2010年7月31日土曜日

オルニチンください。

「オルニチンのサプリメントください」

暇があるとドラッグストアのサプリメント売場を
うろついているワタシ。(変わり者?)

耳にこんな会話が飛び込んできました。

客「オルニチンのサプリメントありますか?」

店員「?」

客「オルニチンなんですけど」

店員「それはどういった?ダイエット関係ですか?」

(※体型みて言った??)

客「そうじゃなくて疲労回復ですっ!」

店員「ちょっとお待ちください」
(といってちょっと面倒臭そうに
薬剤師がいるカウンターへ走る)

その間、約3分。

ワタシはのど元まで出た言葉を飲み込みじっと
待つ・・・。

店員「申し訳ありません。おいていません」

客「わかりました」

こんな光景、日本国中の星の数ほどのドラッグストアで
展開されているんでしょうね。

オルニチンとは・・・
アミノ酸の一種で尿素回路を構成する物質のひとつ。
アルギニンから生成される。
成長ホルモンの誘導体。
しじみなどに多く含まれます。

肝心なのはその人が疲労を回復したかったり
基礎代謝を上げたかったりという気持ち。

その場にアドバイザリースタッフがいれば
適切なアドバイスができたのに。と痛感しました。

要はそれがオルニチンという物質でなくても
彼女が悩んでいる疲れを回復できればいい。

でも余計な口出しは越権行為ですからねー。

残念です。

どんな情報に出会うか以上に
どんな人からその情報を聞くのか。
また、どんなサプリメントに出会うのか。

それが重要だなー。

2010年7月30日金曜日

動かないと短命?

座って過ごす時間が長いほど平均寿命が短くなることが
新しい研究により示され、医学誌「American Journal of
Epidemiology」に発表されました。

何か、今更言われなくても・・・そりゃそうだろうと
思いきや。

座っている時間が長ければ、それだけエネルギー消費が
少なく肥満になりやすい→生活習慣病になりやすい

そこまではわかる。

ところが実はそれだけではなく
筋肉を動かさずにいるとさまざまなホルモンの分泌が変化し、
トリグリセライド(中性脂肪)、コレステロールなど、
心疾患に影響があるというのです。

「不活動性生理学(inactivity physiology)」

という分野が最近注目されつつあるとか。

でも、「座っているのは健康によくない」研究を
机の前に「座って」する。

なんかミイラとりがミイラになりそうだ・・・

2010年7月29日木曜日

チーズサロン

いつもフードバランス講座でお世話になっているK先生の
チーズのセミナーにお邪魔してきました。

場所は赤坂!
おー。ハーバルセラピスト試験以来です。

知っているようで、よくわかっていないチーズ。

チーズはミルクから作るわけなのですが
ミルクは牛(水牛や羊、ヤギも)の血液が
姿をかえたもの。

まだ草がたべられない赤ちゃん牛のための
大切な栄養と免疫成分の固まりです。

血液は母牛が何を食べているかによって
その成分が大きく異なるのです。

なかでも夏、アルプスの標高1500m以上の高地
で放牧されている牛は清らかな植物、ハーブ
などを食べています。

栄養価もそしてお値段も(!)高い希少なチーズと
なる訳です。

「アルパージュ」と呼ばれるらしいです。

牛の話なのですが、仕事柄ふと人間に思いを
馳せました。

お母さんのお乳はお母さんが食べたもので決まる。

赤ちゃんはそれだけが頼り。

自分ひとりの身体じゃない。ってことだ〜!!

とおいしいチーズを口に入れながら子牛の気持ちに
なり、しみじみ思った訳でございます。















5種類のチーズと2種類のワイン。
大満足!
















夜の赤坂はオトナな感じ。

2010年7月27日火曜日

スイカ

すっかりICカードの方がおなじみになってしまった
「スイカ」

福井から立派なスイカを頂きました!

まるごとのスイカにナイフをいれるのは
何年ぶりでしょうか・・・\(^_^ ♬

夏の果物(いや、つるになるから野菜ですね)の
代表選手スイカ。

ほとんどが水分なので栄養価は低そうですが
実は夏のカラダのダメージをいやしてくれる
スグレモノ。

赤い色はリコペンで紫外線の攻撃からお肌を
守ってくれる。

カリウムはとりすぎた塩分を排出してくれる。

また最近ではシトルリンという成分も注目されて
いて、疲労回復のサプリメントの成分にもなって
います。

と、期待値充分の旬のスイカです。

その甘さは果糖とブドウ糖なので脳のスイッチが
入りやすいのです。夏の朝の目覚めには最適ですね。

反面、血糖値が急上昇することから血糖値、中性脂肪値
が気になる方は食べ過ぎには注意です。



2010年7月26日月曜日

ドーナツ

今日はケーキレッスンの日。

いつもコラボさせて頂いているYOKO先生。
(自称、栄養顧問のワタシ)

最近オープンしたサロンでのレッスンでした。

豆腐ドーナツとバターケーキ。
バターケーキは粛々と進行するのですが
ドーナツは大騒ぎ。

参加者全員での

生地作り
型抜き
揚げ
きなこまぶし

で、せっかくの新装のサロンがあわや粉まみれ。

ベトベトになりながらの奮闘
イジョ〜に盛り上がりました。

やはりお菓子は手作り無添加がいいですよ〜。

作るプロセスがまた楽し。
家族やお友達とぜひ!



2010年7月20日火曜日

目のUV対策

セミナー1美肌の栄養学でいつもお話している
目のUV対策についてこんな記事を発見。

ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は
使い捨てソフトコンタクトレンズを利用している
全国の20〜40歳代の女性を対象に実施した
「紫外線に関する 意識調査」の結果を公表した。
「紫外線が目に悪影響を与える可能性がある」
ことを知っているのは回答者のうち68.7%を占め
たが、対策を講じている人は 半分以下の33.3%
にとどまった。一方で、肌に関しては全員が紫外
線対策をしていると回答。肌に比べて、目の紫外
線対策が遅れている実態が明らかになった。

目が日焼けしてしまうと、白内障や加齢黄斑変性の

引き金にも。

極端な話、肌のシミはファンデーションで隠すことは

できても目の日焼け、最悪は失明という事態。

一生つかう臓器ですので、適切な対策が大事!

私も今年はしっかりしたサングラスを購入。

女優気取りと後ろ指を指されようが目の為です!!


日曜日にお邪魔した新潟のKさんから
ブルーベリーが届きました。

新鮮でプリプリです。

植物がもっている色や香り、苦み辛みの
成分をファイトニュートリエンツと言います。

植物が紫外線や病原菌から自分を守るために
自らの中に作った自己防衛物質ですが、それを
食べた私たちの体内に入っても同じ有用性を
発揮すると言われています。

現在10000種ほど見つかっているようです。

主に体のサビ止めに働いてくれます。
働いて頂くためには何をどの位とったら
いいのでしょう。

・何を?

わかりやすく、色で考えましょう。

   白  

この5色の野菜果物を

・どのくらい?

ひとり一日

手のひらサイズずつ。(合計5手のひら)

日本人はベリー類の摂取が少ないために
紫が不足がちだそうです。

なので
ブルーベリーはめちゃくちゃウレシイ!!


2010年7月19日月曜日

真夏!

去年、沖縄で梅雨明けの瞬間を体験しました。
暴力的とすらいえる南国の日差し。

今年は昨日梅雨明した新潟へ。

新潟=雪国のイメージを大きく裏切る
沖縄に負けない(?)激しい日差しでした。

セミナーが終わって、日本酒の蔵元が
やっている料理屋さんへ。

日本酒がずらっとそろっている所に
大変恐縮ですが、ビール頂きました。

ついつい冷たいもの&サッパリもの
に手を出してしまいますね。

3大栄養素はいずれも食べて体内で代謝するときに
熱を発生させますが、中でも一番熱を発生させるのが
タンパク質。

カラダはこれ以上暑くさせないためになるべく
タンパク質をとらせないようにするとか。
「肉はイマイチ・・・」となるのはこの為。

でも疲労を回復させたり、紫外線で痛んだ皮膚を
補修したりタンパク質は夏でも常に必要です。

意識して摂りたいですね。




















上越新幹線車窓から。
見るからに暑そう。
たぶん埼玉県の戸田のあたり。



















すごいボリュームの先付。
どれもおいしく頂きました。
これだけで普段の一食分の
おかずに匹敵。

2010年7月15日木曜日

暑い!

昨日の東京は暑かったです。
(九州、中国地方のかたは豪雨大丈夫でしたか?)

水は人間にとって大切。
成人の体の約60%は水分
(こどもは80%)

体重60kgの人は36kgが水分ということになります。

このうち

1%を失うとのどがかわく
2%を失うと脱水
3%を失うと乾いている感覚を失う
6%を失うと回復不可能
10%を失うと危険な状態
20%を失うと死亡

1%というとわずかに360mlたったコップ2杯分。
この時期に外に出たらすぐにかきそうな汗の量
です・・・

さらに気をつけなければならないのが
年齢とともにのどの渇きの感覚が鈍く
なること。

エアコンのきいた部屋の中ですごす
ご高齢の方は特に注意。
涼しいので汗をかいた自覚はなくても
体から確実に水分を失っています。
しらずしらずにドロドロ血になって
脳梗塞のリスクも!

朝めざめの1杯
昼はテーブルにコップをおいてちびりちびり
入浴前後1杯ずつ
寝る前の1杯

これで一日8杯〜10杯がいい感じです。

ほかに
ウオーキングで大汗をかいた
アルコールやコーヒーを飲んだ
という特殊(?)な状況にはさらにプラス。
(アルコールは度数が低くてもチェイサー
を飲んだ方が解毒が助けられ、翌日に
残りにくい)

「なかなか飲む習慣がなくて」という方は
思わず飲みたくなるお気に入りのマイグラス
を持つことをおすすめします。

2010年7月13日火曜日

お休み

慌ただしい一週間を終えて、やっとのお休み。

なんだかんだ後片付けをしていたら
一日が終わってしまいました・・・f^_^;)

昨日はひさしぶりに中学の同級生から電話が
ありました。

この年齢になると急な電話というのは
あまり良くないおしらせか・・・と思い
ながら電話にでると悪い予感的中。
同級生の訃報でした。

心筋梗塞だそうです。

高血圧、高脂血症、タバコ、飲酒、揚げ物好き

そんな生活習慣を知っていたら、何か言って
あげられたのか。

降圧剤を飲んでいたようですが、それで
帳消しになるものでもない。

もし、きちんとした知識をもっていたら。

死ななくても良い病気で死んでしまった・・・
まさにそんな感じです。

もっともっと、たくさんの人に話を伝えなくては!
もっともっと急がなくては!
と決意をあらたにしました。

合掌。
















土曜日の夕暮れ。
まるでフレスコ画のような
日没でした。

2010年7月7日水曜日

う〜ん、混乱!

健康の為に
「あれをするな。」
「こうした方がいい。」

たとえば
肉を食べるな。vs 肉は食べた方が良い。
玄米が良い。vs  玄米はそんなにいいことばかりではない。
朝ご飯は食べないといけない。vs 特に食べなくていい。
砂糖は敵だ。vs  砂糖はとった方が良い。

などなど。

巷間にはさまざまな話が錯綜するのですが、
意外や医学界や栄養界にもさまざま、あります。

いずれにしても、科学的に立証されていない限り
仮説ということになるのでしょうが。

立証され具合によって
説→論→学
と名前が変わるそうです。

いかんせん。唱えているのが素人ではなくそれなり
のドクターやら研究者の先生なので、ますます混迷
が深まるばかり。

いずれも自説ということになりましょうが
これが悩ましい。

でも消費者からすれば、その説が出版されていたり
マスコミでとりあげられたり、ネットで支持されて
いればそれが正解と思ってしまいますよね〜。

ああ〜本当に悩ましい・・・


















これ、な〜んだ?
曲のタイトルにもなった
サボテンの花です。
意外にかわいいですよね。

2010年7月6日火曜日

ワインセミナー

昨日はワインセミナー。

もう7回目になるのですねー。

またしてもナゾのナビゲーターとして前座(?)を
つとめてまいりました。

今回のワインの科学シリーズは「ワインの抗菌力」

不思議なパワーを持つワインですが季節柄、その
抗菌力に注目してみました。

気温25度をこえると細菌がパワーアップ、
30〜40度で繁殖の活性がmaxとなります。
年間の食中毒件数の70%がこの時期に集中しています。

19世紀末、パリでコレラが流行ったとき、一部の
人たちだけが感染しないことにある医師が注目。
調べたらその人たちはワイン愛好家だったらしいのです。

コレラどころか、チフス、大腸菌までワインパワー
の前には死滅するらしい(死滅するまでの時間には差があります)

その後、多くの研究者が調べたところによると

・ワインを同じ量の水で割っても殺菌力は健在。
・アルコールを除去しても殺菌力はかわらない。
・ワインポリフェノールにはペニシリン同様の殺菌力。
・かつての消毒薬フェノールの33倍の殺菌力

と、なんとオドロキの事実がつぎつぎわかってきたのです。

水がアブナイところでは同量のワインを混ぜて飲むと
よいという学者もいます。

なるほど!「生ガキに白ワイン」には科学的な根拠があった
訳ですね〜〜。ナットク。

ということでこのシーズン、食中毒防止のために大いに
ワインを楽しみたいものです。
(終点は、そこですか・・・・)


















↑一番野お気に入りは4番。
 値段が高いのは5番。
オーストラリアワインの繊細さ&
多様性にオドロキました。

2010年7月3日土曜日

あきらめない

お仕事の打ち合わせである女性にお会いしました。

その方は、フツーに大学を出てフツーに企業に就職
したものの、「?」疑問を感じ、2年間学校にいき
栄養士に。その後、3年間幼稚園の給食に携わり
管理栄養士合格。

いまはそのスキルをいかしたプランニングの
仕事で活躍されています。

なぜ、気づかなかったか、若いうちに。
自分の甘さにショック。

栄養士になるには全日制の専門学校or短大に
きちんと通う必要があります。
学費プラス(仕事できないから)その分の収入
を確保しなくては。

うーっ

でも、あきらめずに目指したいなー

今日できることはせめて脳の健康を保つことか。

2010年7月1日木曜日

起業mtg

起業mtgをしてきました。

というか、単にランチ会なのですが・・・(^_^;

ハーブの学校で同級生だったお友達と
定期的にあって情報交換。

Mさんは今度イタリアにオリーブオイルの
勉強をしに(→留学組)

Fさんは引き続きハーブの上級コースへ
(→進学組)

そして私はさすらいの(?)ハーバルセラピスト
として世の中へ(←脱藩浪人?)

女性の飽くなき学習欲&パワーは
捨ててはおけない重要な資源だと思うのです。

学ぶ場所はたくさんある。(お金を払えば)
その学習欲が「マーケット」としてしか認識されていない。

実際問題として、学んだスキルをいかしてどこかに就職
というのは難しい。年齢がネックになってきます。

起業しかないね。そんな結論になりました。

好きを仕事に。
多くの女性がそう願うのですが、実はそのチャンスは
「そうそう、コレコレ!」って姿で鎮座ましましている
訳ではない。

そんなチャンスを待っていたら、ますますトシとっちゃう
な〜。

今が人生で一番若い!!

昼下がりのスタバで熱き議論をしていました。



















ご近所の猫、通称「コアラくん」。
鼻がね。ほら、コアラでしょう?
いろいろ考え事をしていると
ときどき「猫になりたい!」って
思います。のんびり幸せそうです。