いくつかのビタミンとオメガ-3系脂肪酸の豊富な食事を摂る高齢者は、認知能力に優れアルツハイマー病で典型的に見られる脳の収縮が少ないようです。
逆にジャンクフードばかり食べるのは頭にも良くないようだという結果も。
104名の平均年齢87歳の高齢者を対象に、30種類の血中指標を測定、また42名についてはMRIを用いて脳容積を測定。
この研究の興味深いところは血中濃度を測定したことにあります。通常この類いの研究は「思い出し法」とよばれる「何食べましたか?」という方法が採用されますが、今回は実際に血中にある栄養で計測している点です。
高齢ということもあり思い出し法だと誤差が大きいこと、また栄養素は摂ったつもりでも吸収率にかなりの個人差がある(特に高齢者)ことから「結果としての血液」で見ている点がより正確な結果が出るとも言えるのではないでしょうか。
その結果、オメガ-3系脂肪酸とビタミンB、C、D、Eの血中濃度と認知能力、脳容積に相関が認められたとようです。また揚げ物、マーガリン、ファーストフードに由来する人工的なタイプのトランス脂肪酸と認知能力の低下に相関がみられたとも。つまり望ましいのは
総合的にビタミンが多い状態
オメガ3が多い状態
アブナい油は極力避ける
認知能力が落ちてから何かをするのではなく、日々の生活でどんな栄養をとっていくのかという重要性がまたまたクローズアップされました。
今年もまだまだ残り362日(笑)日々の健康貯金頑張りましょう。
元旦に頂いたお正月のお花。
震度4の地震にも倒れず堪えました(^_^)/