2010年2月20日土曜日

whole?

木曜はメディカルハーブの勉強。
金曜は学術集会。

おかげさまでこんな年齢になっても
学ぶ環境を確保させて頂いています。

人間(動物)は地球上でエラそうに生きていますが

「従属栄養生物」

自分でエネルギーを作って生きていけない
生物なのです。

対する植物は

「独立栄養生物」

水と二酸化炭素があれば光合成で生きるエネルギー
を自給自足できるのです。

植物が自分のために作る二次代謝産物のファイトケミカルを
なんとかヒトが利用できないものか

その機能は抗酸化、抗菌、鎮静、鎮痙、利尿などなど
多岐に及ぶ訳です。

一旦はその成分から特定の有効成分を単離(それだけ
を取り出す)ことに注目し、数々の薬を作り出してきた
歴史があります。薬と植物は全く正反対のイメージですが
実は植物は薬のご先祖でもある訳です。

サプリメントでも有効成分を抽出してがっつり高濃度!
路線で今まできたものの、ある体にいい成分が単独では
かえって発ガンのリスクが高まるなど混沌とした状況に
なってきました。

いろいろな成分が相互に作用しあって体に良い働きをするのでは?

やっぱり植物が持つ自然のバランスは必然ではないのか?

であればそのままのバランスで濃縮した方がいいのでは?

などと思うにいたる訳です。

とはいっても学術集会では
「大豆のどの成分が各種の生活習慣病を防げるのか」
「宿主である人間のどの腸内細菌が有効に働くのか」
というピンポイントな研究が進んでいる様子。

「ホール whole」なのか「ピンポイント」なのか。

いろいろな情報に接するほどわからなくなって
しまいます。

家にいる時間がなかったおかげで
うちは「ホール whole」で散らかっております

現在、クリスタル・ジャパンを見ながら

清掃中・・・・(T_T)