2011年1月6日木曜日

お金がないと太る?

南米エクアドルで行われた疫学研究で

低所得層において、メタボリックシンドロームの住民が増加、
その原因として微量栄養素の少ない貧しい食事が関連している
ようだという結果が、英国のPublic Health Nutritionに発表
されました。

低所得者層における食事パターンは高炭水化物、高塩分食で
ヘルシーな油や質の良いたんぱく質源を欠いているものだった
ようです。

つまり、食事のほとんどが白米・じゃがいも・砂糖・
精製されたパンであり、鶏肉や豆、新鮮な果物、野菜が
取れていない食生活。

多くの人の血液中のビタミンミネラルは基準以下。

特にビタミンC不足、ビタミンE不足が
メタボリックシンドロームと大きく関係していたようです。

(※メタボリックシンドロームは単に太っているという
だけではなく、生命をも脅かす生活習慣病の大きなリスクです)


場所が地球の反対側、南米エクアドルということで他人事と
聞き流してしまいそうなニュースですが、不景気で食事予算を
削る人が急増している昨今の日本。

対岸の火事では済ませられないのではないでしょうか。