆腐ドーナツとバターケーキ。
バターケーキは粛々と進行するのですが
ドーナツは大騒ぎ。

参加者全員での

生地作り
型抜き
揚げ
きなこまぶし

で、せっかくの新装のサロンがあわや粉まみれ。

ベトベトになりながらの奮闘
イジョ〜に盛り上がりました。

やはりお菓子は手作り無添加がいいですよ〜。

作るプロセスがまた楽し。
家族やお友達とぜひ!



2010年7月20日火曜日

目のUV対策

セミナー1美肌の栄養学でいつもお話している
目のUV対策についてこんな記事を発見。

ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は
使い捨てソフトコンタクトレンズを利用している
全国の20〜40歳代の女性を対象に実施した
「紫外線に関する 意識調査」の結果を公表した。
「紫外線が目に悪影響を与える可能性がある」
ことを知っているのは回答者のうち68.7%を占め
たが、対策を講じている人は 半分以下の33.3%
にとどまった。一方で、肌に関しては全員が紫外
線対策をしていると回答。肌に比べて、目の紫外
線対策が遅れている実態が明らかになった。

目が日焼けしてしまうと、白内障や加齢黄斑変性の

引き金にも。

極端な話、肌のシミはファンデーションで隠すことは

できても目の日焼け、最悪は失明という事態。

一生つかう臓器ですので、適切な対策が大事!

私も今年はしっかりしたサングラスを購入。

女優気取りと後ろ指を指されようが目の為です!!


日曜日にお邪魔した新潟のKさんから
ブルーベリーが届きました。

新鮮でプリプリです。

植物がもっている色や香り、苦み辛みの
成分をファイトニュートリエンツと言います。

植物が紫外線や病原菌から自分を守るために
自らの中に作った自己防衛物質ですが、それを
食べた私たちの体内に入っても同じ有用性を
発揮すると言われています。

現在10000種ほど見つかっているようです。

主に体のサビ止めに働いてくれます。
働いて頂くためには何をどの位とったら
いいのでしょう。

・何を?

わかりやすく、色で考えましょう。

   白  

この5色の野菜果物を

・どのくらい?

ひとり一日

手のひらサイズずつ。(合計5手のひら)

日本人はベリー類の摂取が少ないために
紫が不足がちだそうです。

なので
ブルーベリーはめちゃくちゃウレシイ!!


2010年7月19日月曜日

真夏!

去年、沖縄で梅雨明けの瞬間を体験しました。
暴力的とすらいえる南国の日差し。

今年は昨日梅雨明した新潟へ。

新潟=雪国のイメージを大きく裏切る
沖縄に負けない(?)激しい日差しでした。

セミナーが終わって、日本酒の蔵元が
やっている料理屋さんへ。

日本酒がずらっとそろっている所に
大変恐縮ですが、ビール頂きました。

ついつい冷たいもの&サッパリもの
に手を出してしまいますね。

3大栄養素はいずれも食べて体内で代謝するときに
熱を発生させますが、中でも一番熱を発生させるのが
タンパク質。

カラダはこれ以上暑くさせないためになるべく
タンパク質をとらせないようにするとか。
「肉はイマイチ・・・」となるのはこの為。

でも疲労を回復させたり、紫外線で痛んだ皮膚を
補修したりタンパク質は夏でも常に必要です。

意識して摂りたいですね。




















上越新幹線車窓から。
見るからに暑そう。
たぶん埼玉県の戸田のあたり。



















すごいボリュームの先付。
どれもおいしく頂きました。
これだけで普段の一食分の
おかずに匹敵。