2012年9月28日金曜日

本物の価値

先日は季節の食材のミニセミナー。

9月のカラダは季節の変わり目でとっても複雑。

・排泄の季節である夏にエアコンで充分汗をかけない

・大切な排泄器官である腸を冷たいもので傷めてしまう

「貯め込む」季節の秋〜冬を前にここはひとつ
食物繊維や食べ物の機能性成分「ファイトケミカル」で
余分な物をだして、胃腸の調子を整えておきたいところ。

という話でした。

そこで注目したのがキノコ&根菜&味噌。
味噌は日本の誇るべき発酵文化!
味噌はタンパク質ビタミン・ミネラルを含んだ優秀な食品です。
ただ近年食の変化で消費量が特に若い世代で激減しています。

なんともったいない!

味噌はタンパク質ビタミン・ミネラル以外にも多様な成分を
含んでいで、肝臓の解毒機能を高めるともいわれているのです。
二日酔いにはシジミの味噌汁なんて話も聞きますね。

その様々な成分は材料+発酵+熟成によって生まれるもの。
本物は代々1000年以上に渡って使ってきた杉樽に住み着く独自
の菌などもありまさに発酵のめぐみ。

ところが発酵調味料にはじっくり発酵熟成させる本物と化学的に
短期間で作るものがあるそうです。

発酵の力で雑菌は寄せつけないものですが、なぜか保存料が
添加されているものも・・・・

スピードアップ+コストダウンで、本来の力を持たない味噌も世の中には
沢山流通していそうです。

伝統的な食文化の恵を得るには「本物」の食材が必要だと思います。
毎日摂る伝統調味料こそ本物を取り入れて行きたいものですね。