2008年10月29日水曜日

医療崩壊

最近、興味があって調べていました。

あるお医者さんの一言がきっかけでした。

「日本で医療崩壊が始まるというのは
間違いです。もう崩壊しているんです。」

このところセミナーの始めや、雑談の折にこの話を
持ち出すと必ず「実は私も」とか「知り合いが」とか
救急車のたらい回しにあったという話がでてきます。

この頻度。確実に身近な所で増えています。
そしてセンセーショナルに報道された亡くなった
妊婦さんの事件。

今週、東洋経済で医療崩壊の特集が出ました。

ドラマTomorrowの様な公立病院の閉鎖が現実に
何カ所も起こっていること。
勤務医の過酷な労働条件。
日本の医者の数はまるでお米の作付け面積の様に
政府がコントロールしていること。
緊急手術時に輸血用の血液があるとはかぎらないこと。

などなど・・・

私たちが関心をあまり向けない所で、実はとんでもない
ことが起こっているのだと愕然とします。

意識していなかったけど、そういわれれば近所の中規模
の病院が跡形もなく消えたりしてたっけ・・・

病気になっても、病院にいってすぐに治してもらえる。
とにかく病院にさえ行ければ大丈夫。

という神話はもうとっくに崩れているということを、私たち
国民はしっかりと自覚しなくてはいけない時代です。

不幸な事態を招かないように、せめて私たちは日常の中で
病気にならない「科学的」努力をしていくしかない。
現状、そこにしか活路は見いだせません。

ひさびさにマジです。

東洋経済の今週号、週末まで売っていますので
ぜひご一読を!
今の医療の現実を知っておいた方がいいのでは
ないでしょうか。















コワイ表紙が目印です。