宮城県は25日、東日本大震災で設置した県内避難所の約9割が
摂取カロリー不足との調査結果を発表。たんぱく質やビタミン
などの栄養素も標準の摂取基準を大きく下回っている状態だそうです。
県内の管理栄養士らが今月1~12日、避難所332カ所で聞き取り調査し、
うち266カ所で3食について調査。
摂取カロリー:平均約1500kcal(成人2000kcal/日)
たんぱく質:平均44g(標準55g/日)
ビタミンCは平均32mg(標準100mg/日)
食事の内容はご飯やパンなどの主食に偏っているようです。
対策としては強化米等で栄養バランスを意識した食事を、
となっているようですが、どうしても野菜等の生鮮品が
むずかしい状況だと思われます・・・。
このままだと環境の悪化による体調不良だけではなく
ビタミンミネラルの欠乏症による体調不良の方がでても
おかしくない状況ですよね。
お食事が主食に偏っている食生活ということで
ビタミンB1不足も心配です。
こんな時こそサプリメントで不足を補うべきだと考えます。
4/12の産経新聞に避難所生活のビタミン不足にサプリメント
活用を、と稲毛病院の佐藤務医師の話が掲載されていました。
とかく「サプリメントは邪道、基本は食事で」と言われます。
確かに食事で、が理想ですが、そこは避難所。
それができたら苦労はしない非常時です。まずは避難され
ている方の栄養バランスを1日も早く整える体制が必要なの
ではないでしょうか。
思えば私が小学生のころ、給食に必ず「肝油ドロップ」なる
ものがついてきました。ビタミンAの補給用だったようです。
食糧難の時代、でも栄養補給という観点では今より柔軟
だったのかもしれないですね....