2011年9月28日水曜日

ご近所

口の中で虫歯の原因となる「ミュータンス菌」の一種が脳出血の リスクを約4倍に高めることを大阪大や浜松医科大、横浜市立大などのチームが突き止め、27日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版に掲載さ れた。脳出血の新たな危険因子とみられ、予防や治療薬の開発につながる成果。

日本人の約3人に2人が保菌しているといわれるミュータンス菌。
そのうちコラーゲン結合タンパク質を持つ特定の菌が今回着目されました。
このタイプの菌は日本人の約8%が持ち、脳出血の患者では約30%が保菌。

発症リスクは約4倍になる計算です。


子供のころは虫歯になるともう一大事。親におこられるわ、歯医者さんがキョーフだわ。
大人になるとちょっと虫歯から関心がそれますよね。子供の頃のトラウマなのか・・・


以前、歯科医院で仕事していた頃、それはそれはヒドイ状態の歯を沢山見てきました。歯医者さんは最後の砦よろしくギリギリまで頑張ってしまう方がいますが、歯は自己修復機能がないので様子を見ていても虫歯が治ることはありえません。早々に降参して受診してください。

キチンと歯を磨いて(スカっと爽快!な歯磨き粉はおすすめしません。磨いた気になってしまうし、第一ヒリヒリしてすぐに吐き出してしまいますから)磨いた後はマウスウォッシュでクチュクチュ。


こんなジミな日々の努力が脳出血のリスクを低くしてくれるのならよろこんで実行させていただきます。

なんせ口と脳ってご近所なんですもんねー。

2011年9月25日日曜日

3秒ルールは本当か

3秒ルール、ご存知ですか?

床に食べ物が落ちても3秒以内に拾えばセーフという
ルール。きっと多くの人が(ひそかに!)実行?している
かもしれませんが・・・

果たしてその真偽はいかに?

最近の研究で

「サルモネラ菌を塗った木、タイル、カーペットにソーセージを落として
5秒、30秒、60秒でどのくらい菌がつくのか」

というものがあったそうです。

(真剣にやっているところがスゴイ・・・)

結果、木とタイルは一瞬にして99%の菌が移動( ̄□ ̄;)!!

秒数の問題ではなかった・・・

カーペットはちょっとだけマシだったようですが食中毒を起こすに
十分な菌が移動していたとか ( ̄▽ ̄;)!!

見た感じはどうということはないので勿体ない・・・そのお気持ちは
わかりますが、落ちた物は食べない方が賢明。

もちろん、サプリメントも例外ではありません(苦笑)

2011年9月22日木曜日

帰宅困難again

3.11の時に生まれて初めて体験した帰宅困難。

半年後にまた同じ経験をするとは思いませんでした。

今回も早目にあきらめ。早々に外泊決定。

想定外という言葉を辞書から外したいと思います(^_^;)

それにしても台風一過の空はきれいですね。




2011年9月18日日曜日

大義名分?

successful aging(成功した加齢)

人は必ず老いていく。

これは避けられない事実です。

「不老不死」は不可能ですが「サクセスフルエイジング」は誰もが望むあり方ではないでしょうか。

大規模疫学研究の結果、毎日1,2杯のワインが、「成功した加齢」を達成するためにもっとも望ましい飲酒形態であることが明らかになったという米国ボストン大学医療センターからの研究報告。

13,894名の看護師を対象とした米国大規模疫学研究で、中年期の飲酒とサクセスフルエイジングの関係が 検討されました。

サクセスフルエイジングとは70歳の時点で主要な慢性疾患(循環器疾患、がん、脳卒中、糖尿病)がなく、認知症でなく、身体の障害がなく、精神的な問題もないこと。これらの条件を満たしたのは全体の11%に過ぎなかったそうです。

データ解析の結果、ワインの適度の飲酒者がもっともサクセスフルエイジングを達成しやすいことが明らかになりました。一番ベネフィットを得たのが

・一日ワイングラス1〜2.5杯を飲む


かつ


・週に最低でも5日飲む


人々だったそうです。

結構な量と頻度だと感じるのですが、ワイン党には朗報ですね。

(私も単に堂々とワインが飲む理由を見つけたというところです。)

もっともこれは「飲むなら何のお酒をどの位飲むのがいいのか」のお話。

お酒を飲む習慣のない方がサクセスフルエイジングの為にわざわざ

飲むことはないと思います。


2011年9月16日金曜日

残暑

空には入道雲
ジリジリする日差し

まるで真夏の様な残暑です

肌にジリジリ日が当たると何が起こるでしょう?

答え:日焼け

正解。
最もポピュラーです。

実は日焼けだけではなく
日が当たることで皮膚ではビタミンDがつくられて
いることはご存知でしたか?

皮膚中のコレステロールに日が当たることでプロビタミンD3
ができ、それが肝臓と腎臓で代謝を受けてビタミンDと
なり、カラダで利用されていきます。

小腸や腎臓でカルシウムの吸収に働いたり
骨で働いたりするのです。

どの位日に当たればいいかというと、日本ではちょっと
近所にお買い物にいく程度の時間で充分だといわれますので
ビタミンDのためにわざわざ外で日光浴をする必要は無いよう
です。(紫外線の害の方が大きくなります)

猫の毛づくろいも毛の表面にできたビタミンDをなめて
体内に取り入れるためだそうです。

ところが緯度の高いカナダではビタミンDのサプリメントを
服用してもなお、妊婦さんはビタミンD不足に陥るようです。

残暑きびしく、外にでると

「ひえ〜あっつ〜〜〜」

となりますが、お日様はカラダにとって害だけではないんですね。

国民栄養調査では日本人にビタミンD欠乏症はほとんどないと言われますが
昨年アメリカで血液検査をしてもらったところ血中のビタミンDは
アメリカの基準値の遥か下。

基準をどこのレベルにおくか。ですね。

明日から雨で少し涼しくなりそうですね。
ちょっと、ほっとします。

2011年9月14日水曜日

一箱1000円

日本禁煙学会がタバコを一箱1000円にする様、厚生労働
大臣に要望書を送ったというニュースがありました。

欧米の先進国では既にタバコの価格は一箱700〜1200円。

そういわれればハワイのABCストアでタバコを買った
日本人(新婚?)夫婦があまりにタバコが高すぎて
レジ前でもめていた光景を思い出しました(笑)

同学会では1000円だったら9割が禁煙すると予想。
未成年者の禁煙にもつながるとしています。

と、そのインターネットの関連ニュースをみたら
「中高生、たばこ高く禁煙に。昨年の値上げが効果」
という記事が。

禁煙の理由は
「健康にいいから」についで
「お金の節約」

中高生が「若いオヤジ」化しているのが苦笑でした。

元喫煙者として振り返ると本当に高いお金を払って
わざわざ不健康になった上に余計な税金を払う
「高額納税者」だった訳です。

私は一箱1000円、個人的に賛成です。

2011年9月13日火曜日

センテナリアン

百寿者のことを「センテナリアン」と呼びます。

100歳以上(9月15日時点)の高齢者が47,756人となったと
厚生労働省が発表しました。

41年連続で過去最多を更新。
女性が全体の約87%を占めているようです。(う、強い・・)

人口10万人あたりの100才以上の比率は都道府県でいうと島根が最多。
次いで高知。ストレスが少なくで食生活も自然なイメージですね。

長寿イメージの沖縄は3位。
順位を下げてしまった模様です。
(100才以上が減ったというより、人口との比率の為、沖縄の人口増で
順位が下がったのかもしれないと厚労省は言っています)

上位13位まで西 日本の県が占めていて「西高東低」。

人間のカラダは基本的に120才まで生きられるようになっている様です。

それを、生活習慣やら食生活やらでわざわざ縮めてしまっているのが
現代とか。

逆にオプティマルヘルス(最善の健康)を目指して行動していたら
100才は軽く生きられてしまう訳です。
人生の計画は100才で考えておいた方がいいかもしれません。

まだまだ、先は長い。

2011年9月11日日曜日

「何で」作るか

お友達のサプリメントアドバイザーHさんから教えて頂いたニュースです。

熱伝導率の高いアルミニウムと保温性の高いステンレスを組み合わせた
「全面多層構造」の調理器具で調理した野菜の摂取で、動脈硬化の原因
とされる酸化 LDLの値を下げられることが、武庫川女子大学国際健康開
発研究所(兵庫県西宮市)の実験で分かったようです。

薬ではなく、食品の摂取で効果が実証されたのは初め て。

 実験は、1人暮らしの大学生90人を
(1)全面多層構造の調理器具を使用し1日350グラムの野菜を摂取
(2)一般的な器具で同量の野菜を摂取
(3)通常の生活を続ける

の3グループに分けて実施。
2週間後に血液と尿を検査すると

(1)のグループのみ酸化LDLの平均値が17.1%低下。

(1)と(2)のグループで動脈硬化予防に効果があるとされる血中
ビタミンCとベータカロテンは増加した。

全面多層構造の調理器具は熱効率が良く、短時間に少量の水で
野菜をゆでる「無水調理」が可能。このため、水に溶けやすい
ビタミン類や熱に弱い栄養素を保ったまま、効率的に摂取できた
とみられるというのです。 

そういえば、以前、管理栄養士の佐野量子先生が
「デリでお惣菜を買う時は汁をたっぷり入れてもらいます。
なぜならほとんど栄養はそっちの方に出てしまっているから」
とおっしゃった事を思い出しました。
(売り場のヒトに変な顔をされるそうですが・・・)

加熱がビタミンを壊すのではなく、加熱で植物の細胞がこわれて
ビタミンが水に流れ出してしまうそうです。だから無水調理が
有効なんですね。

野菜を食べるということは
野菜という形をたべるのではなく
そこに含まれる栄養素をいただくのだとすると
せっかくの自然の恵みを無駄にしないためにも賢い調理方法を
選びたいものです。

無農薬、有機栽培野菜といった「何を」も大切ですが
さらに「何で」つくるかも大事なポイントなんですねー。

2011年9月3日土曜日

チョコ好きにgood news?

8月にパリで開催されていた欧州心臓学会で
「ダークチョコレートには心代謝障害の発症リスクを
減少させる効果がある」ことが示されました。

これまで、いくつかの論文でカカオ豆をベースにした
菓子類は血圧低下や血流改善に関連していることが
わかってきていました。

カカオ豆に含まれる抗酸化物質の効果と考えられてきました
が、どうやって効いているのかが不明でした。

今回の報告では、チョコレートの消費が多いグループは
少ないグループに比べて

心血管疾患を37%
脳卒中を29%

減少させていることがわかったようです。
が、まだまだ検証は続きます。

やったー!チョコレートは身体に良いんだ!
と喜ぶのは、やや早計。

ひとつ確実に言えることは

「抗酸化物資はビターカカオに含まれているのであり
砂糖や脂肪分に含まれているのではない」

原材料名の最初に砂糖が表示されているチョコレート
(最初にかかれている物が一番含有量が多い)は
食べ過ぎると

抗酸化のメリット

より

肥満・糖尿病・心臓病になるリスク

が上がるので注意が必要です。