2008年3月8日土曜日

こどものメタボ

愛知県でこどものメタボ健康診断がはじまるらしいです。

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県が新年度に全国で初めて試験的に始める小学生を対象にした
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断について、
県は碧南市の小学4年生を対象に実施することを明らかにした。

県によると、碧南市は以前から小学生の血液検査を独自に実施。
地元の医師会と共同で生活習慣病の若年化対策にも取り組んで
おり、事業の実施規模なども考慮して選んだ。

対象は同市の全小学校7校の4年生約700人のうち、保護者の
同意を得た児童。腹囲(おなかの周りの長さ)や身長、体重など
のほか、血液検査では中性脂肪やHDLコレステロール、血糖値、
血圧などを測る。

県は厚生労働省の研究班が示した子どものメタボ診断基準を参考に、
3月末までに独自の診断基準を策定。1つでも基準を上回った場合
は、専門家のチームが食生活や運動などを個別に指導する。

(3月7日 中日新聞)

講座でメタボのお話をしていますが、若い方やスリムな方はわりと
関心が薄い様子です。どうも「メタボ=40代ちょいデブおやじ」の
イメージが強い・・・・。

食生活の変化や、加工食、お菓子、ファストフードなどが原因で
実は多くの小学生が初期の動脈硬化状態という調査もあります。

本当は全年齢にすべき検査なのだと思いますが、何せ医療予算と
言うものがあります。比較的リスクが高い年齢層から優先的に
すると言うことで40代からなんでしょうね。
他の年代が「安全」という保証ではありません。

動脈硬化は75%が閉塞するまで自覚症状がない。
いたくもかゆくもないのが発見を遅らせる原因といわれます。

メタボあなどるなかれ。

目に見えないものほどコワイのです。
最大の予防は知識と行動。