2009年7月14日火曜日

そういうことなのか。

野菜ソムリエの方からこんな話を聞きました。

世界には1万種類くらいのトマトの品種が
あるそうです。

日本で少し前まで主流だったのが
「ファースト」というおしりがちょっと
とんがった形のトマトでした。
(個人的にはカワイくて好きだった・・)

そういわれれば最近見ないなーと思っていたら
今の主流は「桃太郎」という丸っこい品種
何だそうです。

なぜ主流が入れ替わったのか?

スーパーでのラップパックがとがったおしりで
やぶけてしまうから。

それだけ。

「流通的な問題」だったということです。

まあ、ファーストが栄養価的に桃太郎よりも格段に
優れていたとも考えられないので、これは笑い話
になるでしょうが。

私たちの口に入る物が、現実問題としてそういう
理由で決められているという事実にちょっと
ぞっとしました。

流通業にとっては食品のロスを最小限に抑えたい。
そんな事情が数々の賞味期限の偽装を生んできました。

野菜や果物も「よりロスが少ない」ことを目的に
品種が改良されていく可能性大。
栄養価は?化学肥料は?おいてきぼりにされない
だろうか?

土ー植物/動物ー人間という食物連鎖の関係の間に
経済がはさまりなにやら複雑化の様相。

トマトのおしり・・・深い・・・

(考え過ぎ?)