昨日は朝早くから、夕方まで
びっちり(@_@;)
栄養情報の講習会でした。講師は大学の薬学部の
教授です。
ほんとにビッチリで90分授業が午前2コマ&
午後3コマのカンヅメ。
栄養関係の情報を科学的に読みこなすのは
大変だな〜と思いました。面倒(?)になっちゃって
マスコミとかが話を勝手にまとめちゃったり
サプリメントを売っている人たちが適当に話
作っちゃったりする気持ち・・・ちょっとわかる。
何せ、しょっちゅう、言っていることがかわるし、
年がら年中、学説がひっくり返されるし。
ホント世の中99.9%は仮説なんだと思い知らされます。
例えば。
「貧血の鉄剤はお茶で飲んではいかん」
↑そんなことはない、ということが証明されたそうです。
また
「フランス人はあんなコッテリソースの料理を食べているのに
心臓疾患が少ないのは赤ワインのポリフェノールのおかげ」
(=フレンチパラドックスと呼ばれる現象)
↑これも、ガセネタ。というか偏った条件での疫学調査である
ことがわかって信憑性がなくなったそうです。
もう大変な情報錯綜状態。厚生労働省と都庁のHPで発表されて
いる図や数字がくい違っているとか、お役所もワケわからないことに
なっています。
栄養情報はそんなこんなで何か研究の結果が
出るたびにしょっちゅう動く、「地震予知」のような様相を
呈しているのでサプリメントアドバイザーも、うかうかして
いられません。
丸一日受講してあらためて
「○○でガンが治る」なんて言い切ってしまうこと自体、
その情報なり商品なりがほとんどニセモノと思っていい
ということがわかった次第です。
ただ、プラセボ効果といって、治ると思うと治る
というケースも100%完全否定はできないので
最終的には使う人の判断ということになるのですが。
難しいなぁ・・・。