2010年10月11日月曜日

料理の科学

最近、ハマっているのが料理の科学です。

健康に関するセミナーをやってきましたが
話だけではなく、次のstepとして「食」との
コラボレーションに力を入れたいと思っています。

料理には「コツ」と呼ばれるワザが存在します。

親の世代は無意識にこのコツを使ってきた訳ですが
実はそこには面白い科学的根拠があったのです。

例えば

リンゴをむくとあっという間に茶色く変色します。

そのままにしておく人はあまりいない訳で
(すぐ口に放り込めば問題ないですが)
理由もわからないまま

・塩水につける
・レモンをかける

などのマジナイ的なプロセスを経ることで
変色を防ぐ訳です。

茶色く変色するのは
空気中の酸素 リンゴのポリフェノール 酸化酵素
の三者の化学変化です。

どれがかけても変色はおこらないことから、逆に
どれかを止めれば変色も止まるという訳です。

塩水につけるのは酸化酵素の働きをストップさせる為。

レモンをかけるのはビタミンCのような酸化をとめる
物質をつかうことでリンゴの酸化を防ぐ訳です。

もう、推理小説をよむがごとく、料理のナゾが
解けてきて、毎日のご飯作りが実験君に変身。

調理師や栄養士のみなさんは
「あったりまえでしょ〜」と思われるかも
しれませんが、まだまだ一般人にはあったりまえ
ではありません。

作るのも食べるのも楽しい食を目指してみたら・・
と妄想でニヤニヤしてしまいます。