2008年4月30日水曜日

ビミョーな選択

昨日、ちょっと面白いニュースを見つけてしまいました。

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英国のイースト・アングリア大の研究チームが28日、1年間に
わたって毎日1枚の板チョコレートを食べてくれるボランティア
を募集すると発表した。

実験では、チョコレートなどに含まれるフラボノイドと呼ばれる成分が、
2型糖尿病を患う更年期の女性の心臓疾患リスク低下に効果があるか
どうかを調べるという。

実験はことし6月から実施される予定。(YAHOOニュースより)

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たとえば医薬品の場合

ベネフィット(おトクな部分)

  と

リスク(キケンな部分)

を天秤にかけて、ベネフィットが大きければ
その有用性がある(役に立つ)と判断される訳です。

ベネフィット:微量のフラボノイド(ファイトケミカル)

を得る為に

リスク:代償としてのカロリー、脂肪

はどんだけ〜?なのでありましょうか。

この手の実験は往々にしてチョコレートメーカーが
スポンサーについていたりして・・・
チョコレートに有利な結果がでると、新聞に

「チョコレートが心臓疾患のリスクを下げる」

とか大々的に発表されたりするのが常ですが・・・。
こういう実験の結果はよくよく読み解く必要があります。

チョコレートに含まれる「フラボノイドが有効」であって

「チョコレートを食べ続ける事が健康になる」ってことではない。

実験テーマの物質以外はマル無視となっていたりしますので注意です。

というか、糖尿病の心臓疾患リスク低下の実験で
被験者が糖尿病になりそうです。

いたのかな〜このボランティア

( ̄д ̄*)))(((* ̄д ̄)