野菜ソムリエの方からこんな話を聞きました。
世界には1万種類くらいのトマトの品種が
あるそうです。
日本で少し前まで主流だったのが
「ファースト」というおしりがちょっと
とんがった形のトマトでした。
(個人的にはカワイくて好きだった・・)
そういわれれば最近見ないなーと思っていたら
今の主流は「桃太郎」という丸っこい品種
何だそうです。
なぜ主流が入れ替わったのか?
スーパーでのラップパックがとがったおしりで
やぶけてしまうから。
それだけ。
「流通的な問題」だったということです。
まあ、ファーストが栄養価的に桃太郎よりも格段に
優れていたとも考えられないので、これは笑い話
になるでしょうが。
私たちの口に入る物が、現実問題としてそういう
理由で決められているという事実にちょっと
ぞっとしました。
流通業にとっては食品のロスを最小限に抑えたい。
そんな事情が数々の賞味期限の偽装を生んできました。
野菜や果物も「よりロスが少ない」ことを目的に
品種が改良されていく可能性大。
栄養価は?化学肥料は?おいてきぼりにされない
だろうか?
土ー植物/動物ー人間という食物連鎖の関係の間に
経済がはさまりなにやら複雑化の様相。
トマトのおしり・・・深い・・・
(考え過ぎ?)