イエール大学の研究でこんなことがわかってきました。
「フリーラジカル(活性酸素のグループ)が肥満マウスの
食欲を抑制。」
脳の視床下部という部分でフリーラジカルが食欲を
コントロールしているとか。
正常なマウスでは視床下部で血糖や満腹ホルモンを
感じる神経細胞が働くことによって食欲を抑制します。
この時に視床下部の神経細胞でフリーラジカル濃度が高くなっている
らしいのです。
一方、肥満マウスではその神経が反応せず、視床下部のフリーラジ
カル濃度も低い。実験では視床下部の脳細胞の働きを調整する
ことでフリーラジカルの濃度をあげたところエサの量が減ったと
報告されています。
えっ?フリーラジカルでやせられるのか??
フリーラジカル。
身体の老化を促進してしまう因子として有名です。
ほとんどの生活習慣病の原因とも言われています。
一方、免疫に働き身体を守っていますが、今回の実験で
肥満を抑制している可能性も出てきた訳です。
まさに諸刃の剣。うまくはいかないものです。
老けるか、それとも太るか。
難しい二者択一ですね・・・(笑)
※あくまでネズミの脳での実験です。ヒトがタバコを吸ったりして
活性酸素をふやしてもやせる訳ではありませんので良い子は真似
しないでください。
週末の信州。朝はこんなに
気持ちいい夏空。
帰りは土砂降りでした。