2010年12月18日土曜日

長持ち・・・

市販の風邪薬や花粉症の薬などに入っている眠くなる成分(抗ヒスタミン薬)
は、服用後12時間たっても脳の中から抜けきらない、という研究結果が
発表されました。

抜けきらない成分が強い眠気や判断力低下 いわゆる「ボ〜っ」とした
状況ををまねくわけです。

”薬の二日酔い” を世界で初めて実証したのは東北大のチーム。

つまり薬をのんだ翌日まで「ボ〜っ」としている訳で、翌朝車の運転
受験をなど勝負の場を控えた夜の服用には注意が必要。

「抗ヒスタミン薬」とはヒスタミンと結合する鍵穴をふさいで
ヒスタミンの動き(=炎症&アレルギーを起こす)の邪魔をします。

薬により服用直後は鍵穴の60〜80%がふさがり、眠くならない
タイプの薬は12時間た つとふさがり率が15%に減少。
しかし眠くなるタイプはふさがり率が50%も残っており、強い眠気
と脳の機能障害が起きるレベルだったそうです。

薬というものは、局所に強い作用をしますが、私たちの希望通りの
結果だけを残すのは難しい。それは勘弁してほしいな〜と言う所への
作用を副作用というのですね。

なるべくなら自らの自然治癒力を応援して自ら「治って」いきたい
ものです。