2007年10月26日金曜日

夫の腹痛

それは突然やってきた。

真夜中。

発熱を伴った下痢。

犯人は晩ごはんの刺身か。

食あたりっぽいが、嘔吐は無い。
ウィルス性腸炎・・・?

うめき声をききながらワタシは眠気に勝てずに撃沈。

眠りに落ちつつも、ある本の内容を思い出していた。
南米に派遣されたアメリカ人が食あたりをおこし
苦しんでいた所、日本人が持参した乳酸菌製剤を飲ませ
たらケロっと回復したという話。

フフフ、チャンスだ・・・


(▼∀▼)ニヤリッ


さっそく朝から

スポーツドリンクでの水分補給
発熱による発汗と水様の下痢は多量の水分と電解質を
失うため水よりもスポーツドリンクがおすすめ)




ビフィズス菌


ケロっとはいかないまでもなかなかよさそう。
が、そこはあくまでサプリメント。
痛みまではとれない。(当たり前か)

2日後。下痢がおさまった所で
ワタシの方針(実験?)に疑いの目を
向けていた夫は病院へ。

診断は


ウィルス性腸炎


そして出された薬は

乳酸菌製剤


夫、ガッカリ・・・(-_-)



※このお話は事実ですが、笑い話です。
サプリメントはあくまで食品であり多量摂取により疾病が
治癒したり、より健康が増進したりするものではありません。






2007年10月12日金曜日

ラベルを読む

昨日はT市でのサプリメントセミナー。
今回は参加の方が増え、椅子追加。
お義母さんと一緒に参加という方もいらっ
しゃっていい雰囲気でした。

講座後、初参加の方から相談を受けました。

ご自分が摂っていらっしゃるサプリメント
を見て欲しいと。

「何のサプリメントですか?」

お聞きするとラベルにちゃんと書いていない
とか・・・

もし本当に書いていないとすると
メーカーとしては由々しき態度ですぞ。

ラベルはサプリメントメーカーとユーザーを
つなぐ唯一の大切な手段。

原材料名
栄養成分
原産国
販売者
住所
相談窓口

は明記されているべき。

そうじゃないと不安でしかたないですよね。

もっと言うならば

GMP(Good Manifacturing Practice)
※製造管理および品質管理の基準。
原料受け入れから出荷までの工程全般
管理を決めた基準


通常、医薬品の製造基準ですが
同じく身体に影響するものですから
サプリメントメーカーもこれを遵守して
いることが望ましい。

ムズカシイ話になってしまいましたが、
サプリメントは毎日摂るもの。

どういうものでどこの誰が作っているのだか

わからないのはとってもコワイ・・・・・・

2007年10月7日日曜日

植物のチカラ

先週、日経ヘルスが主催するサプリ&機能食品セミナー
に参加してきました。

基調講演は(独)国立健康栄養研究所の矢野友啓先生の
「サプリメントによる健康の増進と病気予防の可能性」

現代病の予防に不可欠なファイトケミカル。

リコペン、カテキン、アントシアニンなどなど
植物が自らを紫外線や虫から守ろうと備えている
物質。植物からしかとれません。
その物質が、現代病おもに癌の予防に役立つ
という研究の内容でした。

というとTVなどで「○○が身体にいい」とか
また始めてしまいそうですが、

そこはなかなか・・・・
食品で摂ってもその物質が持っている特性とか
消化酵素との関係とかで思った作用を出すのは
難題。その部分がいま研究されているワケです。

時代はまさに

「ビタミン欠乏の栄養学」

から

「ファイトケミカルの栄養学」

に確実にシフトしているというのが実感。


サプリメントも

「工場で合成する時代」

から

「農場で育てる時代」

にシフトして行くのでしょうね。

2007年10月2日火曜日

病院がナイ!

先月末のニュース。

北区の東十条病院が10月末で全科休診となる。
同病院は350床、外来は多いときだとひと月
15000人に上るらしい。

病院としては立派な規模。
外来数からして人気もある。

なぜ休診なのか。

同病院の常勤医師の90%は日大病院からの派遣
でまかなわれていたが、日大病院も医師不足で
ヨソに派遣している場合ではなくなり、派遣中止。

つまり全科休診の原因は「医師不足」。
へえ〜じゃ、実は済まされないこのニュース。

もし、私がある日、脳梗塞で倒れる・・・
幸いにして発見が早く救急車に収容される・・・
一安心もつかの間、近所の病院は医師不足で閉鎖・・・
救急病院にも脳外科医は不在・・受け入れ先が見つからず・・・

なんてコワ〜イ話をしていたら

「鎌倉市には産科がある病院は一カ所しかないんですよ」
と言われました。やっぱり。ショック!

出産は最早ありえないものの、病気はますます高確率。
あるドクターがおっしゃっていましたが


「病院にかかるのは最終手段」



自分の健康は自分の手で。
単なるスローガンではなく、自分と家族がサバイバルしていく
為に、それがごく当たり前になる時代が案外近いのかもしれません・・・