2009年9月28日月曜日

おうちスイーツ













昨日はまたまたコラボ企画。

ベジフルビューティーアドバイザー

女性パティシエ

とてもスイートな1日を過ごしました。

会場中に漂うバターやキャラメル、カスタードの
香り香り香り・・・・

そしておいしいケーキの数々。

私は「おうちスイーツ」のお話を。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 25,424円

 67,083円

何の金額だと思われますか?

実は

上の数字は一家庭で年間に購入するお米の金額
下は同じくお菓子の金額です。
(総務省の2008年家計調査)

年間7万円もお菓子食べてるの〜っ??
そう、一日にすると200円。
ありそうな数字ですよね。

他人(お店やメーカー)が作っているお菓子です。

作る人と食べる人の距離や時間が離れている場合
安全を確保する為に添加物を使用せざるを得ません。
(食中毒がアブナイ)

袋菓子には添加物の表示義務があります。
お店で箱に詰めてもらうケーキにも添加物は
入っていますが表示義務はありません。

そう考えると、作る人と食べる人が同じ家にいる
「おうちスイーツ」の存在意義がわかって
きますよね。

食べる家族や友人のの幸せな顔を思い浮かべて作る
お菓子はきっとおいしくなるんでしょうね!

















クレープシュゼット。
シュゼットって王様の愛人の名前
だという説あり。
昔から権力者は公私混同?

2009年9月25日金曜日

pick-me-up (元気になる食べ物)?

「今日、何を食べましたか?」

には答えられても

「今日、何を飲みましたか?」

には答えられない。

私たちは食事のカロリーは気にしても
飲み物のカロリーはさほど気にしていない
のではないでしょうか?

米保健省がNY市のコーヒーチェーンで販売されている
3000の商品を調査。

砂糖やミルク入りコーヒーは平均63kcal。

これに対して「ブレンド飲料」
(あらかじめ甘い味がついている、ミルクベース
の冷たい飲み物。例えばキャラメル○○アートとか
○○ペチーノとか。)

の平均は239kcal。
平均的な炭酸飲料より89kcalも多い。

甘いブレンド飲料たった一杯で一日のカロリーの
12%にもなってしまうのです。

そしてお客さんの8%以上が
ついついLargeを頼んでしまうとか。
Largeに至ってはそのカロリー860kcal
まさに飲むカツ丼状態です。

しかもほとんどの人が午後2時から4時という
「おいっ!さっきランチ食べたばっかりだろっ!」
と突っ込みどころ満載の時間に飲んでいるのです。

保健省はこんなアドバイスをしています。

・ブラックで頼んで、甘くしたかったら自分で
 砂糖やミルクをいれること。

・もし甘いブレンド飲料が飲みたかったら
 Smallを頼むこと。

コーヒーチェーンのこの手の甘いブレンド飲料は
近年急増しているそうです。

このままだと近い将来、

「赤白のシマシマシャツに黄色いズボンのピエロ」

ではなく、

「緑の丸にかこまれた人魚」

がジャンクフード(飲料?)
のやり玉に上げられてしまうかもしれませんね。

2009年9月24日木曜日

食生活バランスガイド

5色のコマのイラスト、ご覧になったことが
あるかもしれません。

主食、主菜、副菜、乳製品、果物

のそれぞれの一日摂取量を
SV(サービングサイズ:手のひらに乗る量で1SV)
で計り食生活のバランスをみる、という
ものです。

ここのところのビギナー向けの講座で
オリジナルでわかりやすくしたチャート
を使って参加者にチェックしてもらって
います。

「食生活はバランスが大事」
なんて言葉、耳たこでしょうが
実際に記入してみると・・・

とにかくオソロシイほどのアンバランス。

特にこれから結婚、出産を控えている
20代の女性が心配です。

講座のテーマは

「無意識を意識に。
意識を無意識に。」

まず、なにげに食べちゃっている毎日の
食事を意識上に上げます。

そして改善すべき点を最初は意識しつつ
そしていずれは無意識に行動できるように。

それが目標です。

それにしても、
「タンパク質・ビタミン・ミネラル」がピンチです。
ゼロSV(全く摂っていない)はざら・・・

・・・う〜ん。道のりは遠い・・・

2009年9月20日日曜日

神戸

臨床栄養協会総会で神戸へ。

一昨日 羽田→神戸空港→国際会議場
昨日 ホテル→国際会議場
今日 ホテル→国際会議場

滞在三日目の今日、フォーラムは午前中で
終わりだったので・・・観光。
初めて昼間の神戸をみました。

目の前に海、後ろには緑豊かな山が
控えていて素敵な町です。ごはんもオイシイ。

この町であんな大きな地震があったんですね。

総会の内容はまた後日、すこしずつ。

栄養学の情報はどんどん変化していき
数年前の常識はすでに非常識になっていたり。

サプリメントアドバイザーの単位更新に
基本的に総会参加が組み込まれる様になった
のですが当然なのかもしれません。
参加できない方はサプリメントフォーラムを
DVDで自習。
ちなみに今回のフォーラムの内容は

・遺伝子発現調節因子としてのビタミンの作用機構
・ビタミンの臨床疫学
・サプリメントとしてのビタミンとは?

耳なりがするくらい、難解。

健康、害しそうです・・














そとはカラっとした
快晴。サイコーです。















ホテルからみた夕暮れ。
遠くに明石海峡大橋が
見えます。

2009年9月17日木曜日

トクホだけど

花王のエコナが出荷停止に。

花王は体内で発がん性物質になる恐れがある成分が
含まれていることが分かったとして、エコナ
関連商品(12種類59品目)の出荷を停止すると
発表しました。

トクホだったのにね〜

実は以前から発がん性が疑われ、食品安全委員会
で調査をしているという話は聞いていました。

これだけ流通していたら、おいそれと「ごめんなさい」
できないのでは?という業界内のウワサもあり。

今回発がん性を指摘された物質は調査中の物質とは
ちがう様ですが・・・

なににしても、これを摂ったら健康になる!という
一品は無い訳で。あまり過大な期待は禁物ですよね。

それにしてもトクホは国家のお墨付き的な商品。
なんかトクホの信用度が揺らぎそうですね。

あくまで発ガンの「可能性」ですが、主力商品の出荷
停止という英断をしたメーカーの姿勢は評価できるの
ではないか、と思いますが。

また食の安全を考えさせられる事件でした。

2009年9月16日水曜日

熱の意味

発熱を最後に更新が滞っていたため
「生きているのか?」とご心配頂きました。

私は無事です。すみません。

熱の後、栄養研究所のオープンハウスやら
高松でのセミナーやらでようやっと
ひと落ち着きしました。

さて、今回、病院の先生に面白い事を
提案されました。

「解熱剤は使わない、というのにチャレンジ
してみませんか?」

39度の熱のある人間に発せられたコトバ
とは思えません・・・

熱というのは体の免疫が異物(最近やらウイルスやら)
を殺す為にわざわざだしているいわば自然治癒力の
一環。

せっかく熱を出してくれているのに、薬で下げて
しまったら、その努力が水の泡。

「つらいですが、ぜひがんばってください!」

先生に笑顔で送りだされ、
帰宅したとたんに40度ですよ。

がんばれるだろうか?ワタシ?
戦え!私の白血球!


悪寒がすれば、どんどん布団をかけ
汗が出始めたら、布団をはいで着替える。
がんがん、水を飲む。

(ちなみに汗が出てるのに布団をかけ続けるのは
脱水になってしまうので厳禁。根性出してもダメ
です。)

耐える事24時間、熱はどんどん下がり始めました。

勝った・・・

「体は治ろうとする」

そんな事をあらためて実感した出来事でした。

2009年9月9日水曜日

え〜っ?インフル?

シンポジウムの翌日。

朝、起きたら立つのもしんどいくらいのダルさ。

熱を測ったら37.5度。
その後、熱はどんどん上がり38度を突破。

まさか。まさかですよ。
インフルエンザのパンデミックのシンポジウムで
インフルエンザ拾ってきたらシャレにもなりません。

とは、いいながらも
確定となる他の症状はまったくナシ。

どうしましょう?とか言っているうちに39度まで上昇
思わず休日診療所へ。

結果。「多分」腎盂腎炎。

よくじつ病院へ検査にいくものの「多分」腎盂腎炎。
(ちなみにインフルはAもBも陰性でした)

何よ「多分」って?

つまり状況証拠からみるとクロ
物的証拠は不十分。

熱が出ている。
腰をたたくと痛がる。
血液検査は「どっか悪いよ、この人」
と言っているけど
尿検査は「でも腎臓じゃないよ」
といっている。

つまり、悪いところがわからない。

わからないまま現在に至り、微熱。

でも絶対安静。

とりあえず・・・もう寝ます zzz

2009年9月5日土曜日

パンデミック

行ってきました。
パンデミック公開シンポジウム。

セミナーを開いていると
「インフル、どうなんでしょう?」とあちこちで
何かと聞かれてしまう訳で。

ここは一気に最先端の情報をgetすべく
東京大学安田講堂に行って参りました。

演者はインフルエンザ感染の大御所の方たち。

マスコミも沢山来ていました。


異常に怖がることもないが
かといって安易にとらえるのも危険。

今回のインフルエンザで恐れるべきは

・インフルエンザ肺炎
・インフルエンザ脳症

通常のインフルの肺炎と違いPandemicH1N12009
は直接、肺で増殖。悪化するとICUでの人工呼吸器
が必要になるようです。

これには実は絶対数が不足しています。
(ICUは各病院の採算の負担になっているので
手薄になっているようです)

また小児に問題のインフルエンザ脳症。
これにはタミフルも効かないそうです。

いままでのインフル感染状況は単なる前触れに
しか過ぎず、本格的流行の第一波はこの9月下旬〜10月。
第二波は来年秋と予測されているようです。

来年にはワクチンとか、新たな抗ウィルス薬の
開発が間に合うと思われますが、今年の第一波には
間に合わない様子。

重症化 要注意・・・妊婦さん、基礎疾患がある方、学童

そのゾーンから優先的にワクチン接種を受けることになる様です。

ただ、新型用ワクチンも通常の季節性インフルほどは効果
がないようで、受けられないといってもパニックする
こともない、とか。

・高齢者は免疫があるというのはガセ。
 実際は90才以上の一部に免疫がある程度(ひえ〜)

・成人の罹患率は10〜20%(そんなもんなんだ)

・重症者の半数は基礎疾患がない健康な児童、成人
 (ひえ〜)

・ライフラインがストップする事態はあまり考えられない
 (ひと安心)

ひえ〜と一安心が混在しているわけで、
パニックになることも無いけど
絶対になめちゃいけない。

今後ウイルスの変異も懸念される様です。

くれぐれも。自分自身の免疫力を高めておくこと。
それでもかかってしまったら、速やかに抗ウイルス薬
の投与を受けること。
(抗ウイルス薬の備蓄は国民の50%)

きちんと合理的な姿勢で臨みたい、と思った次第です。
















↑「昭和」な人には思い出深い安田講堂。
事件の現場を取り壊さず手入れしながら
使っている事にちょっと感動。

今回の主催は東大医科学研究所。
実際の所在地は白金台ですが
世間への影響も考えてあえて
この場所を選んだようです。


2009年9月4日金曜日

10人に1人未満

それは「健康」な人の比率・・・

2008年に人間ドックを受診した人のなかで
「問題なし」とされた人の割合は9.6%
だったそうです。

異常とされた項目
1位 高コレステロール
2位 肝機能(脂肪肝含む)
3位 肥満
4位 食道・胃・十二指腸潰瘍
5位 高血圧

う〜ん。肥満&ストレス・・・

メタボ検診が始まって生活習慣病が減ると
思われたものの、不景気のストレスで
健康度が悪化してしまったのではないか、
という関係者の話。

とはいえ、そこは統計のマジック。

企業が不景気で人間ドックへの補助金を
出さなくなった為に若い人の受診が減った結果
自腹で受診する高齢者の比率が増えた(=病気が
多い)との見方もあり。

いずれにしても 生活習慣、食生活、運動で
肥満とストレスをいかにして避け、ダメージを
受けた身体をリカバーするか。

そこに変わりはないようです。

2009年9月2日水曜日

魚を食べると

フランスの科学者のチームが

「心血管系疾患を防ぐにはどのくらい
オメガ3脂肪酸が必要なのか?」

の研究をFASEB Journal 2009年9月号に発表。

研究によれば一日200mgのDHA(ドコサヘキサエン酸)

が酸化ストレスを防ぐのに「ちょうどいい量」らしい。


ボランティア12人に200,400,800,1600mg/日のDHAを

それぞれ8週間摂ってもらった結果。

心臓のoptimalヘルスの為にどの位の量のDHAが必要かという

のを証明した初めての研究なんだそうです。

それでもサンプル数が少ないので、本格的な研究はまだこれから

と言うところらしいです。


初めて、というのが意外です。


そう考えたら、世の中の健康情報の「何が何にいい」って

いうもののほとんどが推論なのでしょうね。

とは言え、いちいち科学的に証明されるまで待っていたら

人生、間に合わないし。ビミューです。