2008年9月15日月曜日

薪能

昨夜は友人からお誘いをうけ、薪能を見に行ってきました。

能は30年ぶり。

始まる前の能楽師の方の解説が予想外に面白かったです。
バリバリ関西弁だったので上方落語かと思うほどウケました。

能はいわば日本古来のミュージカル。
せりふと歌と踊りで構成されています。

お芝居や映画といったエンターテインメントを
見るときに、私はついストーリーを追ってしまいます。

映像の美しさや演出の面白さももちろんですが
やはりメインはストーリー展開ではないでしょうか。

昨日観た能は「野守」

さてストーリーは?

解説の方によると、ストーリーはひとこと。

「鏡を持って鬼があばれる」

なんの為に?それからどうなるの?

実際に観てみたら、鏡を持って鬼があばれる。
・・・で、すり足で全員撤収。

本当にそれだけっ??

この「野守」はストーリーではなく
鬼のあばれる動作を楽しむという能なのだそうです。

そういう楽しみ方って、現代では少なくなって
いるかもしれないですね。

何か物足りない・・・

ついついストーリーの「落ち」を期待してしまうのでしょうか。

自国の文化でありながら、ある意味カルチャーショ
ックでした。
















薪の明かりが幻想的でした。
が都心ではちょっと周りが
明る過ぎ・・・かな?