2011年6月1日水曜日

ユッケだけじゃない

ドイツで北部を中心に病原性大腸菌の感染が拡大、30日までに14人が死亡
329人が重症となっている模様。

スウェーデン、英国、デンマーク、フランス、オランダでもドイツへの
旅行者の中から少数の感染者が見つかったという報告も。

どうやらこの大腸菌は、スペインから輸入されたキュウリから検出されている
らしいのです。

ユッケだけではないんですね。

アメリカでもしばしばレタスなどの野菜から病原性大腸菌が検出されています。

なぜ野菜からなのでしょう?

病原性大腸菌は牛などの家畜の腸内にいる病原菌。肉から検出される理由としては
食肉に加工する過程での汚染。これは想像できますね。

一方、野菜に関して考えられるのは

・家畜を飼っている場所と畑が近く土壌や地下水が汚染されている。
・有機肥料として牛の糞がつかわれている。

などだそうです。

汚染された野菜が例えばじゃがいものように加熱して食べるもの
の場合はあまり問題にならないのですが、きゅうりやレタスなど
基本的に生で食べるものの場合は感染が深刻。

また家庭内でもステーキ用の肉を調理している横に洗い上げてある
サラダの野菜に肉の血が飛んだだけでも感染することがあるようです。

魚、野菜、果物。
生で食べる物はくれぐれも気をつけましょうね。
健康の為に食べたもので不健康になりませんよう。