2011年5月30日月曜日

学会@京都 その3

情報というものは日進月歩。

教科書で学んだ知識はいとも簡単に
ひっくりかえる・・・

わずか数年前に聞いた情報はすでに
古くなっていたりします。

これだけの先生達が日々研究されて
いるのですから、当然とも言えますが。

本当に気が抜けない業界(?)です。

ご参加の先生方、基礎から臨床まで各方面
(縦割りともいう)のエキスパートですが、
抗加齢という横のつながりの中で情報交換。

いろいろな専門分野のお話を伺えて充実した
3日間でした。

詳しくはまたあらためて。

脳みそオーバーヒートにつき
テアニンドリンク飲んで寝ます。
















「宝ケ池の光弁当」
京都といえば鱧(はも)!
一切れだったので「きゃー
鱧だ〜」と思っている間に
ゴクン。残念だ・・・。
なんか最終日が一番豪華で
ウレシイ。

ランチョンで聞いた溝口先生の
分子矯正医学の話はわかりやすく
しかも目からウロコがはがれまくり
でした。

2011年5月29日日曜日

学会@京都 その2

今回はいくつか新たなテーマを勉強させていただくべく、
初めてのジャンルのセッションに参加。


年をとることで単にもろくなるだけではない!
エイジングで同時に進行している深刻な事態を学びました。

免疫細胞
エイジングで免疫細胞もボケるのか?生まれて初めて長期に寝込んだダンナをみていたので切実すぎるテーマでした。

糖化
食べ物を食べて生きている生きものにはもれなくついてくる運命の糖化。科学が発達するにしたがってその正体があきらかに。わたしたちはさびる(酸化)だけでなく、焦げて(糖化)いた!最前線の研究をお聞きしました。

これからのセミナーにも織り込んで行きたいと思います。

台風が近づく中、まだまだシンポジウムは続きます。















ホテルの前のスタバ。
向こうに見えるのは
六角堂というお寺です。
なんか京都らしい!















2日目は「京の舞弁当」
セミナーを聞きたいので
その間、10分で食べきらない
といけないのがツライ。
(通常は食べながら話を聞く
というのがランチョンセミナー
ですので開始前に食べきる必要
はありません。)

2011年5月28日土曜日

学会@京都 その1

抗加齢医学会総会で京都にきています。

あれも聞きたい、これも参加したいと会議場を走り回っています。

今回は震災と原発で開催が危ぶまれた様ですが、さすが関西。電気もエアコンもタップリで開催です。

抗加齢なので、やはり「酸化」に関するテーマが多い。

アンチエイジングの大御所で京都府立医科大学学長の吉川先生が講演で

「放射線は活性酸素を発生させてDNAに傷をつけます。関東からおこしの方は抗酸化物質を積極的にとるか、さもなくば京都に引越してくださいね。」

とおっしゃっていました。

先生はいまアグロメディカルという農業と医学の融合に取り組んでいらっしゃいます。

例えば、健康効果が注目のファイトケミカルがリッチな野菜を作り予防医学に役立てるなど、より医学と食が歩み寄る時代の気配を感じます。

京都に住みたい気持ちはやまやまですが、明日は東京に帰りまーす。

抗酸化物質たっぷりとらねば(^_^;)














今年も京都国際会議場。
















そして今年も雨。
(3年連続っ!!!)
そして3日間、まともに観光も
せず京都と言えば駅とここしか
見ていない(T_T)
















ランチョンは
渡邊昌先生プロデュースの
「穀菜美食弁当」
目でも楽しめるお弁当でした。
バランス良さげですが、「野菜
が少ない」とぼやいている先生
がおられました。

2011年5月26日木曜日

冷静すぎ?

R25(フリー情報誌)が首都圏で働く25〜34才の
男性にのアンケート。

Q.現在住んでいるエリアの放射線量について恐怖を感じますか?

「怖い」東京22.8% (名古屋9.6% 大阪11.5%)

Q.放射線対策としてしていることは?

「情報収集」24.3%
「ミネラルウォーターの確保」23.8%
「食材の産地確認」18.4%

なんと最多の回答は

「特になにもしていない」51.9%(大阪名古屋75%)


不必要に怖がることはないとは思うけど、なんか冷静過ぎ?

いや、何をしていいのかわからないと言うべきか・・・

2011年5月23日月曜日

踏んだり蹴ったり

「インフルエンザでもないし、高熱の原因はわからない。
とりあえず様子をみましょう」

「様子をみましょう」とはよくわからない場合の常套句
とわかっていながらも、ついつい様子を見ているうちに
事態はとんでもない方向へ。

なんと、高熱の原因は肝臓に細菌が侵入したことで
溜まった膿み「肝膿瘍(かんのうよう)」.

それが分かったのは次にかかったドクターのエコー検査から。

どうやら敗血症を起こしかけていた模様で放っておいたら
結構死亡率の高い、アブナイ病気だったようです。
(普通、緊急入院で抗生剤連続投与&ドレナージだそうです)

今は幸いにも快方に向かっていますが、一歩間違えたら
取り返しがつかない展開でした。

医学書を読むとインフルではないのに高熱が続いたら
肝膿瘍を疑え!とあちこちに書いてあるではないですか!

最初のドクターは医学書をお持ちでないのかもしれ
ませんね・・・┐( ̄ヘ ̄)┌

ラインマーカーひいて進呈しようかしら・・・( ̄ー ̄;)

やはり自分の家族の健康は医者任せにせず自力で守る!
と決意を新たにしました。

勉強し直しますm(__)m

2011年5月16日月曜日

フードバランス講座

ちょっと汗ばむ5月らしい気候の日曜日。

フードバランス講座が開催されました。

本当は3月に予定されていたものの
震災の影響もあり、5月に。

今回はワインセミナー(泡編)
初夏のスパークリングワインは最高でした。

いつもながらK先生の絶妙のトークに
会場は終始笑いにつつまれていました。

ワインの前には野菜ソムリエのMさんが
柑橘類のお話をしてくださいました。

彼女と休憩時間にお話していたら
震災以降(というよりは東京地区では
原発事故以降)沢山のイベントが中止に
なったり、集客ができなくなっているらしく。

みんな心が縮こまっちゃっている感じ。
ストレスが心に深くしみ込んでいると思う。

なんて話をしていました。

浜岡原発も停止して、電力不足が深刻な状況。
元通りの日常は難しいのかもしれないけど
ならば新しい日常を作るしかない!

そのために何ができるだろう?















ウスベニアオイ満開!
乾燥させた花で作るハーブティーはすてきなブルー。
粘膜を守るハーブと言われ、のどの痛みや胃炎
膀胱炎に有用。(ダンナにひとこと「キモイ花」といわ
れてしまった・・・)

2011年5月11日水曜日

しぜんちゆりょく

ここ数日間で
人間の体はやはりスバラシイと確信しました。

ダンナの発熱が始まったのが5/4。
一応、病院に行っておくかと思ったのがそもそも
マチガイ・・・。

抗生物質
咳止め
去痰
解熱剤

の4点セットをもらったものの
「症状の緩和」の兆しすらなし。

連休明けを待って再び受診。
抗生物質が奏功しなかった上にインフルエンザも陰性。
せめてインフルエンザと言ってくれ。
という原因不明のまま熱は上がり続ける。

右肩あがりの体温に思わず飲んだ解熱剤の
キョーフを体験するのはこの後のこと。

40℃オーバーの熱に解熱剤を飲むと(当然)
熱はさがるけど、おいおい下がり過ぎやろ!
と突っ込むほどの下がりに寒気で震える。
再び熱が上昇して、解熱剤を・・・

で、3周目くらいで気づきました(遅い?)

コレ、繰り返すのはアホだ・・・。

止めてしばらくすると熱は上下するものの
自然に階段を下りるように徐々にベースが
下がってきて、ようやっと落ち着きを見せた
のは今日のこと。

もう一生解熱剤は使わない決断をしました。
放っておけば人間は治ろうとするんだ。

やっぱり免疫力の邪魔をするとウマに蹴られて
死にそうです。

あるドクターの HPに

「熱がでた患者さんにできるのは抗生物質の投与
と解熱剤。それがNGだったら正直打つ手なし」

との一文が。

本当に主役は人間の自然治癒力なんだなーと
確信したこのゴールデンウイーク。

・・・休み、返してくれ(泣)

2011年5月8日日曜日

カフェインもあなどれない

今日のセミナーは疲労の話でした。

すっきり疲労=肉体の疲労
ぐったり疲労=脳疲労

のお話をしました。

機能性成分では季節柄「お茶」のお話を。

お茶の成分の3本柱
カフェインー覚醒成分
カテキン(タンニン)ー苦み成分 抗酸化力
テアニンーうまみ成分 リラックス効果

シャキッとする為にカフェインをうまく使いたい。
なんて話をしてきましたが

じつはこのカフェイン、覚醒作用だけではなく新たに
アルツハイマー症や心疾患などを最も基本的なレベルで
予防する作用が見られるかもしれないようだと研究者が
報告しました。

つまり、ビタミンC、Eといった抗酸化ビタミンと同じ
ような抗酸化性機能があるかも知れないと言う訳です。

ほー。

カフェインは脳血液関門を通過するので、とかく中毒性
などのイメージが強く肩身の狭い(?)物質です。

詳しい機序は発表されていないようですが、コーヒー
やお茶の愛飲者にはウレシイ話ですね。

でも夜のお茶は基本的におすすめはできません。
カフェインに抗酸化力が認められたとしても、覚醒作用に
変わりはなく睡眠不足で脳に活性酸素が、、、なんて
体にいいのか悪いのかよくわからない状態になってしまいますから。















最近よく見かけるこの花。
木香薔薇(モッコウバラ)という
中国原産のバラです。
木香と名がついていながらほとんど
香りがないのが不思議。

2011年5月3日火曜日

黄砂もツライ

もうスギ花粉は終わっているのに
この目のかゆみと鼻の反応はなに?
と思ったらなんと黄砂なんですね。

鼻のおくがツンツン痛いカンジです。

遥か中国の奥地の砂漠から舞い上がった
微粒子の砂が途中で「いろいろなもの」
を吸着して舞い降りるらしいです。

今年は特に「いろいろなもの」の内容が
気になる所です。

ところで東大病院の放射線治療のエキスパート、
チーム中川のブログでこんな話を読みました。

野菜不足
  ↓
100ミリシーベルト程度の被ばくと同じ
レベルの発がんリスク
致死性の発がんの危険は、最大1.05倍(5%up)

塩分とりすぎ
  ↓
200ミリシーベルト程度の被ばくと同じ
レベルの発がんリスク

運動不足や肥満
  ↓
400ミリシーベルト程度の被ばくと同じ
レベルの発がんリスク

毎日3合お酒を飲む/タバコを吸う
  ↓
2000ミリシーベルト程度の被ばくと同じ
レベルの発がんリスク
発がんのリスクは一気に1.6倍(60%up)

に、2000ミリシーベルト!!

原発事故の被害を過小評価するつもりはありませんが
日常生活にもキケンが一杯だったんですね。

放射性物質を気にしすぎる「ストレス」もまたガンの
リスク要因になるようです。対策すべきことをしたら
あとは普通に日常をこなしていく方がいいんですね。















一昨日、ご招待いただき「宝塚初体験」
いやー現実を忘れるきらびやかさ!
指先まで美しい踊りに感動です。

若い女性たちが一生懸命夢に向かって
いる姿に元気をもらいました。