2010年10月1日金曜日

リスクコミュニケーション

厚生労働省・消費者庁主催の
リスクコミュニケーション・意見交換会に
出席してきました。

健康食品などの情報提供や、被害の未然防止
拡大防止に関してのお役所との連携っていうところ
でしょうか。

サプリメントや健康食品は「食品」に分類されます。
ですが

食品だから
自然だから

と安心することなかれ。

いま健康食品の安全確保で深刻な問題は・・・
・ナイショで医薬品成分が含まれている
・薬との飲み合わせ

健康被害事例のほとんどがこの2つ。

表示ほどの成分が含まれていない、というのは
日常茶飯事。詐欺行為だけど、入っていないなら
身体への影響はナシ(お金は無駄だけど・・)
まだカワイイ方。

コワイのは
いや〜よく効くサプリメントだな〜と思ったら
医薬品成分が入っていて肝臓壊して死亡という
事例が意外にあるということです。

サプリメントだったら、何でも同じでしょ?
などとナメたらいけません。
効果や値段で選ぶととんだ代償を払わされる
ことになるのです。

材料の出所が明確
GMP
最終製品が検査されている

信頼できるメーカーの商品を選びたいものです。

あるいは食品だから大丈夫でしょ、と処方されている
くすりと並行してサプリメントをとるのも飲み合わせ
や個人の体質によっては深刻な健康被害をもたらします。

基本的にはお医者さんにご相談を。
ということになりますが、いかんせんお医者さんも
お忙しくサプリメントの情報なんてほぼ皆無。
あやしいものはとりあえずナシとばかり頭ごなしに
否定する先生も圧倒的に多い現状。

(サプリメントなんかじゃなくて、私が効く薬を
出してあげますよ、と処方された薬で胃を壊した
例もある模様。どっちが信用できるやら)

いま厚労省から医師会に働きかけて啓蒙中だそうです。

道はまだまだ遠い・・・