2009年10月22日木曜日

予防医学のお話

昨日は脳外科の先生のセミナーに主催の方から
お招き頂いて参加してきました。

医療問題、本や新聞などでは読んでいましたが
実際の数字を示して頂いて、危機感を覚えました。

・CTやMRIなど高度な検査機器の所有は世界トップ
(ヨーロッパ諸国の合計より台数が多い!)

・平均寿命は新生児の死亡率で決まる。
 その年まで健康にいきられる保証ではない。

・日本に100歳以上は4万人いるが
 その多くは寝たきり。

・昭和62年〜平成19年 脳卒中の患者は23万人も
 増えているが、死亡率は下がっている。
 (倒れて寝たきりの人が増加している)

・他の先進国は90年代からがんの死亡率が減って
 いるのに、日本は増えている

・タミフルの全世界流通量の80%は日本で使われる。
 高脂血症の薬(スタチン)の25%は日本で使われる。
 (ちなみに日本の人口は世界の2%)


医療費はあくまで事後処理(病気になった後始末)
に使われていて、予防にはほとんど使われていない
という現状。

製薬会社と病院の良いお得意さん・・・
ってことでいいの?

つくづく予防の大切さを考えさせられました。