今日はNRの研修。
おなじみ栄研の会議室。
奥羽大学の上野先生。
「中性脂肪の蓄積に対するルテオリンの影響」
脂肪細胞。
からだの中で一番出来やすい細胞らしいんです。
ちょっと隙を見せるとすぐできる。
え〜っ!やだ〜っ!
それだけ生命維持に大切なんでしょうが。
不勉強で反省だったのですが
骨(骨芽細胞)と脂肪細胞って分化の途中まで
いっしょなんですねー。いわば親族ですねー。
なのに、体の中では骨と脂肪は陣地の取り合い。
骨髄の中で造血領域が小さくなり
そこに脂肪がたまってしまうという
脂肪髄(黄色髄)なるオソロシイ事態
もあり、これが高齢者の貧血を引き起こすらしい。
骨と脂肪ですから
「骨肉」の争いならぬ、「骨脂」の争いですか。
脂肪細胞は小さかったら問題ないのですが
大型になると変な(炎症性)サイトカインを
出す為に生活習慣病の原因となります。
その大型化を抑制するために
シソのルテオリン
イチョウ葉のケンフェロール
赤ワインのレスベラトロール
などのファイトケミカル(植物有用成分)
が研究されているようです。
栄研はあまりあたらしくない建物ですが、
いつもホコリ一つなく整然としています。
なんか昭和っぽくて好きです。