2011年12月25日日曜日

花のある生活

ヒトの五感は脳で感じているのですが、中でも嗅覚は鼻の中の嗅細胞から
電気信号に変換されて、直接大脳辺縁系に情報が伝わります。

大脳辺縁系は本能、情動の座といわれる場所。

香りは好き嫌いや感情に直結!ということです。

うるさい音はある程度我慢できても
いやな臭いはちょっとでも我慢できないと私たちは日常生活で経験済み。

逆に良い香り、好きな香りは嗅ぐだけで体調に影響を及ぼすと
考えられています。これを応用したのがアロマテラピーと言えます。
(ハーバルセラピストの授業でちょっとだけかじりました)

昨日、水仙を頂きました。箱を開けた途端に素敵な香りがふわっと広がりました。
水仙は冬の季語なんだそうですが、香りは立派に春を感じさせます。

本格的に寒くなって来たな〜底冷えするな〜イヤだな〜と
寒さが不得意な身にはちょっと憂鬱な季節。

そんな寒さの中でも花の香りを嗅ぐと気持ちは明るくなるものですね。
改めて香りのもつパワーに感動しました。

(元・フラワーデザイナーのクセに部屋に花を飾らないワタシ。
大いに反省m(_ _;)m)



2011年12月14日水曜日

適応力

エベレスト級の山への登山経験がある人の血液には登ったことがない人に比べ、
低酸素による体へのダメージを抑える酵素が約6倍も多くなることが順天堂大学
の研究で明らかになりました。

酸素が薄い8千メートル級の山に登ると、老化につながると考えられる活性酸素が発生しやすくなり、体に負担が。しかし、酸素が 薄い状態が続くと「高地馴化(慣れ)」と呼ばれる現象が起きるそうで、70歳を過ぎてエベレストに2回登頂した三浦雄一郎さんも登頂時には高度をゆっくり上げて体を慣らしていくそうです。

登山経験者は、体内にダメージを防ぐ働きのある酵素「HO―1」が約6倍多いことがわかったそうで、未経験者でも、低酸素室で高地トレーニングをすると、この酵素を作るのを促す遺伝子の働きが活発化。経験者は最長で半年、酵素の高い値が続いたそうです。

人間の適応力ってすごいですねー。
元々持っている遺伝子の働きが環境の影響で変わるわけですね。

一時、遺伝子がすべてを決めていると思われていました。今では逆に外部環境(栄養も含め)が遺伝子の働きをコントロールする事実がいろいろ発見されてきています。

それが私たちのカラダの可能性と考えるとワクワクしますね。



2011年12月10日土曜日

オリーブオイル

今日はお友達のオリーブオイルソムリエYokoさんの
セミナーに参加。

ワインにヌーボーがあるように
オリーブオイルにもノベッロ。

わざわざトスカーナの生産者さんから直接持って帰って来て
頂いたオイルを贅沢にもテイスティング。













オイルは27℃に温めると香り立つということで
掌で大切に包んですこしずつ香りを嗅ぐ。

何せ日常がバタバタしているもので、こんなにゆったり
オイルの香りを嗅ぐということが、とても癒されます。

自然の植物がもつ個性というかプロフィールというか。
そのオリーブが生まれ育った遥か(行ったことも無い・・(^_^;)
トスカーナの地に思いを馳せ。

今回は小豆島のオリーブオイルもテイスティングしました。
イタリアと同じ品種であっても育った土壌のすべてを吸い上げることで
瀬戸内の優しい自然を感じさせる柔らかな香りと味。

和食に合いそうな穏やかな風味。

ワインにテロワールを感じた時の様な感動でした。

イタリアではオリーブオイルの等級に厳しい規格があるようですが
日本はその規格に加盟していないとか。

なんというか・・・つまり・・・無法地帯?

オリーブオイルというと「ニオイが苦手」という方も多いですよね。
それはオリーブの香りではなく、きっと抽出用の溶剤ヘキサン(ベンジンの
仲間)の臭い。そのインプレッションでキライになってしまうのは本当に
勿体ないです。

最初に何に出会うか。
すごく重要なのではないでしょうか。















生ハム&ルッコラ、ああ悩む。
どのオイルをかけようか・・・?















香りも味もバランスが良かった「3番」のオイル。
パッケージもステキ!

2011年11月28日月曜日

肉とがん?

国立がん研究センターが28日、発表。

肉を多く食べる日本人は大腸がんになるリスクが高いことが、約8万人を対象にした約10年におよぶ国立がん研究センターの追跡調査で判明。

牛や豚などの赤肉を食べると大腸がんのリスクが上がることは、世界がん研究基金と米がん研究協会が報告していたが、今回の大規模調査で日本についても裏付けられたようです。

岩手や長野、茨城、沖縄など9県在住の45~74歳の男女約8万人を対象に、1995年から2006年まで追跡調査。このうち大腸がんになった 1145人(結腸がん788人、直腸がん357人)について肉類の摂取量との関連を調べたところ、摂取量と結腸がんに関係がみられたとのこと。

男性は、肉類全体の摂取量が最も多いグループ(1日当たり約100グラム以上)のリスクが、最も少ないグループ(同約35グラム未満)の1・44倍だっ た。女性でも、赤肉(牛と豚肉)の摂取量最大のグループ(同約80グラム以上)が、最少グループ(同約25グラム未満)の1・48倍に上るという結果になったようです。

ワタクシ、別に食肉協会の回し者ではありませんが・・・

牛肉や豚肉はアミノ酸スコア100(人間のカラダで利用率が高い)の貴重なタンパク源。

タンパク質は絶えずカラダの中で必要とされている最重要の栄養素で代えがきかない
栄養素です。
このニュースで単に肉断ちをしてますますたんぱく質不足になる女性が増えてしまわないか心配です。

こういう疫学研究の結果というのはそのまま日常生活に直結させてしまうのはアブナイ
という印象を受けます。どうしても報道されたとたんに「肉=発ガン」という極論にすりかわ
ってしまいがちです。

肉の発がん物質を押さえ込む野菜の効果
あるいは
肉に代わるアミノ酸スコア100の食品など

偏らないように摂取の工夫を提案していきたいと思います。

2011年11月25日金曜日

期待値MAX

インドに旅した知り合いの方から
アムラというヘアオイルを頂きました。

どうやらインドのアーユルベーダで使われる
オイルで髪といえばアムラらしいです。
育毛、白髪によいとかで、特にコシをだすのに
優れているそうな・・・
ビタミンCも豊富に含まれていることから抗酸化
物質としても注目をされているようです。

口から摂る食品だとちょっとコワイけど、塗るもの
だったら・・・ということでチャレンジ。

シャンプー前に地肌に塗ってマッサージ。
昔懐かしい「ヘアクリーム」の香りがするのですが
これがなかなか!

髪にコシが出た気がするのはプラセボ効果?

パッケージの写真みたいな黒髪になりますようにと
願いをこめつつ。


2011年11月22日火曜日

That's 中年太り

そこにはかつて見たこともない数字が・・・

なにっ?この体重!?

近頃、やたらに

服が縮んでるなー・・・
やっぱり安物はダメなのかー・・・

と思っていたら。

服が縮んだのではなく
私が大きくなっていたとは!

25年間、体重も服のサイズも不変だったのに。

「ふふふ。由美かおるに(古い?)負けてないね」
と思っていたのに。

あれほど
「細胞のミトコンドリアは母譲りなんですよー」
「お母さんの体型みてくださいねー」
とセミナーで言っていたのに。

見事に中年太り

年齢とともに体重1キロ当たり消費できるカロリーは少なく
なります。ちょうど私の年齢になると若かりしころよりも
体重1キロ当たり1kcalほど少なくなるんです。

1kcal×体重(kg) 余計に食べた計算になるということですね。

一日のカロリーとしては「なんだそんなもんか」と
思うのですがこれが365日続くとそれだけで年間3キロほど
脂肪が増えてしまうという計算になります。

節制できているならその程度の体重増加ですが
そんな聖人君子みたいな人はいないので
つい運動不足やら過食やら間食やらでエクストラカロリーを
確実に積み立ててしまうのです。
(教訓:貯金と脂肪は反比例)

ということで一昨日からセミナーの内容通りのダイエットに
突入しました。

I will show you!

※お願い
私にエサを与えないでください・・・


2011年11月17日木曜日

体内時計リセット!

少々、自宅を離れておりました。

通信環境があまり良くなくて更新がままなりませんでした。

インターネットがあるのが当たり前な日常になってしまうと
通信ができないだけでいきなり非力になってしまい
困ってしまいました・・・

さて、日常を離れるとやたらに健康的な生活となるもので
朝早起きし、しっかり朝食をたべ、一日10kmちかく歩く。
と非常に望ましいライフスタイルを送っておりました。

人間の体内には生体リズムを刻む時計が2種類あり
メインは脳の視交又上核というところ。
これは光の刺激で動いています。

もう一方は末梢の細胞にある時計。これは食事の影響を
受けると言われています。

光と食事。
これで体内時計を調整していく訳ですね。

このまま、うまく健康的にリズムが刻めればラッキー♪

どこかで夜更かししちゃうと終わってしまいそうで怖い・・・
まさに薄氷の上。

体内時計、実践するのはなかなか難しいです(^^;















時計リセットの理想的メニューは
タンパク質と糖質の組み合わせだ
そうです。

2011年11月5日土曜日

丸じゃなくてヒモ?

郷に行っては郷に従うのか・・・?

先日、国立感染症研究所 協力研究員 中山幹男先生の
「紅茶とインフルエンザ」の講演を聞きました。

何が驚いたって。

「インフルエンザウイルスは丸い。」













と思い込んでいませんか?

実は!

卵で培養したインフルエンザウイルスは丸くなるが

「通常のインフルエンザウイルスはヒモ状

ええーっ。
本当ですかっ!Σ(゚д゚;)

丸いところで培養すると丸くなるの!?
(↑きわめて非科学的発想?)

しっかり電子顕微鏡の写真を見せて頂きました。
本当にもずくみたいな形状でした。

ヒモ状なのでマスクの繊維の隙間を通れず引っかかると
中山先生はおっしゃっていました。

エピガロカテキンガレートというカテキンがいくつも
合体した成分がウイルスのイガイガにキャップをして
体内に侵入しにくくなるとのこと。

これから本格的なインフル・シーズン。

緑茶や紅茶を一時間に一度飲むだけでもノドの粘膜の表面に
ひっついたウイルスからからだを守れるようです。

うがいでなくてもOK。ただ飲むだけで効果があるようです。

つまり吐き出す必要がないので、お茶を持っていればいつでも
どこでもインフル対策ができるのがめちゃくちゃ便利!

マスク&お茶。冬の必須アイテムですね!

2011年10月29日土曜日

臨床栄養協会総会

年に一度の総会が終わりましたー。















一昨年は神戸、去年は名古屋と二回連続で出張を楽しみましたが
今年は東京・・・なんだか気分が盛り上がりません。














さて今回もいろいろなプログラムに参加してきました。

1日目
・アンチエイジングの展開と栄養学
・基礎栄養研究
・エピジェネティックと栄養
・食品が脳機能に与える効果の精神整理学的評価
・寿命と摂食
・コレステロールをどう考えるか

2日目
・代謝疾患に対する栄養戦略
・時間遺伝子と食事のリズム
・メタボ対策における大豆蛋白関連食品の有用性と意義
・鉄の機能
・亜鉛の基礎と臨床
・日本人の食事摂取基準と微量ミネラル

連続でいろいろ聞きすぎて、頭がゴチャゴチャになってしまいました。

また折を見てUPしますねー。
とりあえず、「体内時計」を狂わせないためにも今日は寝ることにします。
(↑にわか仕込み・・・)


2011年10月28日金曜日

飲んでもいいかな?

先日、夜、電車に乗ったら混んでいるいる中、やけに空いているゾーンが。

そこには真っ赤な顔の酔っぱらい中年男性が膝を中心とした回転運動中。
(まだマーライオンはスタートしていなかった・・・ほっ)

顔の真っ赤度合い、ハンパなかったです。
もうああなると気持ちがいいのか悪いのか・・・

さて先週のNR研修で面白かったのはアルコール代謝の講義。

なんとなくは知っているものの、あらためて生化学的に検証
していたのがとっても興味深かったのです。

じつはアルコール(エタノール)、その代謝物であるアセトアルデヒド。
いずれもWHOの発ガン物質リストの「発がん性は確実」グループに分類
されています。つまりレッキとした発がん性物質なのです。

どの位のリスクなのかというとそれは分解酵素を遺伝的にどの位持って
いるかということに大きく関わっています。

その指標となるのが「赤くなるか」

赤くなるということは肝臓で分解しきれないアセトアルデヒドが血中に移行
しているということ。アセトアルデヒドに発がん性がありますので、この
血中にあるということが既にアブナイ。

日本人の約50%がこの遺伝型に該当。

赤くならない人に比べて食道がん、咽頭・喉頭がんになりやすい。
リスクは飲酒量にもよりますが数倍から100倍だそうです。

(赤くならない人も飲めばリスクが上がります)

発ガンが怖ければ避けるのが賢明なアルコール。
でも、生活の楽しみでもあるのでうまくつきあいたい。

国立療養所久里浜病院の樋口先生が考案された簡易パッチテスト
がサントリーのHPでみられます。

http://www.suntory.co.jp/arp/check/patchtest/index.html

自分は飲んでもOKなタイプか知っておくのも必要ですね。

(ちなみに私は赤くなるタイプです (T▽T;))

2011年10月24日月曜日

本題より隣のウワサ話

今日は健康食品フォーラム。

アドバイザー仲間のKさんとも会場で遭遇。

フォーラムの内容は「健康食品の評価とその手法」
(申し込む前にタイトルでわかるだろー)

突如

ワタシニホンゴワカラナイヨー ┐('д')┌

の世界に突入。

Jones改変アルゴリズムが・・・
多評価者間κ係数が・・・
95%信頼区間は・・・

あぁ、妖精が飛んで来た・・・zzz

マブタ100kgに耐えかねたそんなとき。

近所にすわっていたオジサマが隣の人に

「T製薬が栄養ドリンクのCMを減らしたらいきなり売り上げ
が2/3に落っこっちゃったらしいですよー。CM減ると消費者は
あー、あれはもう終わっちゃったんだーって思うらしいんですよー」

って、そっちの話のほうが私にはずっと面白いぞ。

スミマセン。レベル低くてm(__)m















いつもキチンとした資料と
エヴィアンをご用意頂き感謝デス。














 
満席。圧迫感!

2011年10月23日日曜日

こころもとない

NRの研修でした。3部構成の長丁場

アメリカは国家予算から巨費を投じ、NCCAMという政府機関を
設置して本腰でサプリメントを含む補完代替医療を研究している
のに対し、かたや日本は?

平成14年から一応研究費がでて多少の研究はされているものの
それがいつまで続くのかもわからないらしい・・・

アメリカに比較するとどうにもこころもとない。

医薬品と違って確固たる基準やエビデンスが要求されず売ったもん
勝ちだったら、普通のメーカーはわざわざお金をかけてデータなん
てとりませんよね。

「皆さんが知っているような有名メーカーでも表示している成分が入って
いないなんてことはよく知られていますよね」

って先生はサラっとおっしゃいましたが・・・。

超高齢社会は不可避。

医療費削減のためにセルフメディケーションの一環としてサプリメントを
利用するのか。

健康食品やサプリメントの需要がおそらく増加するなかであくまで
健康被害防止のスタンスのみを貫くのか。

いずれにしても国の姿勢をそろそろ決めないと。


あーそれにしても5時間座りっぱなし。
お尻が痛かった・・・(^^;)














会場は日比谷公会堂。裏側が市政会館だって
昨日始めて知りました。東京では珍しくなって
しまった戦前の建物。結構好き。















長時間の研修後、気をとりなおして
痛いオシリのまま自由が丘でタイ料理。
からーい!おいしいー!と食べ過ぎで
違う意味でオシリが痛い・・・

2011年10月16日日曜日

ビタミンもまだまだ

「ビタミンの基礎から臨床応用まで」シンポジウムに話を
戻しましょう。

最近は「健康に良い成分」というとファイトケミカルに
お株を奪われた感のあるビタミン。
(本来はそーゆー問題ではないのですが、・・・)

でもビタミンなんて知っている!と侮るなかれ。

例えばビタミンD。
ビタミンBだCだEだと華やかで知名度が高いビタミン
に比べるといささか地味な印象は拭えない。

働きとしてもカルシウムの吸収を高めるとか
骨粗鬆症を予防するくらいしか思い浮かびません。

ところが地味な存在だったビタミンDに最近では様々な
機能が発見され、論文もうなぎ上りに増えているとか。
ここへ来て免疫やがん、高血圧などとの関連も浮かび
上がって来たようです。

今回もいろいろ新しい情報があり、発見の連続です。

ところで私たちが血液検査で一喜一憂する「基準値」
(自分の数値の右側に印刷されている数値)

あれってどう決めているんだと思いますか?

実は検査会社(SRLとかBMLとかMCMとか)の社員の
検査数値がベースになっています。
基準値とはその95%が入っている範囲だそうなんです。

したがって検査会社によってビミョーに違う。

思わず椅子から落ちそうになりました。

基準値がユルい会社はそれだけ社員の健康度が
低いんだろうか・・・

ある検査会社では対象を「ちゃんと食事をとっている
社員」にしたら基準値が変わったとか。

あ、前回に引き続きまた話がそれました。

その他、
・お母さんの栄養知識不足によるお子さんのビタミン欠乏症
(日に日に赤ちゃんが弱っていく・・・)
とか
・働き盛りの非アルコール性肝炎
(実際はアルコール飲まない人の方が多飲者よりも脂肪肝が多いらしい)
とか

いろいろ勉強させていただきました。















会場は東京工業大学キャンパスイノベーションセンター。
建物のど真ん中にムキダシのエレベーター。
しばらく口がポカン状態の斬新なデザイン。















会場は満席。お茶やお菓子も用意され
待遇はなかなかのものでした。
(それが尺度なのかっ?)