対象を食事摂取頻度調査において揚げ物の摂取頻度の多さにより4つのグループにわけ、死亡率や心疾患との相関を調査したようです。
揚げ物の摂取頻度が最も低かったグループの心疾患発症率を1とした場合、2番目に低かった群は1.15倍、3番目は1.07倍、最もよく食べるグループでも1.08倍程度。摂取頻度と心疾患との関係は特にみられなかったとのこと。
また同様に、揚げ物摂取頻度と全原因死亡率との関係もみられなかったのです。
つまり
・揚げ物の多さと心疾患は関係しない
・揚げ物の多さと死亡率は関係しない
ということです。
揚げ物ファンが喜びそうなこの研究結果!!
ところがこの結果には一つ大きな落とし穴があります。
この研究がオリーブ油やひまわり油を主に使う民族スペイン人を対象としており、彼らは
油の再使用、固形油(バター、ラードなど)を使うことのない文化圏
であるということです。
揚げ物かどうかというより「どんな油で揚げるのか」が重要と言うことが読み取れますね!