2010年8月31日火曜日

水で減量?

こんなニュースを発見。

米バージニア工科大のブレンダ・デービー博士らの
チームの臨床試験で食事前にコップ2杯の水を飲む
ことで減量効果があることがわかりました。
対象は中高年の男女。12週間のプログラムで3食の
前に水を2杯ずつ飲んだグループは7キロ減に成功。

食事前に水を飲むのは満腹感をもたらすためにこれまで
にも75〜90キロカロリー摂取が減るということは
知られていたようです。

すわ!今日から水飲むぞ!!目指せ7キロ減!!
というのは、ちと早い。

実はこの実験、減量プログラムをした上での効果。
水を飲むだけで7キロやせる訳ではないようです。

飲まないグループでは5キロ減に収まっているところ
から、水飲みは効果あり!と結論づけられます。

どうせ飲む水。
ならば効果を期待して食前にしてみてはいかがでしょう?

(※清涼飲料やジュースはNG。また心臓・腎臓に疾患
がある方も注意。水中毒にも注意です。)

















暑すぎてネコさん、
舌が出っぱなしです。

ニンゲンも脱水注意。

2010年8月29日日曜日

うなぎ

総会2日目。
朝からサプリメントフォーラムでプロバイオティクスの最新情報。

食品だから

効くと言えない

イコール

効かない

ではない。

(わかりにくい?)

処方箋薬は病名がつかないと出してもらえないけど、食品成分の機能を理解しておけば、十分予防的に使っていけるんだなー。と実感。

で、血液型別にかかりやすい感染症と、長持ちしやすい善玉菌が違うって、キチンと根拠があった!今日はじめて知りました。

はじめてと言えば、はじめてランチョン弁がうなぎ。
さすが名古屋。
得した気分。

(一瞬ウレシかったものの、よくよく考えると臨床栄養総会
の弁当なのに1ミリも野菜が入っていないという事実に誰か
ツッコミは入れないのだろうか?)




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2010年8月28日土曜日

名古屋、おそるべし

総会で名古屋にきています。

国際会議場なんですが、ロビーはもちろん、会議場の中もクーラーの効きは甘い(; ̄O ̄)です。暑い、暑すぎです。

さまざまなトピックスが発表されていますが、それはあらためて。

さて、ここには名物があります。

常識をはるかに超える大きさの騎馬像!

大きさが今ひとつ写真ではわかりづらく残念。

軽く3階建のビル位あるんです!(◎_◎;)

台座脇のポールでわかりますかねー。それが大人のウエストの位置ですよー。



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2010年8月26日木曜日

菌の力

またまたチーズセミナー。

ここの所、発酵関係の本などを読んでいたので
チーズの奥深さがますます魅力です。

今日のツボは

「シェーブルに始まりシェーブルに終わる」

シェーブルというのはフランス・ロワール地方でつくられる
代表的なヤギの青カビチーズ。

一瞬ギョっとする表面ですが、カットすると中はきれいな白。

味もさっぱり酸味があり、ハチミツつけてもおいしいです。

さて、何が始まってなにが終わるかというと、
このチーズは多量の乳酸菌を使っているために

フランスでは離乳食にも使ったり
はたまた、高齢者の栄養食として使ったり

つまり人生の始まりから終わりまでシェーブルとのおつきあい
ってことですね。きっとお腹は善玉菌優勢にちがいない。

なおフランスのチーズは無殺菌ですが日本のチーズは
無殺菌が許可されていないそうなので良い菌もころされて
しまいます。

せっかくの菌の力なのに残念。
















左から
チーズの王様 ブリー・ド・モー
ブリー3兄弟の末っ子 クロミエ
サラセン人の忘れ物 セル・シュール・シェール
          (これがシェーブルです)
羊の濃厚なチーズ オッソー・イラティ
枯草菌が作る独特の風味 ポン・レヴェック

2010年8月25日水曜日

テルモス購入

これだけ暑いと、もはや東京は
マニラ、ジャカルタ、クアラルンプールといった
東南アジアの都市と変わらない・・という認識
を持った方がいいですね。

エアコンが身体に悪い!と我慢してお亡くなりに
なる高齢の方が増加している今日この頃、
真剣に認識をあらためなくてはと思います。

水も一日1.5〜2ℓを目安に意識的にとって
頂きたいです。特に年齢が高くなるにつれ
のどの渇きの自覚が鈍くなってきます。
(自分でも時々ドキっとします)

一日10回くらいに分けて水をとる癖をつけたい
ものです。

(※水分摂取については心臓、腎臓に疾患がある方は
お医者様の指示を仰いでくださいね)


さてそんな中。暑いからこそこんなお買い物。
250mlの保温(冷)魔法瓶を購入しました。
















世の中にこんなに便利なものがあったなんて。

オドロキです。

氷を何個かと水を入れてでかけるも
外出中氷は溶けず、途中補給のお水も
冷えたまま持ち歩けます。

出先でペットボトル買うのも
コストやゴミの問題でお財布にも地球にも
やさしくないなーと心がいたみます

冷たいウォーターボトルはバッグの中で
結露してビシャビシャ

だからといって保冷カバーにいれると
大きくなってしまい、ひとかどの荷物に

いやーその点テルモスは便利だー。
まさに魔法の瓶です。


欠点はちょっと重いこと。

でもまだまだ暑い日が続きそうだし、当面、毎日
活躍する予定です!

2010年8月24日火曜日

手作りケーキ&クッキー!

日曜日は通算3回目のケーキレッスン。

お菓子作りはロマンでもある一方
科学反応でもあり
ちょっと実験ぽくて面白いです。

だって生クリームひとつとっても

「温度が高いとダメ」

生クリームの泡立ちを構成するのは脂肪。
温度の変化を受けやすいのでクリームも
道具も室温も冷やしていないとイケナイ。

「ホイップに低脂肪はダメ」
脂肪の数がものをいうので
ホイップ用の生クリームは乳脂肪45%以上。

「まぜすぎたらいかんぜよ」
脂肪が気泡を取り込みながらつながることでホイップができる。
まぜすぎるとつながりが大きくなり過ぎて、パサパサした泡に。
そして更には分離してバターの様になってしまう。
(なんかモンゴルの草原で生クリームをどんどん撹拌して
バター作っている映像を見たことがあるかも・・・)

扱う物質の特性がわかるとお菓子作りもどんどん
面白くなってきますねー。

なんたって手作りのいいところはどんな材料を
使ってできているのかわかるし(カロリーも!)
なんたってこんだけ苦労したんだから!という
ココロがこもることであります。

こんなに大事にクッキー味わって食べたこと
はありません。















洋梨のタルトと
マクロビオティックのクッキー。
マクロビクッキーは砂糖と動物系素材不使用。
でも、めちゃくちゃオイシイのです。

2010年8月20日金曜日

チョコレートはお菓子?薬?

ダークチョコレートに含まれるポリフェノールには
様々な作用があることは近年の研究であきらかに
なってきています。

カカオ70%のダークチョコ30〜50gを毎日摂取すると
そのフラボノイド、ポリフェノール(抗酸化物質)が
血圧を下げる効果があることもしられています。

だったら、それを薬がわりに使えば一挙両得!
と考えた面白い研究がオーストラリアでされました。

8週間、毎日50g(板チョコ約一枚)のダークチョコ
を食べた被験者は降圧の効果があったにもかかわらず

約半数が「ちょっとムリ!」
20%が「ずっと食べ続けるのはムリ!」

と評判はボロボロだった様です。
多くはチョコレートの糖分、脂肪分が気になる
というのが理由のようです。

(強制されなくても、その位食べてるだろう?!と
思う量なのですが・・・)

サプリメントの話をしていると「私は食べ物でとりたい」
とおっしゃる方が少なくありません。

が、なにかの有用性(血圧が気になるなど)を目的として
抗酸化成分をとろうとすると

リアルな食品には抗酸化成分の他に必ず糖分、脂肪分、塩分
(余分3兄弟?)がついて回る訳です。


それにしても世界ではオモシロイ研究をしているものですね。

2010年8月16日月曜日

おまけ禁止

13日、米・サンフランシスコ市はファストフードの
高カロリーの子供向けメニューにおまけをつけること
を禁止する条例の検討に入ったそうです。

600キロカロリーで野菜果物がつかない場合、おも
ちゃ付きを禁止する条例案。

「個人の自由を認める」アメリカですが
(健康保険すら、政府の介入に反対するほど)
健康や栄養、すごくキビシイです。

トランス脂肪酸についてもそうですが、こういう規制は
すばやいですね。

そういえば意外なことにお酒の規制も厳しいです。

会社がえりに駅のホームでプシュー。
日本だったらよくみかける光景ですが、アメリカ
だったら、おまわりさんに連れて行かれる・・・

1977年、時の大統領フォードがこんなコメントを
しています。

「アメリカは戦争ならどこの国にも負けないが
自国民の病気で滅んでしまうだろう」

アメリカにとっては健康管理は国防費なのかも
しれないですね。

2010年8月14日土曜日

花火

今日は東京湾の花火大会。
今回はご縁のおかげでなんとシャンパンを
頂きながら(しかもエアコンの中で!)
そしておいしいお料理を頂きながらの見物です。

今まで生きていて最高の花火大会を経験しました!

徒歩で行ける近所でも来週末花火大会なのですが
高層マンションが建ってしまったせいで今年は望み薄。
魅力激減です。

(なぜ東京では空き地を見るとよってたかって高層
マンションを建てたくなるんでしょうか?)

ともあれ、今日は来週分まで花火を満喫したので
大満足でした。



2010年8月13日金曜日

気になっていたこと

金沢で見かけた謎の石。

おいてある場所から察するにそこから先は
立ち入り禁止の模様。

調べた所、これは

関守石(止石・留石・関石・極石・踏止石

と呼ばれるもので茶道のお約束ごととか。
流派によって紐の結び方が違うんだそうです。
(すみません。ものを知らなくて)

「立ち入り禁止!」とか書かれると風情が
ないですが、こんなやんわりとしたメッセージって
日本的ですね。

ある日、ダンナの机におかれてたらコワイ・・・











GM

留守録してあったTV番組を見ました。

GM 〜踊れドクター〜

一般にはまだあまり知られていないが、今、国内外で
注目されている総合診療科(General Medicine)
で奮闘する医師たちを描く、新しい医療ドラマ
(番組HPより)

なんだか具合が悪いとき、どこの病気なのか
わからない場合にまず受診するのが総合診療科。

問診や、血液検査、CTやらで病名をしぼりこんで
行く訳です。

おちこぼれドクターたちのドタバタが基本路線。

とはいえ、こうやって疾患を絞り込んでいくのか〜
ということが理解できます。

私たちはとかく、ドクターに神のごとくの千里眼を
期待してしまいます(黙って座ればピタッとあたる?)

実際は数値や画像、問診や既往歴で絞り込んでいくんですねー。

病院にいって「よくわかりません」とか「たぶん」
などと言われてしまうと「おいおい、ヤブだな〜」
とか内心思ってしまいがちですが、わからないのは
当然。

今回(8/8放送分)は患者への問診でドクターたちが
ミスリードされてしまい右往左往してしまうストーリー。

髄膜炎やら結核やら腎炎やら感染症やらが疑われ、点滴やら
投薬やらするものの悪くなる一方。

結局原因はビタミンB1欠乏症の脚気&ウェルニッケ脳症。
教科書で読んで知ってはいたものの、あー実際はこういう
風になってしまうんだ。というのがよくわかりました。

日本ではほぼ見られなくなったという脚気ですが
食生活のアンバランスで復活、症状を見たことが無い
ドクターも多く大学病院で大騒ぎになったことがあるという
エピソードもあります。

夏はサッパリした口当たりのものや、甘いものなどで
B1が不足しがち。気をつけたい栄養素です。

2010年8月10日火曜日

猛暑の金沢

徹底した暑さの金沢でお仕事でした。

東京の暑さは攻撃的なモンスターですが
金沢の暑さは岩盤浴や砂風呂でした。

が、さすがに夜は涼しい!

いつもはお仕事のみですが、今回はありがたい
ことに観光に連れていって頂きました。

お忙しい中のKご夫妻に連れて行って頂き
丸一日、金沢市内の名所をまわりました。

写真で名所のご案内を!


朝から東山の茶屋街

















   ↓
みなさんとお野菜たっぷりの
すてきなランチ

















   ↓
21世紀美術館
















   ↓
  武家屋敷
















   ↓
しいの木迎賓館
















   ↓
  西の郭

のんびりお買い物をしていたら
あっという間に飛行機の出発時間
ギリギリになってしまいました。

本当に堪能させていただきました。

Kさん、金沢、福井のみなさん
猛暑の中ありがとうございました。

2010年8月7日土曜日

ポリフェノール研究会

駅から大学に向かう道はあまりに灼熱。

途中でマボロシが見えそうになりました。

というわけでポリフェノール研究会。
4月にはカロテノイド研究会に出席
しましたが、それぞれ別個にあるんですね〜。

植物が持つ有用成分をファイトケミカルと
呼びますが、ひじょ〜に大雑把にグルーピング
するとポリフェノールとカロテノイドに分かれます。

ポリフェノールはさらに
フラボノイド(カテキン、アントシアニンなど)
フェノール酸(クロロゲン酸)
エラグ酸
リグナン
クマリン
に別れるそうで、その内最大勢力を誇るのが
フラボノイド。植物界に4000種以上存在する
ようです。疾患予防因子としての期待から
一番研究が進んでいるらしいです。

とはいうものの。

野菜果物に入っているファイトケミカル。
人間にとっては生体異物。
基本的にはヒトの身体は毒と認識するため
できるだけ早く排泄しようとするはずです。

それがなぜ、身体の中に入って
抗酸化やらの働きをするのか。

結果「する」ことはわかっても
「どうやって」するのかメカニズムは
まだまだナゾのようです。

知ろうと思っていろいろな研究会に
参加すればするほど
まだまだわからないことだらけなんだな
ということに気づかされます。

それにしても暑すぎ。
真夏の研究会は身体に悪い・・・


















こじんまりとした会場で。
発足間もない息吹が良いですね。
参加者は学生が多かったです。

















雲一つない空。
日陰一つない道。
参った・・・

2010年8月4日水曜日

超高齢社会とは

あららら。
なんと東京都内で100歳overの方の18名が
実は所在不明?

センテナリアン万歳〜!とかうかれていた
のが、すっかり冷水を浴びせかけられた風情。

親の死を隠し、年金やらお祝い金やらを
詐取していた事例もあるようで、どうやら
お人好しの日本人も閉店する時代になってきた
ようですね〜。

どんどんバレバレになってきて、日本人の
平均寿命が短くなるのでは?
とみる向きもあろうかと思いますが・・・

実は平均寿命に大きく影響するのは新生児の
死亡率だそうです。衛生状態が良い、戦争で
若年層の死亡が少ない先進諸国の平均寿命が
伸びるのは、当然とも言えます。

なので一連の事件が発覚しても不変だ、きっと。

それにしても、なんだか釈然としない事件
ですね〜。















8月の潔い暑さはなんか寂しい感じがします。
あーもう夏終わっちゃうんだな〜という感じ。
ユーミンの「晩夏」という曲がピッタリきます。

2010年8月3日火曜日

もやしもん9巻

買っちゃいました〜。

コミックといえども、菌、発酵、農業に
関わるお仕事の方、必読です。

今回はかなりディープなテーマに取り組んで
いて驚きました。

食料自給率、有機農法をめぐる問題。

政府、農協、生産者、消費者、マスコミ
のあり方。

食品の廃棄問題。

そして添加物の問題。

はては湿潤療法まで。

「菌が見える農大生の物語」から始まって
なんかすごい展開になっているぞ〜。

でもちょっと小難しい食の問題もコミックにされると
がぜん読む気がするもの。

どんなカタチであれ

「知ることって大事」ですね。



















「かもすぞ〜」が合い言葉で
ございます。