2013年9月22日日曜日

食べる?食べない?

秋ですねー。
スーパーの青果コーナーにいくとぶどうや柿やリンゴなど季節の果物が「食べて食べて!」とばかりに彩り鮮やかにアピールしてきます。そう。未熟な実は食べられないように防御することが仕事(?)ですが、熟した実は動物に食べてもらうのが仕事。

その皮を食べるか食べないか。というのは実に悩ましいテーマです。

オレゴン州立大学のライナス・ポーリング研究所の研究チームが、ヒトの自然免疫系を強化する能力がある化合物を探すため446種類の化合物を分析したところ、赤ブドウのレスベラトロールとブルーベリーのプテロスチルベンと呼ばれる物質の働きが群を抜いていたそうです。この2つはビタミンDと相乗的に働き、ヒトの免疫機能向上に大きな影響を持つことがわかったそうです。果物さん、良い仕事してます。

レスベラトロールは長寿遺伝子のスイッチをonにするということで有名になりましたが、おもに黒ブドウの皮に含まれる為、皮ごと食べることが望ましい訳です。皮を向いて食べると32%の有用成分を捨てることになります。

そうか。皮ごとたべればいいのね。

一方、こんなニュースも。

ウーロン茶とぶどうジュースと梨を摂取したという22歳の女性。呼吸困難と全身の筋肉の引きつりを起こし、歩行不能で病院へ。女性の尿からはネオニコチノイド系(以下、ネオニコ系)農薬の代謝産物が検出されるも、茶と果物の摂取を禁止したところ数日で改善。

平久美子先生(東京女子医科大学東医療センター麻酔科)によると現在、農薬のなかで主流になりつつあるのがネオニコ系。果物から野菜まであらゆる農産物に使われますが、人間の神経細胞を攻撃して、主に脳と自律神経を狂わす大変な毒物といわれ、中毒を起こす患者も出ている模様。特にジュースなど果実を食べるよりも多くの量がとれてしまう物には特に注意が必要だそうです。

そう考えるとサプリメントも要注意ですね。水分がない分、ジュース以上に濃縮されていますから・・・

原材料が無農薬と謳われていないものは一体どうなんだろうか?


あなたは皮食べる派ですか?
それとも食べない派ですか?