2008年9月7日日曜日

ニュートリゲノミクス

昨日は慶応大学薬学部の公開講座に出席。

「機能性食品とニュートリゲノミクス」

いくら公開されても、この仕事をやっていなかったら
まず出席しようとは思えないテーマでした(汗)

私たちが日常口にいれている食品。
その食品成分が人のからだのメカニズムに
どう影響を与えているのかを遺伝子レベル
で測ろうというのがニュートリゲノミクス。

(3時間アタマを使って理解したイメージが
こんなかんじ・・・ちがったらスミマセン)

たとえば

マグネシウムというミネラルがあります。

「欠乏すると心筋梗塞のリスクがあがる」
といわれています。

が実際に欠乏しても、どこが痛い訳でも
熱がでるわけでも発疹が出る訳でもない。
血液検査をしてアルブミンというタンパク質が
少ないかな?という程度。

つまり。外見「健康そのもの」なのです。

ところが遺伝子レベルでみると。

体の中では気の遠くなるような化学反応が
おこっています。

からだはベルトコンベア(化学反応)でつながっている
くみたて工場のようなのです。
そこでマグネシウムのラインが止まってしまうと
工場(からだ)は大パニック。

そうはいっても作業(生命活動)を停止するわけには
いきません。

ラインの速度を調整するとか
作業員(遺伝子)の作業内容を変えるとか

とにかくなにか対策を考えなくてはいけません。

マグネシウムが欠乏するとたとえば脂質ラインでは
コレステロールを増産してしまったりします。

足りない限りは増産はずっと続きます。

それが心筋梗塞の引き金になってしまったり
する訳です。

痛くも痒くもない体調の陰で、
カラダの中の見えない所で、
確実に起こっている事実。

コワすぎる・・・・

目に見えない事を想像するのは確かにすごく難しいですよね。
でも
やわらかいアタマと情報を心がけてなんとか頑張ってみよう!
と思った次第でした。

他にもいろいろ聞いたんだけどなぁ??
あれ?記憶のベルトコンベアが動いてない?

思い出したらまたUPしますね。













最近の大学は設備がいいなぁ。
私が学生のときはエアコンは
図書館にしかなかった・・。