もう7回目になるのですねー。
またしてもナゾのナビゲーターとして前座(?)を
つとめてまいりました。
今回のワインの科学シリーズは「ワインの抗菌力」
不思議なパワーを持つワインですが季節柄、その
抗菌力に注目してみました。
気温25度をこえると細菌がパワーアップ、
30〜40度で繁殖の活性がmaxとなります。
年間の食中毒件数の70%がこの時期に集中しています。
19世紀末、パリでコレラが流行ったとき、一部の
人たちだけが感染しないことにある医師が注目。
調べたらその人たちはワイン愛好家だったらしいのです。
コレラどころか、チフス、大腸菌までワインパワー
の前には死滅するらしい(死滅するまでの時間には差があります)
その後、多くの研究者が調べたところによると
・ワインを同じ量の水で割っても殺菌力は健在。
・アルコールを除去しても殺菌力はかわらない。
・ワインポリフェノールにはペニシリン同様の殺菌力。
・かつての消毒薬フェノールの33倍の殺菌力
と、なんとオドロキの事実がつぎつぎわかってきたのです。
水がアブナイところでは同量のワインを混ぜて飲むと
よいという学者もいます。
なるほど!「生ガキに白ワイン」には科学的な根拠があった
訳ですね〜〜。ナットク。
ということでこのシーズン、食中毒防止のために大いに
ワインを楽しみたいものです。
(終点は、そこですか・・・・)

↑一番野お気に入りは4番。
値段が高いのは5番。
オーストラリアワインの繊細さ&
多様性にオドロキました。