骨粗鬆症の薬を長期にわたって服用している人は
そうでない人より骨折のリスクが2.7倍多い。
というまことにキミョーな研究結果がアメリカで
発表されました。
ビスフォスフォネートという骨量低下を予防する
薬が、骨のリモデリング(再構築)を抑えてしまう
結果、骨の強度が落ちるらしいのです。
骨粗鬆症の典型的な骨折(手首、太ももの付け根、腰椎)
などの骨折は確かに減る
ようですが、
他の部分、例えば足の骨(骨幹部)や股関節の下の骨などが
折れやすくなる ∑( ̄[] ̄;)!
どこに着地点を置くかによって見方は変わるのですが
患者サイドからみると「この薬、効いてるの?」と
ギモンです。
実はこの現象への懸念は昨年の臨床栄養学会の中で
ある先生がお話されていたことでした。
やはり、
「病気になったら薬で治す(修理する?)」
のではなく
「かからない様に予防する」
という発想が必要。
その為にはメンドーくさいと避けがちな
インテリジェンスは不可欠です。