またまたチーズセミナー。
ここの所、発酵関係の本などを読んでいたので
チーズの奥深さがますます魅力です。
今日のツボは
「シェーブルに始まりシェーブルに終わる」
シェーブルというのはフランス・ロワール地方でつくられる
代表的なヤギの青カビチーズ。
一瞬ギョっとする表面ですが、カットすると中はきれいな白。
味もさっぱり酸味があり、ハチミツつけてもおいしいです。
さて、何が始まってなにが終わるかというと、
このチーズは多量の乳酸菌を使っているために
フランスでは離乳食にも使ったり
はたまた、高齢者の栄養食として使ったり
つまり人生の始まりから終わりまでシェーブルとのおつきあい
ってことですね。きっとお腹は善玉菌優勢にちがいない。
なおフランスのチーズは無殺菌ですが日本のチーズは
無殺菌が許可されていないそうなので良い菌もころされて
しまいます。
せっかくの菌の力なのに残念。
左から
チーズの王様 ブリー・ド・モー
ブリー3兄弟の末っ子 クロミエ
サラセン人の忘れ物 セル・シュール・シェール
(これがシェーブルです)
羊の濃厚なチーズ オッソー・イラティ
枯草菌が作る独特の風味 ポン・レヴェック