2010年2月26日金曜日

クエン酸回路、again

「ワタシはバリバリ文系なので」

といったら、「それでも絶対習っているはず!」
といわれた、あの「クエン酸回路」。

私たちが口から食べたご飯はどうやって体を
動かしているんだろうか?

そんなこと毎日考えて暮らしている人も
レアでしょうが、その仕組みのことです。

サプリメントアドバイザーの勉強でも
NRの勉強でも
必ず登場してきた生化学。

それがまたしてもメディカルハーブで
登場です。

茨城に向かっても
栃木に向かっても
群馬に向かっても

必ず通らないといけない埼玉の様です。

過去2回も苦しんできたとはいえ、
忘れてしまっているので(早っ!)
また苦しい・・・

高校生で習ったはずのことを
こんなに忘れちゃってるって
教育ってなんなのか?と思ったりする
わけです。

いやいや。問題は教育ではなく
おのれの記憶力・・・

まさに魔物は自分の中、ですね。


















何か毎年撮っているような
気がするジンチョウゲ。
これが咲くとそろそろ花粉
シーズンですねー。

2010年2月21日日曜日

栄養学、進化中!

今日は薬学部の公開講座へ。

ここまでいくと、もはや「公開講座ヲタク」
と化している感は否定できません。

今日は栄養教育特論です。

講師は女子栄養大学副学長の香川先生。

実は薬学部の公開講座に通いだしたキッカケ
は香川先生の数年前の公開講座でした。

こんな先生のいらっしゃる大学に行きたかった!
と心底思う程の面白さで、栄養学にハマって
しまった訳です。

メディカルスタッフでもないワタクシが
関われる領域は生活習慣病の一次予防まで。

病院の玄関に入る手前の方々までです。

しかし、いまやその領域も遺伝子なくしては
語れないのですねー。

日本人にアメリカ流の成果主義が根付かない理由。

先進諸国の中で日本がダントツの自殺率の理由。

それがセロトニン輸送体の遺伝子のせいだったとは!!

民族の栄養学的特性、そして個人差。遺伝子か〜〜〜。

またまた、深みにはまってしまいました・・・

そして今Hotな話題の時間栄養学。

日本人がかくもメタボになってしまった原因は

「何を食べているか」ではなく

「いつ食べているか」だった!!

機会があれば、講座でお話したいぞ!と
思っております。
















今日も東京タワーはキレイでした。
なんか個人的にはスカイツリーって
ひっかかるものがあるんですけど。
高けりゃいいのかっ!という感じ。

2010年2月20日土曜日

whole?

木曜はメディカルハーブの勉強。
金曜は学術集会。

おかげさまでこんな年齢になっても
学ぶ環境を確保させて頂いています。

人間(動物)は地球上でエラそうに生きていますが

「従属栄養生物」

自分でエネルギーを作って生きていけない
生物なのです。

対する植物は

「独立栄養生物」

水と二酸化炭素があれば光合成で生きるエネルギー
を自給自足できるのです。

植物が自分のために作る二次代謝産物のファイトケミカルを
なんとかヒトが利用できないものか

その機能は抗酸化、抗菌、鎮静、鎮痙、利尿などなど
多岐に及ぶ訳です。

一旦はその成分から特定の有効成分を単離(それだけ
を取り出す)ことに注目し、数々の薬を作り出してきた
歴史があります。薬と植物は全く正反対のイメージですが
実は植物は薬のご先祖でもある訳です。

サプリメントでも有効成分を抽出してがっつり高濃度!
路線で今まできたものの、ある体にいい成分が単独では
かえって発ガンのリスクが高まるなど混沌とした状況に
なってきました。

いろいろな成分が相互に作用しあって体に良い働きをするのでは?

やっぱり植物が持つ自然のバランスは必然ではないのか?

であればそのままのバランスで濃縮した方がいいのでは?

などと思うにいたる訳です。

とはいっても学術集会では
「大豆のどの成分が各種の生活習慣病を防げるのか」
「宿主である人間のどの腸内細菌が有効に働くのか」
というピンポイントな研究が進んでいる様子。

「ホール whole」なのか「ピンポイント」なのか。

いろいろな情報に接するほどわからなくなって
しまいます。

家にいる時間がなかったおかげで
うちは「ホール whole」で散らかっております

現在、クリスタル・ジャパンを見ながら

清掃中・・・・(T_T)

2010年2月14日日曜日

脂肪。かくも油断ならぬヤツ。

今日はNRの研修。
おなじみ栄研の会議室。

奥羽大学の上野先生。

「中性脂肪の蓄積に対するルテオリンの影響」

脂肪細胞。
からだの中で一番出来やすい細胞らしいんです。
ちょっと隙を見せるとすぐできる。

え〜っ!やだ〜っ!

それだけ生命維持に大切なんでしょうが。

不勉強で反省だったのですが
骨(骨芽細胞)と脂肪細胞って分化の途中まで
いっしょなんですねー。いわば親族ですねー。

なのに、体の中では骨と脂肪は陣地の取り合い。

骨髄の中で造血領域が小さくなり
そこに脂肪がたまってしまうという
脂肪髄(黄色髄)なるオソロシイ事態
もあり、これが高齢者の貧血を引き起こすらしい。

骨と脂肪ですから
「骨肉」の争いならぬ、「骨脂」の争いですか。

脂肪細胞は小さかったら問題ないのですが
大型になると変な(炎症性)サイトカインを
出す為に生活習慣病の原因となります。

その大型化を抑制するために

シソのルテオリン
イチョウ葉のケンフェロール
赤ワインのレスベラトロール

などのファイトケミカル(植物有用成分)
が研究されているようです。



















栄研はあまりあたらしくない建物ですが、
いつもホコリ一つなく整然としています。
なんか昭和っぽくて好きです。

2010年2月9日火曜日

太めが長生き?

よく議論になるこのテーマ。

折り返し地点を過ぎた人生を

食べたいもの食べて暮らすか?
粗食で体調キープか?

50才を前に残りの人生を考えるとき
是非ともシロクロつけておいて欲しい
テーマでもあります。

太りすぎは生命を脅かすとよく言われますが、
これに反して、70歳以上で「過体重」の人は正常
体重の人に比べて10年間の死亡率が低いことが
オーストラリアの研 究で示されました。

ボディ・マス・インデックス
(BMI=身長と体重から算出する肥満指数)
に基づいて過体重および肥満を定義し、
やせぎみ(BMI<18.5)
正常(BMI 18.5-24.9)
過体重(BMI 25.0-29.9)
肥満(BMI≧30.0)
の4つの区分を用いた。  

その結果、過体重(肥満の一歩手前)の人は
正常体重の人に比べて死亡リスクが

13%低かった!

らしいのです。
(但し70才までそれなりに健康という条件で)

じゃあ、太っていれば太っているほどいいのか?
というと肥満になってしまとそれはそれで
リスクが上昇するようです。

この「肥満の一歩手前」をキープするって
すごく難しくないかっ??

いわば、ずっと「途中下車」・・・

ちなみにウチの母はこのゾーンをキープ。

御年 75才。
私よりよっぽどバリバリです。

身近な症例に思わずナットクです。

2010年2月6日土曜日

今日はひさびさ都会へ。

虎ノ門で開催された健康食品フォーラム
に出席しました。

こんなに堅苦しいフォーラムが満席だなんて!!

厚労省、農水省、文科省、消費者庁が
後援というまことにお固い会でございました(^_^;

食生活に関する意識調査(2004)によると

「栄養バランスはあくまで食事で」・・・67%

そりゃそうですね。ところが

「何をどれだけとれば良いかわからない」・・・36%

つまり頭ではわかっているけど、実際はどうして
いいやら・・・ですね。(知識とスキルの欠如と表現
されていました)

たぶん、そうこうしている内にどんどん栄養のアンバランス
は進むよ、どこまでも・・・です。

ということで諸外国では、そんなアンバランスを
埋めるためにサプリメントや健康食品を使っていく
という前提で法整備が進んでいる訳です。

でも、どうも日本ではエコナ事件などもあり
「容認してなにかあったら誰が責任をとる?」
ということで基本的に行政は健康食品不要スタンス
だな〜という印象でした。

玉石混淆の健康食品市場において、そのスタンス
は無理もない。でも一方

「ビタミンは十分食事から取れている!」って、
栄養の現場にいない方々が数字でRDA(欠乏症を
起こさないスレスレの量)を基準に十分かどうか
議論するのはいかがなものかと・・・

とはいえ、こういったフォーラムで行政側と
メーカーやメディカルスタッフがきちんと議論
していかないといつまでも成熟しないですよね!

2010年2月5日金曜日

ハーブ、苦戦中。

昨日はハーブの受講2回目。

昔、お花の会社でデザイナーをやっていました。

と言うと多くの女性に「いいですねー」と言われます。

実は、お花屋さんというのは見かけよりもはるかに
重労働!!!

と同じ様に、ハーブの世界もイメージよりもはるかに
難しい!!!

お部屋にアロマををたいて〜♪
ハーブティーを飲んで〜♪

などというイメージの裏に(?)隠された化学ワールド。

イソプレン
ベンゼン環
官能基
分子量
配糖体 ・・・・etc

確かに。
薬はハーブからスタートしている物も多いのです。

おなじみ鎮痛解熱のアスピリンは
セイヨウシロヤナギからサリシンという物質を
単離、その後アセチルサリチル酸ができて・・
というプロセスで生まれました。

昔は鎮痛のためにヤナギの樹皮をかじって
いたようです。

(バファリンをみたら「こいつ、元は柳だったのか」
と思ってみるのもいとおかし)

なので植物=安全ということではなく
使い様によってはアブナイ!と言う事も
勉強していきます。

昨日はマッサージの精油で体をこわした
アロマテラピーの施術者の話

高気密のショップでアロマをたき続けて
不調になってしまった先生の体験談

など植物成分はれっきとした化学物質である
認識が必要だな〜と思いました。

私にとってハーブの勉強の最難関は

「学名の暗記」

ああ、脳が・・・脳が・・・・

で、頼るのは Ginkgo biloba
そう、イチョウ葉でございますぅ〜〜(汗;