2009年1月21日水曜日

工場?農場?

経済産業省が発光ダイオード(LED)などを利用して農作物を
計画的に生産する「植物工場」のモデル施設を同省の別館
ロビーに設置したそうです。

「植物工場」は温度、湿度を制御しながらLEDなどの光源で
人工的に農作物を栽培する施設。
安全な農作物を安定して生産できる。

というニュースを読みました。

なんとも言えない「違和感」を感じたのは私だけでしょうか。

農作物の安全に関しては、単に私たち人間の口に入る
ものだけが安全だったらそれでいいのかという問題があります。

農家の方の健康問題、地球に及ぼす影響など、もっと
大きく考えて安全を確保していかなければならないと
思うのです。

虫のいない
風もふかない
ほの青い明かりがついた工場で
静かに育つ農作物・・・

SF映画のひとこまの様です。

人と植物と地球のつながりが断ち切られた
時に「食」の持つ意味はどうなるんでしょうか。

何か時代に逆行した新手の「公共工事」が
始まろうとしている予感・・・

土から離れてこれからどうなるの?日本の農業