2010年2月14日日曜日

脂肪。かくも油断ならぬヤツ。

今日はNRの研修。
おなじみ栄研の会議室。

奥羽大学の上野先生。

「中性脂肪の蓄積に対するルテオリンの影響」

脂肪細胞。
からだの中で一番出来やすい細胞らしいんです。
ちょっと隙を見せるとすぐできる。

え〜っ!やだ〜っ!

それだけ生命維持に大切なんでしょうが。

不勉強で反省だったのですが
骨(骨芽細胞)と脂肪細胞って分化の途中まで
いっしょなんですねー。いわば親族ですねー。

なのに、体の中では骨と脂肪は陣地の取り合い。

骨髄の中で造血領域が小さくなり
そこに脂肪がたまってしまうという
脂肪髄(黄色髄)なるオソロシイ事態
もあり、これが高齢者の貧血を引き起こすらしい。

骨と脂肪ですから
「骨肉」の争いならぬ、「骨脂」の争いですか。

脂肪細胞は小さかったら問題ないのですが
大型になると変な(炎症性)サイトカインを
出す為に生活習慣病の原因となります。

その大型化を抑制するために

シソのルテオリン
イチョウ葉のケンフェロール
赤ワインのレスベラトロール

などのファイトケミカル(植物有用成分)
が研究されているようです。



















栄研はあまりあたらしくない建物ですが、
いつもホコリ一つなく整然としています。
なんか昭和っぽくて好きです。